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2012/01/28

「李恢成の文学」展を見る

札幌市中央区中島公園にある北海道立文学館で「李恢成の文学-根生いの地から朝鮮半島・世界へ」展が28日から始まった。道立文学館、北海道文学館、北海道新聞社の主催。

Kaijyou


李恢成さんは現在76歳。日本統治下の樺太(現在のサハリン)で生まれ、戦後は札幌市で小学校から高校までを過ごした。1972年、「砧をうつ女」で文壇の登竜門・芥川賞を受賞した。その後、見果てぬ夢」「流域へ」「百年の旅人たち」「地上生活者」などを発表している。初期の「伽倻子のために」は小栗康平監督により映画化されている。

この日の札幌は寒い朝であったが、開会式には東京から李恢成さんご本人が出席し、特別展が開かれる喜びを控えめに語った。

Photo


会場内には直筆の原稿や著作、愛用の文具なども並べられている。現在も書き続けているライフワークの「地上生活者」(講談社刊、現在まで4巻刊行)の第一部の原稿もある。

Tijyo


北海道文学の語り部ともいうべき木原直彦さんもかけつけ、李恢成さんの芥川賞を「砧をうつ女」で受賞した当時の想い出を語り、文芸評論家であった故・小笠原克さんらとの熱い交流の日々などを懐かしんでいた。

Kiharasan

会場には札幌の小学生時代の同級生なども訪れ、旧交を温めていた。私も久しぶりにご挨拶させていただいた。李恢成さんは有形無形に私を励ましてくださるのである。作家・まさきとしかさんと李先生、私のスリーショットである。

Photo_2

在日文学者である李恢成さんが日本語の表現を通じて、いかに格闘しつつ世界性を獲得していったかを追体験できる素晴らしい展覧会である。時間があれば、多くの人に見ていただきたい。

会期は3月25日まで。観覧料は一般600円、高校・大学生は350円、小中学生250円。

(会場内の写真は許可を得て撮影しています)

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コメント

こんばんは。
貴重な情報ありがとうございます。2月19日講演、李恢成の。満杯で断られました。乱入しかない。東京から行きます。少しお痩せになったような気がせる、イフェソン。小声でささやくイフェソン。

投稿: ろくろくび | 2012/02/07 18:48

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