2009/11/29

なくもんか

なくもんか
水田伸生監督。宮藤官九郎脚本。阿部サダヲ。瑛太。竹内結子。いしだあゆみ。

祐太と祐介は幼い頃、無茶苦茶な人生を送る父・下井草健太(伊原剛志)に捨てられ、お互いも知らずに生き別れていた。不幸な生い立ちにもかかわらず、笑顔で毎日を生きる2人。祐太は、頼まれごとをされると何一つ断ることができないお人好しだが、8歳のとき、東京下町・善人通り商店街の“デリカの山ちゃん”店主に実の息子のように優しく育てられた…。なくもんか


ずっと不幸な時間帯を生きていたので、しばらく映画など見る気にはなれないでいた。風邪で調子が悪いのだが、気分転換は明るいコメディにした。

まとまりのない破調の展開は宮藤官九郎の真骨頂である。そして、疑似的家族がリアルな家族よりも、本物であるというのも現代的である。本当の貧乏兄弟物語よりも、嘘だらけのでっち上げ贋兄弟物語のほうが大衆受けするというのは批評的である。
なくもんか

なくもんか。と言いながら、泣いてばっかりである。阿部サダヲ。相変わらず、面白い。三平の真似をしたり、二枚目をしたり、オカマをしたり、何をやっても素の面白さがある。

本物の家族も贋の家族も救いにはならないだろう。だけど、生きていくには何らかの知恵が必要だろう。そのぎりぎりの希望を与えてくれる作品である。

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2009/10/04

あの日、欲望の大地で

ギジェルモ・アリアガ監督・脚本。シャーリーズ・セロン。キム・ベイシンガー。ジェニファー・ローレンス。ブレット・カレン。テッサ・イア。

断崖にあるレストランでマネージャーを勤めるシルヴィアは、颯爽と仕事をこなしつつも、行きずりの男性と関係を重ねる孤独な日々を送っていた。ある日彼女の前に、マリアという少女を連れた男が現れる。シルヴィアには、誰にも言わずにきた過去があったのだ…。シルヴィアは少女時代、マリアーナと呼ばれていた。乳がんを患ったマリアーナの母は、妻子ある男性と恋に落ち、あるトレーラーハウスで情事を重ねていた。

『21グラム』『バベル』の脚本家であるギジェルモ・アリアガが初めて監督としてメガホンをとった本作。アリアガ作品の特徴である、複数の場所・時間を横断して進んでいく展開は、観る者を飽きさせないつくりになっている。シルヴィアを演じるシャーリーズ・セロンは、脚本に惚れこみプロデューサーとしても参加している。それだけに熱の入りようはさすがで、ヌードも披露している。また、家族がいながらも他の男性との情事に溺れていくシルヴィアの母を演じたのは、キム・ベイシンガー。かつてのセクシー女優が、切ない“女の性”を見事に表現している。母と娘がそれぞれ抱える“女の性”、男性にもぜひ観ていただきたい一作だ。(GOO映画より)

あの日、欲望の大地で

さまざまな空間と時間軸が同時並行で進むため、最初はなんのことやらわからないが、最後には話のジグソーパズルがぴったりとはまり、感動が訪れる。それはまさに「バベル」の世界と連なり、監督がその脚本家だと知り、なるほどと思う。そうか、キム・ベイシンガーの娘がジェニファー・ローレンス、シャーリーズ・セロンだったのだ、金髪つながりね。傑作である。

あの日、欲望の大地で

シャーリーズ・セロンはモンロー似の大柄美人であるが、犯罪者を演じた「モンスター」はもちろん「スタンドアップ」の差別と戦うシングルマザーのように、骨太の役を演じてみせる。しかも、惜しげもなく、裸体を見せちゃうのだから、日本の中途半端な女優さんとは根性が違うな、もちろん思想性も。

いい映画なんですが、キム・ベイシンガーがメキシコ移民の男性との情事に走る理由は、旦那の不能によるセックスレスという理由だというのが、個人的にはちょっと痛いなあ。それだけじゃない、と思うんだけど。そこだけが説明不足のような気がしたね、脚本的には。

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2009/10/03

リミッツ・オブ・コントロール

ジム・ジャームッシュ監督。イザック・ド・バンコレ。アレックス・デスカス。ジャン=フランソワ・ステヴナン。ルイス・トサル 。パス・デ・ラ・ウエルタ。工藤夕貴。

ある孤独な男は、任務を遂行するために一切他人を信用せず、計画の目的など謎に包まれたまま、スペインの様ざまな街をめぐる。ありのままの現実と、夢の中をさまようかのように非現実的な光景が交錯する男の旅。男は自身の意識の中をもさすらう…。

