2013/04/24

映画「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル」

さて、人生での数少ない楽しみの一つが映画「クレヨンしんちゃん」を見ること、グッズを買うことである。

第21作にあたる本作のスタッフ・出演者はつぎのとおり。臼井儀人原作。橋本昌和監督。浦沢義雄・うえのきみこ脚本。しんのすけ(矢島晶子)。みさえ(ならはしみき)。ひろし(藤原啓治)。ひまわり(こおろぎさとみ)。シロ&風間くん(真柴摩利)ほか。

Sinnpo

臼井儀人原作の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第21作。B級グルメが集う「B級グルメカーニバル」に出かけようとしたしんのすけたち春日部防衛隊は、謎の男から日本のB級グルメを守る「伝説のソース」をカーニバル会場まで運ぶよう託される。しかし、B級グルメを滅ぼそうと企む「世界A級グルメ機構」がソースを狙って襲ってくる。モノマネタレントのコロッケ、渡辺直美、シェフでタレントの川越達也がゲスト声優出演。主題歌は人気バンド「SEKAI NO OWARI」が担当。(映画.comより)

見た後の感想を言えば、とってもよくまとまっていて楽しめた。本作の場合、主人公のしんちゃんを突出させるよりも、ネネちゃん、マサオくん、風間くん、ボーちゃんを加えたKBT(カスカベ防衛隊)の「泥だらけの友情」をサバイバル戦の中で浮かび上がらせている。しんちゃんだけが英雄ではなく、ちびっこたちもまた個性豊かな「もうひとりのしんちゃん」であるのだ。マサオくんはいじられキャラであるが、結構いいやつであった。あっ、忘れちゃいけないのがシロだな。人間じゃないことのハンディを背負いながらも、大活躍である。激しい戦いのあと、脱出パラシュートからみんなで見るお日様の美しさへの感動が伝わってくる。

悪役グルメッポーイ(中村悠一)は葛藤する青年である。幼少期のトラウマ(スティグマ)が「焼きそばソース」への怨念となっている。だから、トラウマを解消すれば、「悪」は反転して可能性への一歩となる。意外にあっさりとしたラストであるが、グルメッポーイは強いられたA級グルメ性を、ソースの健(辻親八)の土着性のよって「止揚」して、新たなB級への挑戦者となることが暗示されている。

そしてカスカベ防衛隊はサバイバル戦の勝利したヒーローであるが、その後は相も変わらぬ5歳児の日常に戻る。だから、私たちはまた「しんちゃん」に会うことができる。

Sinn

映画終了後はいつものようにグッズを購入した。キーホルダーやストラップが以前と比べると、少し迫力不足であるのが残念であるが、恥をおそれずあれこれ手にしたのであった。

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2012/11/08

映画「ニッポンの嘘」

映画「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」を見る。監督・長谷川三郎、朗読・大杉漣。製作・Documentary Japan.104.co ltd。114分。

Usojapan

戦後日本の「社会」の現場を撮り続けてきたフォトジャーナリストの歩みに迫ったドキュメンタリー。90歳、体重37キロの反骨を見よ。ヒロシマからフクシマへ、ニッポンの虚妄を撃ってやまない。

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2012/04/14

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」を見る

ある日、プリンのことで喧嘩したしんのすけ(声:矢島晶子)と妹のひまわり(声:こおろぎさとみ)。そこに「ひまわり姫をお預かりします」という謎の男二人が現れた。ほいほい喜んで渡された紙にサインをしてしまうしんのすけだったが、次の瞬間、上空に現れたUFOに野原一家は吸い込まれてしまう。到着したのは“ヒマワリ星”という見知らぬ星。星の王ゴロネスキーは「ひまわり様が姫にならなければ地球もヒマワリ星も消滅する!」と叫び、急激な展開に茫然とするひろし(声:藤原啓治)とみさえ(声:ならはしみき)。しかし、しんのすけがサインしたのは全て了解するという「宇宙契約書」であった。ひまわりが姫になるということは家族が離ればなれになるということ……。妹を選ぶのか、地球の未来を選ぶのか、果たしてしんのすけの選択は……。 (goo映画より)

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臼井儀人原作。増井壮一監督。声:矢島晶子。ならはしみき。藤原啓治。こおろぎさとみ。

