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2012/03/07

小林哲夫「高校紛争 1969-1970」を読む

小林哲夫「高校紛争 1969-1970 『闘争』の歴史と証言」(中公新書、本体価格860円)を読む。

Koko

とりあえず労作である。オビに曰く。「語られなかったもう一つの『闘争』」とあり、紹介文は次の通り。

一九六〇年代後半から七〇年代初め、高校生が学校や社会に激しく異を唱えた。集会やデモを行うのみならず、卒業式を妨害し、学校をバリケード封鎖し、機動隊に火炎ビンを投じた。高校生は何を要求し、いかに闘ったのか。資料を渉猟し、多くの関係者の証言を集めることで浮かび上がる、紛争の実像。北海道から沖縄まで、紛争の源流から活動家たちのその後の人生までを一望する、高校紛争史の決定版。

「1969年の高校紛争に関わった世代は、1951~52年生まれである」。なるほど。最北・稚内の反戦高協から、札幌南高の反戦高連、全闘連、東京の青山高校、麻布高校、山崎博昭君を生んだ大阪・大手前高校など歴戦の記録が書かれている。大学生以上にストレートに「自己否定」と「革命」を叫んだ「共犯幻想」世代の歴史はあらためて見直されるべきだろうか。

著者は1960年神奈川県生まれの教育ジャーナリスト。

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