鬼才ジム・ジャームッシュ監督が本作で主役に据えたのは、ジャームッシュ作品の常連イザック・ド・バンコレ。また、アレックス・デスカス、ジョン・ハート、工藤夕貴、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンらジャームッシュの朋友とも言える俳優陣が集結。(作品資料より)(goo映画より)

リミッツ・オブ・コントロール

10年ほど前になると思うが、「ゴースト・ドッグ」という映画を見た。フォレスト・ウィテカー扮する孤独な殺し屋の物語。ニューヨークの屋根裏ビルで伝書鳩を友とし、「葉隠」の武士道の心を大切に生きている。サムライとして正しく生きるが、それゆえに命を失う。なんだか不思議な映画だった。「レオン」と同じように心に残った。

その作者がこのジム・ジャームッシュ監督であった。本作も孤独な殺し屋の物語だ。仕事のためには欲望を断ち、目覚めた朝は空手(太極拳?)で気を引き締める。分子の戯れに接しつつも、一人の原子として屹立する。ゴルゴ13のマージナルな性格よりもはるかにサムライである。

リミッツ・オブ・コントロール

物語は暗号伝達ゲームとイメージの展覧化の反復である。そして、最後に、一切の戯れを超えた場所で、殺しの使命を達成する。敵はイマジネーションを食いつぶす資本主義の中枢の黒幕(アメリカ人)である。彼はニンジャのようでもある。仕事を終えた達人は一人の黒人にもどる。

小さなエピソードの積み重ね(反復)だけに、小ネタがいっぱいである。まあ、みなさん、金髪美女にするか、裸で銃を持つメガネっ娘のどちらか迷いますが、最終的にはメガネっ娘になると思います。禁欲には試練が必要ですね。

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2009/09/27

アドレナリン:ハイボルテージ

マーク・ネベルダイン&ブライアン・テイラー監督・脚本。ジェイソン・ステイサム  エイミー・スマート。エフレン・ラミレッツ。ドワイト・ヨーカム。 
2009米/ソニー。96分・R18+。

ジェイソン・ステイサム主演の過激なアクションの続編。アドレナリンを 出し続けないと死んでしまう体にさせられた殺し屋が、今度は充電式の人 工心臓を埋め込まれてピンチに。

毒薬のせいで、アドレナリンを出し続けないと死んでしまう体にさせられ た殺し屋のシェブ。ヘリコプターから落下するも、一命をとりとめるが、 彼の胸に移植された人工心臓は充電しないと止まってしまう代物だった。(MovieWalkerより)

アドレナリン


「トランスポーター」シリーズでも超人的な大活躍をするジェイソン・ステイサムがさらに常識を投げ捨てて大暴れするのが本作である。この際は羞恥心をかなぐり捨てているのも特徴。

マチのど真ん中で派手なセックスシーンを前作では繰り広げたが、今回は競馬場で懲りもせずいたしてしまう。アドレナリンを出し続けなければ生き残れなかった前作に対して、今回は電気エネルギーを補充しなければならないのだが、セックスがどちらにも当てはまるというのも笑ってしまう。

真面目なのか冗談なのか、ある意味、切れまくりで全編ノンストップ。下品でフェチ趣味はどうやら監督の本領らしい。エロとグロとバイオレンスが炸裂して、ほとんとインモラルである。

アドレナリン

それにしても、ジェイソン・ステイサム。立派なスターなのだから、そこまでやらんくてもいいのに、と言う怪演をマジでやっている。いやあ、あきれます。

途中、ハイスピードでコマがまわり、紙芝居のようにも見える。ラストは体から炎が吹き出して、まさにハイボルテージ。エンドクレジットを見ないで帰ろうとすると、ジャッキー・チェンみたいにNG集もどきが続くが、笑えないのも痛い。

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2009/09/13

TAJOMARU

TAJOMARU
中野裕之監督。市川森一&水島力也脚本。小栗旬。柴本幸。田中圭。やべきょうすけ。池内博之。本田博太郎。松方弘樹。近藤正臣。萩原健一。 

名家の次男に生まれながら、家を追われ、盗賊として生きるはめになった男を小栗旬が熱演するドラマ。芥川龍之介の「藪の中」に登場するキャラクターを基にしたオリジナル作だ。

時は戦国時代。畠山家の次男・直光は阿古姫という許婚もいて将来を約束されていた。ところが陰謀により家を追われ、2人は山中へ逃げ込む。そこで盗賊の多襄丸と出会った直光は、それまでの名を捨て、彼の名を継ぐことに。(MovieWalkerより)