人生の楽しみのひとつになっているクレヨンしんちゃん。本作は映画20周年記念という。にぎやかな作品であった。太陽系の命運をしんちゃんが握るというアホらしさが迫力満点で、とってもしんちゃんらしかった。

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シロがいたので、我が家もペットにすることにした。

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2011/09/20

「この愛のために撃て」を見る

「この愛のために撃て」を見る
フレッド・カヴァィエ監督。ジル・ルルーシュ。エレナ・アナヤ。ロシュディ・ゼム。

「すべて彼女のために」のフレッド・カヴァイエ監督によるサスペンス。誘拐された妻を救うため、平凡な男が孤立無援の状態で疾走する姿を描く。出演は「アデル ファラオと復活の秘薬」のジル・ルルーシュ、「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編」のエレナ・アナヤ。(goo映画より)

85分という短さに惹かれて拝見した。どっこい、これが全くの無駄がなくスピーディかつ迫力満点で見心地がすこぶるよいのだ。極悪の指名手配犯で誘拐犯が結構良い人に見え、警察がどこか胡散臭く見えてしまうのだが、そのアンバランスが話のキモでもある。

地下鉄線の構内を駆けめぐる逃走劇、警察署内でのスリリングな真相肉薄などはリアルな肉体感覚が呼び覚まされて、とっても面白い。

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2011/09/18

探偵はBARにいる

映画「探偵はBARにいる」を見る。

橋本一監督。東直己原作。大泉洋。松田龍平。小雪。西田敏行。

アジア最北の大歓楽街、北海道・札幌のススキノ。この街に棲みつく探偵の男に、謎の女が接触。その後、3つの殺人事件が起こる。不可解な事件の真相、そして 謎の女の正体とは? 日本推理作家協会賞受賞に輝く東直己の人気シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』の第2作、『バーにかかってきた電話』を息もつかせぬアクションと展開で映画化したサスペンスだ。(@nifty映画より)

探偵はバーにいる

期待して見たが、とても面白かった。大泉洋が悪くない。探偵役がちょっと心配だったが、インテリジェントで少しワイルドで、すすきのに生息する人間のアトモスフィアをよく出していた。

キャストは高田役の松田龍平がちょっとイメージと違うが、コンビとしてはハマっていた。謎の女沙織役の小雪はどんなものか。ミステリアスな美女には別の選択肢があったかもしれない。殺し屋加藤役の高嶋政伸は予想外に決まっていた。近藤京子の異父妹役の吉高由里子? ぜんぜん記憶にない。カルメン・マキはいきなり迫力満点だった。どこかアメリカのキャバレーのように転位した。原作者は出なかったなら、残念だけど、どうだったかな。

当たり前のことだけど、北海道らしかった。北海道の空気をよく出していた。


探偵はバーにいる

今回は原作を読んでいたから言うと、右翼の理論的指導者の老人と、梁山泊のような居酒屋の女将が出なかったのが残念。2人がいたら、物語の奥深さというか混沌感が増したと思う。そう、だからこそ沙織役が大切だったのだ。

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2011/08/20

「カーズ2」を見る

「カーズ2」を見る
ディズニー・ピクサー待望の最新作。“車の世界“を舞台に、圧倒的なスケールと多彩なキャラクターで描く驚異のアクション・アドベンチャー第2弾。天才レーサー“マックィーン“と、おんぼろレッカー車の“メーター“の最強コンビが復活。監督は『レミーのおいしいレストラン』のプロデューサー、ブラッド・ルイスで共同監督にジョン・ラセター。

最強のレーサーを決めるワールド・グランプリに出場するために、天才レーサーのマックィーンとピット・クルーを務めるメーターらは東京へ。そこで彼らは、グランプリに仕掛けられた陰謀に巻き込まれていき、マックィーンとメーターの友情にも亀裂が生じ……。
(@nifty映画より)

