2014/01/22

渡辺淳一さん 直木賞お疲れ様でした

作家の渡辺淳一さんが先の第150回直木賞を最後に選考委員を退任されると、21日主催の日本文学振興会から発表があった。
直木賞の選考委員は1984年から30年間に及んだそうだ。渡辺淳一さんももう80歳、激務は大変だ。150回は選考会を欠席していたので健康面が心配されていた。
選考委員から北海道生まれの人がいなくなるわけで、ちょっと残影である。
いろいろなエピソードもたくさん残してくれた。本当に長い間ありがとうございました。

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2013/10/16

清水博子さん、さようなら

旭川市出身の作家、清水博子さんが亡くなりました。45歳でした。早すぎる死です。芥川賞候補に2度なりましたが、とても批評的な文章で自らという存在を凝視していました。

清水さんとは彼女が「処方箋」で野間文芸新人賞を受賞した2001年12月、贈呈式の開かれた東京のホテルでお会いしたのが初めてでした。その後は取材で北海道に戻ってきたなどで、電話をくれ、「あなたのボトル飲んじゃったわよ」とか「おいしい寿司屋を紹介せよ」とか、楽しそうでにぎやかでした。一度、お礼なのでしょうか、日本酒を送ってくれたこともありました。一方で、東京の出版界の人間関係に苦労していたようで、「文壇バーを出入り禁止になったの」などと弱音を吐くこともありました。

2回目の芥川賞候補となった小説「Vanity」は清水さんの関西との遭遇の趣もある作品で、谷崎潤一郎のように清水さんには「内地」の中の「内地」が新鮮に映ったのだと思いました。東京という疲れる世界から新しい場所に踏み出していく作品に期待しておりました。

今年は喜多由布子さんという可能性を秘めた作家も5月に53歳で亡くなっています。私は「なんで!」と叫びたい気持ちで、とても残念で悔しいことが続きます。

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2013/09/07

悲しいことが続きました

親しくさせていただいていた、ジャズライターの森田さんが急死(でも本当は大往生なのかもしれませんが)しました。突然で言葉を失いました。ご冥福をお祈りします。

誤解が増幅している事象もあります。理解をいただく努力や反論や説明もできますが、とても悲しいことで今は言葉になりません。一人の表現者として、吉本隆明のように赴く決意はできています。

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2013/07/20

道立文学館で「絵本・カムイの物語」展

札幌市中央区中島公園にある北海道立文学館で、企画展示の<ファミリー文学館「絵本・カムイの物語」>が20日から始まった。

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アイヌの人たちは古くから動物や植物、自然現象などを神様(カムイ)とし、主人公とした多くの物語をはぐくんできた。そのカムイ・ユカラ(ラは小さく)にスポットを当てて、版画家の手島圭三郎さんの絵本シリーズ「カムイ・ユーカラの世界」(四宅ヤエ・語り 藤村久和・文)、アイヌ文化を紹介する絵本を制作してきた横山孝雄さんの「知里幸恵のユカラ絵本」、それから「幼児向け絵本」から鈴木隆一さんの「かわうそものがたり」などを紹介している。

会場入り口には横山孝雄さんとゆかりの深い赤塚不二夫のフジオ・プロの代表取締役社長の赤塚りえ子さんからお花が贈られていた。
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展示の中では、「銀のしずくふるふるまわりに 金のしずくふるふるまわりに」のふくろう神の歌で知られる「アイヌ神謡集」をつづった知里幸恵さんについても詳しく紹介している。

会場ではアイヌ文化振興・研究推進機構がつくったアニメーションのアイヌ語での放映もあり、「カムイの物語」の世界を楽しく知ることができる。

入場は無料。期間は8月25日まで(月曜日休館)。時間は午前9時30分から午後5時まで。

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2013/07/18

桜木紫乃さん おめでとう第149回直木賞


札幌市中央区中島公園の北海道立文学館常設展示室で「おめでとう第149回直木賞 桜木紫乃さん 文学の歩み」展が開かれている。


桜木さんが最も影響を受けた作家の原田康子さんの「挽歌」から、釧路の市民文芸誌「釧路春秋」や有力同人誌の「北海文学」への発表作品、ペンネーム「金澤伊代」を名乗っていた詩人としての活躍、2002年のオール讀物新人賞受賞作「雪虫」掲載号、それから5年後の単行本デビューとなる「氷平線」、次々と話題をよんだ「風葬」「恋肌」「凍原」「硝子の葦」「ラブレス」などの著書が並んでいる。