TAJOMARU

期待して見たが、さっぱりでした。だめですよね、ニュー時代劇。「SF サムライ・フィクション」は面白かったのにねえ。本作、せっかくの謎解きドラマなのに、なんだかんだコントになったり、ミュージカルになったり、脱線しちゃってますね。

小栗旬以外の若手俳優はよくわからなかったのですが、桜丸さんという敵役の両刀遣いの青年が妙に唇は紅いし、顔もなんか悪人オーラが不足しているのでなんか、今一歩。お姫様も表情から苦悩が伝わって来ないので、これもダメだな。松方弘樹や本田博太郎なんかはすごすぎるので、ちょっと全体のバランスが悪かった気がします。

TAJOMARU

一応、「藪の中」らしく多重な視点から真実が語られるわけですが、なんか、意外に深みがないんですよね。タジュウマルが自由を求めて消えていくのはいいのですが、悪人を退治したことだし、しかも金塊(世の中を騒がすには、いささか少ないですが)を見つけたことですし、畠山の家を守っても良かったような気もしますが、賢い選択だったのかどうか。

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2009/09/06

20世紀少年最終章ぼくらの旗

20世紀少年最終章ぼくらの旗
堤幸彦監督。唐沢寿明。豊川悦司。常盤貴子。平愛梨。香川照之。石塚英彦。宮迫博之。藤木直人。古田新太。森山未來。小池栄子。黒木瞳。
2009東宝。

浦沢直樹のベストセラーコミックを実写映画化した、サスペンス3部作の完結編。原作とは異なる衝撃のクライマックスとともに、謎だった“ともだち”の正体がついに明らかに。

ともだち”が世界大統領として君臨する世界、東京では殺人ウイルスが蔓延していた。地下に潜伏中だったオッチョは、カンナが反政府組織として武装蜂起しようとするのを知るが、行方不明だったあの男も動き出そうとしていた。(MovieWalkerより)

20世紀少年最終章ぼくらの旗

子供の妄想が産んだ恐怖の殺戮物語もようやくお終いだ。漫画としては面 白いのだろうが、実写となると陳腐さが目に余る。こんな遊びで、人類が 絶滅するというのなら人類も見くびられたものだ。

それにしても、世界の終末が来るというのに、みんな平和すぎないか。あ ちこちで、細菌兵器でバタバタと人が死んでいるのに、目当てのエンドウ ケンジが来ないからって万博会場から帰ろうとするのも能天気すぎよう。

だから、リアルじゃない物語として見なきゃだめだろう。期待したけど、楽しめなかった映画はよくあるものだ。

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2009/09/05

グッド・バッド・ウィアード

グッド・バッド・ウィアード
キム・ジウン監督・脚本。イ・ビョンホン。チョン・ウソン。ソン・ガンホ。
2008韓/CJ ENTERTAINENT=ショウゲート。129分・PG-12。

イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホという韓国を代表する人気スターが豪華共演。宝の地図をめぐって、男たちが壮絶なバトルを繰り広げるエンターテインメント大作。

1930年代の満州。日本軍が残した宝の地図をめぐって、賞金ハンター、ギャングのボス、マヌケなコソ泥が大陸横断列車を襲撃する。お互いの正体も知らぬまま戦いを繰り広げるが、そこに日本軍まで入り乱れる事態に。(MovieWalkerより)

グッド・バッド・ウィアード

無国籍映画である。宝のありかを示す1枚の地図を追って、馬賊、賞金稼ぎ、殺し屋、関東軍などが中国東北部の傀儡の大地・満州をかけめぐる。

砂漠でのカーチェイスならぬ馬群による大活劇、ジープやサイドカーの大疾走、ブラックマーケットを舞台にした市街戦など、見どころは満載。あ、それから忘れていた、列車襲撃の大銃撃戦などなど。まんぷく映画である。

アメリカの西部劇映画が、日本の黒沢明にインスパイアされ、そして、はるか離れたマカロニ・ウェスタンとなる。それから、日本の劇画となり、さらには韓流ウェスタンとなる。日本にも三池崇史の「スキヤキウェスタン ジャンゴ」というアナクロ無国籍映画もあるが。ジョン・フォード以来の活劇は、スピルバーグの「インディアナ・ジョーンズ」もそうだけど、映画の王道である。

チョン・ウソン(良い奴」、イ・ビョンホン(悪い奴)、ソン・ガンホ(面妖な奴)という性格分けも面白い。まあ、最終的にはソン・ガンホが最高である。

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2009/08/30

キャデラック・レコード

キャデラック・レコード
ダーネル・マーティン監督・脚本。ビヨンセ・ノウルズ。エイドリアン・ブロディ。ジェフリー・ライト。コロンバス・ショート。モス・デフ。
 
2008米/ソニー。108分。

1950年代、ロックンロールを生んだシカゴのレーベル“チェス・レコード”の人々を描いた実話の物語。製作総指揮を務めるビヨンセがレーベルを代表する歌姫エタを熱演!