「カーズ2」を見る


うーむ。面白かった。絵がきれいで、ファンタスティックだった。ストーリーもそれなりにスッキリしていたが、劇場を出るとあまり残るものがない。不思議な映画だった。

3Dだった。いつも思うが、メガネをかけて見る3D映画なんて、やはり不自由で好きでない。

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2011/08/16

ジェイソン・ステイサムの「メカニック」を見る

ターゲットを機械(メカニック)のように的確に始末する暗殺者、アーサー・ビショップ。ある日、雇い主の闇組織から、アーサーの恩人、ハリー・マッケンナ暗殺指令が入る。ハリーが組織を裏切ったというのだ。葛藤しつつもハリーを殺したアーサーは、ハリーの息子、スティーブと再会する。何も知らないスティーブは、アーサーに暗殺のテクニックを教えて欲しいと言う。アーサーはスティーブを助手として暗殺術を仕込み始めるが…。

サイモン・ウェスト監督ジェイソン・ステイサム。ベン・フォスター。ドナルド・サザーランド。トニー・ゴールドウィン。ジェームズ・ローガン。(以上goo映画より)

Mecha

ジェイソン・ステイサムのアクション映画を見て、気分昂揚を狙う。「トランスポーター」やら「アドレナリン」やらのスピード感が見ている者を爽快にさせるのだ。

で、本作。チャールズ・ブロンソンの出演作のリメイクだそうで、男のにおいが香り立つが、さて70点くらいかな。仕事とはいえ、恩人を殺してしまったことの後ろめたさから、その息子を相棒に選んだことの葛藤がいささか重い。彼に寛大になれないのなら、組むことはないんじゃないの。と思うのだが。その心の揺れがあった部分が、「メカニック」にしては、やや人間的だったということか。

それ以外は、体を張って、いつものとおりの暴れぶり。でき得れば、あと10分くらい尺を伸ばして、ド派手アクションを加えてくれれば、もっと面白かったというところ。

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2011/08/15

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を見る

「ハリー・ポッター」シリーズ8作目にして最終作となる本作。これまでの秘密がすべて明らかになり、ハリーとヴォルデモートとの戦いに、すべての決着がつく。これまではダンブルドア校長や大人たちに導かれ、助けられてきたハリーたちだが、本作ではすべて自分たちが中心となり、作戦を遂行していく。ロンとハーマイオニーの恋の行方やネビルの成長ぶりなど、最終作にふさわしく見所もたっぷりだ。ダンブルドア校長やマクゴナガル先生、スネイプ先生やハグリッドら、大人たちの見せ場もしっかり用意されている。監督を務めたのはシリーズ5作目の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以来、本シリーズの監督を務めて来たデヴィッド・イェーツ。

あらすじ  ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)たちとヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の間で繰り広げられる最後の戦い。この壮大なクライマックスで魔法界における善と悪の戦いは、本格的な交戦へとエスカレートする。この戦いは今までで最も危険なものであり、もはや誰一人としてその身が安全な者はなかった。しかも、ヴォルデモート卿との最終決戦で最後の犠牲を払うことになるのはハリー。そしてすべての謎が明らかになり、物語はフィナーレを迎える。

デヴィッド・イェーツ監督。J・K・ローリング原作。ダニエル・ラドクリフ。ルパート・グリント。エマ・ワトソン。ヘレナ・ボナム=カーター。レイフ・ファインズ。
(以上、goo映画より)

うーん、密度の高い作品だった。シリーズ8作目というが、まったく緩みがない。主役の3人はずいぶん大人になったけれど、よく頑張ったと思う。「パート1」で抱いた期待
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2010/12/part1-2c04.html
どおりの出来映えであった。

でもね。結局、「ハリポタ」も「コクリコ坂」と同じで、出生物語だわな。そこがどうもファンタジーだわな。

ずっと昔に、ハリポタの中にある一種の選民思想が嫌いだと書いたことがあるが、その根源的な力の象徴として、ハリーが持つ正義と悪の二重性が本作で明らかになる。「死と再生」という選民的ハリーの運命は映画的には○だろうが、論理的にはどうであったのだろうか。

2時間を超える映画なので、少し身体的にはきつかった。でも、ストーリーに遊びがないので、とても集中して見ることができた。えっ、3Dなの? 普通の映像のほうが楽だな。

