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2013/02/26

道立文学館で「特別展『高橋揆一郎の文学』」を開催中

札幌市中央区中島公園にある北海道立文学館では現在、特別展「高橋揆一郎の文学」を開催しています。

高橋揆一郎さんは「伸予」で第79回芥川賞(1978年上半期)を受賞。エネルギー資源開発の最前線であった北海道の炭鉱から生まれた魂の作家です。

Photo_5

その舞台となった炭鉱マチは歌志内です。現在は日本でもっとも小さな市(人口4163人=1月31日現在)として知られていますが、最盛期には4万人を超える人が暮らしていました。

「北海道空知郡歌志内村字上歌無番地。住友上歌炭砿の12号坑夫長屋」というのが高橋揆一郎さんの原点です。揆一郎さんは画家でもあったので自作による炭住見取り図も会場には並べられています。ATOK2006を使っているのですが、「炭住」という言葉は出てきませんね。日本の近代が死語化していくのがわかります。

高橋揆一郎さんの文学の原像を紹介しておきましょう。

明治16年生まれの父
菊五郎が妻子を引き連
れて北海道を転々としたのち
終焉の地歌志内に落ちついた
のは昭和3年の春のことで私
はその直後に生まれた ヤマの
名は坂炭鉱
 そこが東のどんづまりだから
カミをつけて上歌志内である
 つづめて上歌と呼ばれていた
東の空から日々まあたらしい
日が昇った

 歌志内なくして
   わが文学なし

        (高橋揆一郎文学碑より 1993年春)

高橋揆一郎展は3月24日まで(毎週月曜日は休館です)。一般600円、高大生350円、小中学生250円。開館は午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分までです)。

Photo_4

ところで、北海道立文学館のある中島公園はものすごい雪の中にあります。公園側の案内板を見てもらうと、完全に雪の狭間に立っています。道路的にはパークホテルの横をライフォートホテル側に抜けて、豊水通りを幌平橋方向に歩いて、また横断歩道を渡って中島公園の東端にある文学館に来るほうが便利と思います。念のため。

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