キャデラックを乗り回すことを夢見る野心家の青年レナードは、シカゴの黒人街でクラブを始める。そこで見た2人のブルース奏者の演奏に惹かれ、彼らを売り出すために音楽レーベル“チェス・レコード”を立ち上げる。(MovieWalkerより)

キャデラック・レコード

相当駆け足で、かつ相当類型的な描き方をしているのだろうが、それでも非常にわかりやすく説得力のある「ロックンロール」音楽史映画であった。

黒人の農民の労働歌のパワーが、シカゴの市民の中に流れ込み、モダンな形に止揚されていく。その上で、どんどん新しい才能が芽生えて大きな流れになる。それは白人の移民ポーランド人によって仕掛けられたのであるが、才能と音楽の力は差別のくさりを打ち砕いていく。一方、そうした反動として白人の中に黒人音楽のコピーが生まれていく。いったん黒人ロックは落ち込むがヨーロッパという大後方拠点から再生の力は生まれる。見事な弁証法である。

エイドリアン・ブロディは相変わらずインチキ臭いし、ビヨンセは歌声も演技も光る。

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2009/08/23

96時間

96時間
ピエール・モレル監督。リュック・ベッソン製作・脚本。リーアム・ニーソン。ファムケ・ヤンセン。マギー・グレイス。リーランド・オーサー。2008仏/FOX。上映時間93分・PG12。

☆見どころ
リュック・ベッソン製作・脚本によるサスペンス・アクション。リーア
ム・ニーソンが元秘密工作員の男に扮し、娘を誘拐した人身売買マフィア にたったひとりで立ち向かう!
☆ストーリー
元秘密工作員ブライアンの娘キムが旅先のパリで何者かに誘拐された。彼女との通話の音声から犯人一味がアルバニア系の人身売買組織で、過去の 事例から救出までの制限時間は96時間と判明。彼は単身、娘の救出に向かう。(MovieWalkerより)

96時間

リュック・ベッソン組はいけいけどんどんのようだ。「トランスポーター」もノンストップでドラマが展開したが、本作もいったんアクセルを踏むと、もう止まらない。最後のカタルシスまで行ってしまう。

おいらが怒ればエッフエル塔だって爆破してしまうぞ。その意気やよし。でも、こんなにメチャ強い男がいますか? 普通いないわな。

同じような作品を思い浮かべると、アーノルド・シュワルツェネッガーの「コマンドー」だな。娘を誘拐されて、拉致されるが輸送機から抜け出してそれが南米に到着するまでの11時間内に娘を奪還しようという物語だ。あれはすごかったが、こちらも相当乱暴だ。一応、親子愛がテーマだが、どこかで違うものが動き出してしまったように見えるのだが。

ベッソンのやりたいような破壊衝動がいっぱいだが、連続して見ていると、ベッソンはこれでいいのかな、と若干の疑問がわかないわけでもない。

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2009/08/21

世界のクロサワが描く椎名ワールド

クロサワ

関西テレビの深夜番組「DRAMADAS」シリーズで作られた作品DVDを見る。

「もだえ苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵」(黒沢清監督、大杉漣、諏訪太郎、松島誠、加賀賢崇、沢田亜津佐)。
「よろこびの渦巻」(黒沢清監督、松田ケイジ、田辺博之、徳尾明美、中井曜子)。

椎名誠の原作の映像化であるが、はっきり言って荒唐無稽の極みである。ナンセンス漫画を見ているようなあほらしさが楽しめる。

活字中毒者のほうは大杉漣が狂気の作家を怪演している。とにかく、笑ってしまう。一方の渦巻のほうは若干、社会批評(占いブームを唯占論、それに対する反発を反占論として戯画化)するものがある。ロングショットがあって、結構、見せるし、助監督には青山真治が入っており、ミュージカル部分の音楽も担当したそうだ。もっとも、あまりしゃきっとはしないが。

渦巻ではヘルメット姿の反占活動家たちがザ・タイガースのというより加橋かつみの歌でヒットした「廃墟の鳩」(山上路夫作詞、村井邦彦作曲)を合唱するシーンがある。「人は誰も悪い事を覚えすぎたこの世界 築き上げたユートピアは壊れ去ったもろくも」という言葉と曲が60年代末の時代を二重写しに思い出させてくれた。

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