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2011/08/13

宮崎吾朗監督のアニメ「コクリコ坂から」を見る

宮崎吾朗監督。宮崎駿企画・脚本。丹羽圭子脚本。高橋千鶴&佐山哲郎原作。声・長澤まさみ(小松崎海)。岡田准一(風間俊)。竹下景子(小松崎花)。石田ゆり子(北見北斗)。風吹ジュン(小松崎良子)。内藤剛志(小野寺善雄)。風間俊介(水沼史郎)。大森南朋(風間)。香川照之(徳丸社長)。

翌年に東京オリンピックを控えた、1963年の横浜。古いものを壊し、どんどん新しいものを作っていこうとする気運のなかで、横浜のとある高校でも老朽化した文化部部室の建物「カルチェラタン」の取り壊し計画が持ち上がる。そんな騒動の中、学生たちを率い、部室棟を守ろうとする少年・俊と、高校に通いながら下宿宿を切り盛りする働き者の少女・海が出会う。二人は順調に距離を縮めていくが、ある日を境に、急に俊がよそよそしくなって…?
(goo映画より)

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体が弱ってから、長時間、集中して座っているのが嫌で、ずっと映画を見ていなかった。でも、少し落ち着いたことで、短編ということで、ジブリを見た。狸小路の東宝プラザ、閉館カウントダウンである。ご苦労様でした。

この作品はほとんど宮崎駿の世界とは思えない。中途半端なのだ。たぶん、監督の宮崎吾朗という人の弱いセンスなのだと思うのだが、でも、脚本は宮崎駿とあるから、微妙である。もっと長い物語にするか、もっと広げたエピソードを刈り込むか、どっちかにすべきだった。

青春映画である。ちょっと訳ありの出生物語。このあたりが少女漫画を原作としているらしいところだ。ノスタルジックに描かれる昭和30年代の日本。この辺もありがちだ。少年と少女の真剣勝負の「友情」。これは浜田光夫と吉永小百合だ。で、流れる歌は「上を向いて歩こう」。まさしく日活映画だ。1963年に18歳の少年少女は昭和20年の生まれとなる。まさしく吉永小百合と同じ世代だ。

宮崎駿は「上を向いて歩こう」が嫌いだった(私も同じだ)そうだから、本当はこの曲は入れないほうが良かっただろう。本当は登場人物にもっと深い陰影を与えるべきなのに、中途半端に暗く中途半端に明るくなった。

学生会館「カルチェラタン」をめぐる群像劇は文句なしに素晴らしい。バンカラ調のああいう青春世界がちょっと前まで(オンリーイエスタデーには)あったのだ。それを簡単に壊し、青春を奪ったのは、中教審路線ー産学協同路線、と学生たちに批判された高度成長政策の中で生まれた功利主義的教育である。今になってわかるのであるが。

だが、主人公たちは高校2、3年生である。学生会館の雰囲気はどう見ても、大学の教養部の世界である。食堂も「学生食堂」なんかとでているが、高校で学生はないだろう。カルチェラタンの住人たちは会館取り壊しに対して闘い、「全学討論集会」を開くが、このあたりは高校生のようでもあり、大学生のようでもある。高校で全学とは言わないと思うが、大衆団交路線のはしりか。

この物語にはなぞが多い。まず、主人公の海の父親は朝鮮戦争で、乗っていた船が機雷に触れて事故死している。ということは、海上保安庁か、その関連の仕事をして、米国-日本の政治意志の元で、「国連軍」の作戦下で、ひそかに戦争に参加していた可能性が強い。日本の艦船が被災した例として、「1951年11月15日、元山沖で大型曳船LT636号が触雷して沈没し日本人船員22名が死亡した」という事件があり、それだとすれば、海は5歳で父親を失っていることになる。父親はおそらく戦争をずっと引きずって生きていた。そんな危険な任務にある父親と母の駆け落ち-終戦前後-というのもなんだか落ち着きが悪いのだ。友情に厚い3人の船乗りたちも、どうも普通の関係じゃないように思えるのだ。(特務機関というわけじゃないが)

学校の理事長の徳丸さんはなぜか、海の父親の朝鮮戦争での死に同情の念を禁じないでいる。彼はどういう立ち位置なのかよくわからない。モデルはジブリの生みの親とも言うべき徳間書店の創業者の徳間康快氏か。机の奥の棚に「情況への発言」が置いてあるのはご愛敬か。もっとも、吉本隆明の徳間版の「情況への発言」は1968年(昭和43年)刊行であるから、昭和38年にはまだ影も形もない。学校といえば、徳間氏は後に実際に逗子の高校の理事長をしているようだが、やはり時代が少し合わないのと、いささか立派な大人すぎる描き方が楽屋落ちすぎて、あまり笑えない。