これらの作品はその場で手に取って読むこともできる。

常設展示室は観覧料が一般400円、高校・大学200円、中学生以下と65歳以上は無料。


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2013/07/13

札幌市の芸術の森美術館で、「大北海道マンガ展」


札幌市南区の芸術の森美術館で「大北海道マンガ展」が7月13日から始まった。


初日は午前9時30分からエントランス・ロビーで開会のセレモニーが行われ、100人近い関係者が出席し盛況であった。

展示されている70人の漫画家を代表してのいがらしゆみこさんが「北海道の漫画家を応援してくれたらうれしいことです」と挨拶した。


会期は9月8日まで。入場料は一般が1000円、高校・大学生600円、小・中学生400円。


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2013/07/02

今年もPMFの季節到来

7月1日のことである。なにげに大通公園から札幌市役所前を歩いていたら、水色のTシャツ集団がぞろぞろしている。

体育系か宗教系の何か、かと思ったら、どうやら国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(PMF)のアカデミーの若者であった。


そうか、今年もPMFの季節到来か。全く関心は薄いのだが、時候的な感慨を覚えたことであった。歓迎会というのか結団式というのか単なる挨拶セレモニーなのかわからないが、市長らしき人の姿も見える。

夏っぽくて、いいことだ。

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2013/06/23

渡会純价展の最終日

6月18日から札幌市中央区の大丸藤井セントラル・スカイホールで開かれていた「渡会純价展ーKIZUNA」を最終日の23日にようやく見ることができた。

渡会純价(わたらい・じゅんすけ)さんは先日まで北海道新聞夕刊「私のなかの歴史」に登場していた。小樽市生まれで、北海道を代表する版画家の1人である。

誕生月に2年ごとに個展を開いており、今回は「絆 KIZUNA」がテーマ。さまざまな存在が「つながる」姿を、やわらかくハーモニカルに描き出している。

色遣いもエコロジカルなライトグリーンが印象的だ。少しだけ挨拶をしたが、2日前に77歳になったばかりというが、とってもお元気で精力的だった。


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2013/06/17

喜多由布子さんの死

古くからの知り合いであり、近年は「北海道発」のストーリーテラーとして期待されていた作家の喜多由布子さんが5月に急死した。

未だに衝撃がおさまらない。だから、おしゃべりな私であるが、ずっと沈黙していた。

私が籍をおいていた文芸同人誌「黎」の編集スタッフをしてくれていた頃からの付き合いであるから、とても古い友人である。

主宰者であった鬼才・いのうえひょうをめぐる多くのあれやこれやが思い出される。小説出版の道が開けて郷土出身の大作家に会えることになり、東京に行く時、共通の知り合いである私に、なんど嬉しそうに電話をくれたことか。

いずれ稿を改めることになるが、いまだ何も語りたくない。人は孤独を生き死ぬしかないのか。

魅力的な努力家だった喜多由布子=杉山真弓を惜しむ。

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2013/06/16

江戸絵画の奇跡ー展を見る

東京・両国の江戸東京博物館で、江戸東京博物館開館20周年記念「ファインバーグ・コレクション展 ーー江戸絵画の奇跡」展を見る。

めずらしく東京での仕事があり、上野で夏目漱石でも見ようかと思ったが、梅雨なのか雨がひどい。上野公園を歩く勇気はなかったので、手前の秋葉原で日和、両国へ切り替えたのである。

伊藤若冲やら歌川広重やら与謝蕪村、円山応挙、谷文晁などなどの名画が、駅から三分で見られるとのことで、雨の日の味方である。



入場料1300円。ちょっと高いね。ファインバーグさんというアメリカ人夫婦が日本の名画をどうやったのかは知らないが、相当集めたものの一部である。

期待して見たけれど、珍しいし、保存状態もいいことは分かったが、全体的にはちょっとおとなしい展示になっているのが物足りないことであった。

それでも鈴木其一「群鶴図屏風」やら酒井抱一「十二ヶ月花鳥図」、葛飾北斎「源頼政の鵺退治図」など、作品自体はすごいものばかりだ。



展示室を出ると縁起飾りが目にはいる。下町らしい。


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