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2012/02/10

「みんなでつくろう学校図書館」を読む

成田康子著「みんなでつくろう学校図書館」(岩波ジュニア新書、本体価格820円)を読む。

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著者の成田康子さんは現在、北海道立札幌南高校の司書教諭である。南高の前には大麻高校(江別)、札幌月寒高校で、長く学校図書館づくりに活躍されてこられた。

とにかく、図書館にかける情熱はすさまじく、あまり理解のない私などはいろんな場面で活を入れられたり、怒られたりしている。高文連の図書専門部での大会や読書感想文コンクールなどでも幅広く活躍されている。また、清田さんのやっている「出版ニュース」にもよく執筆されている。

そうした成田さんの熱意の結晶が本書である。「学校図書館を居心地よい場所に」「図書館を自分たちの居場所にする」「図書館を舞台に何かが起きる」「学校図書館をみんなでつくろう」という4章に各高校図書館での実践を報告し、そして素晴らしい図書館づくりへのヒントが描かれている。高校生たちの図書委員活動もなかなかにすてきである。

成田さんというか康子さんのようなすてきな司書さんが高校生のころにいたなら、私も少しは本好きになっていただろうになあ、と還暦の今になって思うことである。

私は図書館にはあまり行かないし、青春プレイバックもままならないので、全部が参考になったわけではないが、読書はさまざまな可能性に開かれた出発点であるな、と感じたことだ。

そういえば、大学の図書館でのささやかな想い出がないわけではないが、それは本稿とは別の話である。

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