いずれにしろ、出生の秘密が、結構重いテーマなのだが、肝心のところが、曖昧というかズタボロに思える。宮崎吾朗監督はもう少し、自分の父親たちの生きた時代をがっちりと掴み直さないとだめだろう。

いろいろ文句を言っているが、決してつまらない作品ではない。むしろ、ロリコン趣味がない部分が自分には好きである。「カルチェラタン」は最高にいい。宮沢賢治の詩「生徒諸君に寄せる」の朗読もいい。熱い議論。そして、あまり魅力的ではなく、ぎこちない主人公の2人がいい。そのぎこちなさ、ひたむきさを私たちはもっともっと大切にすべきだったと今になって知るのである。

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2011/05/08

映画「ネスト」を見る

ルイス・A・ベルデホ監督。ジョン・トラヴィス脚本。ジョン・コナリー原作。ケヴィン・コスナー(John James)。イバナ・バケロ(Louisa James)。ガトリン・グリフィス(Sam James)。ノア・テイラー(Professor Evan White)。サマンサ・マシス (Cassandra Parker)。

サウスカロライナの田舎町。離婚した小説家のジョン(ケヴィン・コスナー)は新生活を始めるため、思春期の娘ルイーサ(イバナ・バケロ)と7歳の息子サム(ガトリン・グリフィス)との3人で人里離れた大きな一軒家に引っ越してくる。ある日、家の周りを散策していたルイーサとサムは、古墳のように土が盛られた塚を発見、地中から何者かが囁くのを耳にする。やがてルイーザは毎夜、家を抜け出してはその塚に向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。しかも彼女はそのことを全く覚えていない。心配したジョンが寝室を覗くとルイーサは奇妙なワラ人形を握りしめていた。ジョンは娘の異常な行動が新居とその近くの塚に関係しているのではないかと疑い始め、不動産業者に問いただすと、かつてこの家では娘が異常な行動をとり、娘を監禁した母親が失踪、祖父に引き取られたその娘は謎の火災で死亡していたのだった。子供たちの身を案じたジョンは、ベビーシッターを雇うことにする。ジョンは死亡した娘の祖父を訪ね、その娘の行動がルイーサと全く同じであったことを知る。彼が帰宅するとベビーシッターの姿はなく、サムが恐怖に震えていた。ジョンは全ての元凶と思われる塚の破壊を決意。爆薬を用意し、シャベルカーで塚を崩そうとしたその時、塚の研究をしている大学教授が現れ、歴史的に貴重な塚を壊さないようにとジョンを制止する。彼らの研究ではその塚は“マウンド・ウォーカー”と呼ばれる絶滅寸前の地底に住む種族が埋葬されており、彼らの生き残りが今も種族を存続させるために彼らの女王となる人間の若い女性を探しているのだという。彼らの資料の中にあのワラ人形と同じものを発見したジョンは、一刻も早く塚を破壊すべきだと考え、作業員に塚の破壊を命じる。だが土を掘り起こすとそこにはベビーシッターの死体があり、作業は中断を余儀なくされる。そして遂に無数の“マウンド・ウォーカー”たちが現れた……。(goo映画より)

Nest

タイトル通りのベタなホラー映画というところでしょうか。女の子は「パンズ・ラビリンス」、男の子は「チェンジリング」の子役たちでした。

それにしても、思春期の女の子が何者かに襲われ、変わっていくというのは、常識的に言うと、性的なメタファー意外にありえないでしょう。そんな娘を汚す者に立ち向かう父親というケビン・コスナーですが、まじめですが、今ひとつ必死感が足りません。どちらかというと、文系-草食系男子の限界がありありで、「ダイハード4」で娘を助け出すために命がけのジョン・マクレーンには少し及びません。

ラストですが、ハッピーエンディングなのか、悲劇なのか、わかりません。まあ、変わってしまった女の子が元に戻るのはとても難しいことではありましょう。その意味で、お父さんたちの嘆きは繰り返されることでしょう。

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