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狸小路で安田侃作品が目に入る

狸小路を2丁目から1丁目に向けて歩いていたら、安田侃さんの作品が置かれていた。オリンパスペンライトepl2を忘れてしまったので、やむなく携帯で撮影する。


「天秘」だろうか。
狸小路で安田侃作品


「生棒」だろうか。
狸小路で安田侃作品


「吹雪」だろうか。
狸小路で安田侃作品


「地人」だろうか。
狸小路で安田侃作品

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「カーズ2」を見る

「カーズ2」を見る
ディズニー・ピクサー待望の最新作。“車の世界“を舞台に、圧倒的なスケールと多彩なキャラクターで描く驚異のアクション・アドベンチャー第2弾。天才レーサー“マックィーン“と、おんぼろレッカー車の“メーター“の最強コンビが復活。監督は『レミーのおいしいレストラン』のプロデューサー、ブラッド・ルイスで共同監督にジョン・ラセター。

最強のレーサーを決めるワールド・グランプリに出場するために、天才レーサーのマックィーンとピット・クルーを務めるメーターらは東京へ。そこで彼らは、グランプリに仕掛けられた陰謀に巻き込まれていき、マックィーンとメーターの友情にも亀裂が生じ……。
(@nifty映画より)

「カーズ2」を見る


うーむ。面白かった。絵がきれいで、ファンタスティックだった。ストーリーもそれなりにスッキリしていたが、劇場を出るとあまり残るものがない。不思議な映画だった。

3Dだった。いつも思うが、メガネをかけて見る3D映画なんて、やはり不自由で好きでない。

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増殖する安田侃作品

彫刻家、安田侃さんの作品が札幌・大通公園に次々と架設されている。


西1丁目。札幌テレビ塔の前にある「妙夢」。

Kan1

西3丁目。噴水のそばにある「意心帰」。

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西4丁目。北洋銀行を見上げる「真無」。

Kan4


創成川公園の創成橋にある常設の「天秘」。

Kansosei


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岩合光昭写真展「いぬ」を見る

札幌三越デパート本館10階特設会場で、岩合光昭写真展「いぬ」を見る。前回は2月に「ねこ」を見ているので、2大ペット展を見たことになる。

Inu

動物写真家の岩合さんの今回の展覧会では、日本の犬、世界の犬、人間と犬といったテーマで、さまざまなスナップが飾られている。老若ワン女じゃなかった老若男女多くのファンが楽しそうに見ており、ハッピーな気分に誘われる。さすが、犬の持っているあどけないところの魅力がよく伝わってくる。

個人的には岩合さんがオリンパスペンで写真を撮っていると聞いて、右にならえ、でオリンパスペンライトE-PL2を買っており、写真小僧の末席としては、なんとか頑張りたいと思ったことである。

8月22日まで。入場料は一般・高校生以上500円(中学生以下無料)。

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ジェイソン・ステイサムの「メカニック」を見る

ターゲットを機械(メカニック)のように的確に始末する暗殺者、アーサー・ビショップ。ある日、雇い主の闇組織から、アーサーの恩人、ハリー・マッケンナ暗殺指令が入る。ハリーが組織を裏切ったというのだ。葛藤しつつもハリーを殺したアーサーは、ハリーの息子、スティーブと再会する。何も知らないスティーブは、アーサーに暗殺のテクニックを教えて欲しいと言う。アーサーはスティーブを助手として暗殺術を仕込み始めるが…。

サイモン・ウェスト監督ジェイソン・ステイサム。ベン・フォスター。ドナルド・サザーランド。トニー・ゴールドウィン。ジェームズ・ローガン。(以上goo映画より)

Mecha

ジェイソン・ステイサムのアクション映画を見て、気分昂揚を狙う。「トランスポーター」やら「アドレナリン」やらのスピード感が見ている者を爽快にさせるのだ。

で、本作。チャールズ・ブロンソンの出演作のリメイクだそうで、男のにおいが香り立つが、さて70点くらいかな。仕事とはいえ、恩人を殺してしまったことの後ろめたさから、その息子を相棒に選んだことの葛藤がいささか重い。彼に寛大になれないのなら、組むことはないんじゃないの。と思うのだが。その心の揺れがあった部分が、「メカニック」にしては、やや人間的だったということか。

それ以外は、体を張って、いつものとおりの暴れぶり。でき得れば、あと10分くらい尺を伸ばして、ド派手アクションを加えてくれれば、もっと面白かったというところ。

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「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を見る

「ハリー・ポッター」シリーズ8作目にして最終作となる本作。これまでの秘密がすべて明らかになり、ハリーとヴォルデモートとの戦いに、すべての決着がつく。これまではダンブルドア校長や大人たちに導かれ、助けられてきたハリーたちだが、本作ではすべて自分たちが中心となり、作戦を遂行していく。ロンとハーマイオニーの恋の行方やネビルの成長ぶりなど、最終作にふさわしく見所もたっぷりだ。ダンブルドア校長やマクゴナガル先生、スネイプ先生やハグリッドら、大人たちの見せ場もしっかり用意されている。監督を務めたのはシリーズ5作目の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以来、本シリーズの監督を務めて来たデヴィッド・イェーツ。

あらすじ  ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)たちとヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の間で繰り広げられる最後の戦い。この壮大なクライマックスで魔法界における善と悪の戦いは、本格的な交戦へとエスカレートする。この戦いは今までで最も危険なものであり、もはや誰一人としてその身が安全な者はなかった。しかも、ヴォルデモート卿との最終決戦で最後の犠牲を払うことになるのはハリー。そしてすべての謎が明らかになり、物語はフィナーレを迎える。

デヴィッド・イェーツ監督。J・K・ローリング原作。ダニエル・ラドクリフ。ルパート・グリント。エマ・ワトソン。ヘレナ・ボナム=カーター。レイフ・ファインズ。
(以上、goo映画より)

うーん、密度の高い作品だった。シリーズ8作目というが、まったく緩みがない。主役の3人はずいぶん大人になったけれど、よく頑張ったと思う。「パート1」で抱いた期待
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2010/12/part1-2c04.html
どおりの出来映えであった。

でもね。結局、「ハリポタ」も「コクリコ坂」と同じで、出生物語だわな。そこがどうもファンタジーだわな。

ずっと昔に、ハリポタの中にある一種の選民思想が嫌いだと書いたことがあるが、その根源的な力の象徴として、ハリーが持つ正義と悪の二重性が本作で明らかになる。「死と再生」という選民的ハリーの運命は映画的には○だろうが、論理的にはどうであったのだろうか。

2時間を超える映画なので、少し身体的にはきつかった。でも、ストーリーに遊びがないので、とても集中して見ることができた。えっ、3Dなの? 普通の映像のほうが楽だな。

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宮崎吾朗監督のアニメ「コクリコ坂から」を見る

宮崎吾朗監督。宮崎駿企画・脚本。丹羽圭子脚本。高橋千鶴&佐山哲郎原作。声・長澤まさみ(小松崎海)。岡田准一(風間俊)。竹下景子(小松崎花)。石田ゆり子(北見北斗)。風吹ジュン(小松崎良子)。内藤剛志(小野寺善雄)。風間俊介(水沼史郎)。大森南朋(風間)。香川照之(徳丸社長)。

翌年に東京オリンピックを控えた、1963年の横浜。古いものを壊し、どんどん新しいものを作っていこうとする気運のなかで、横浜のとある高校でも老朽化した文化部部室の建物「カルチェラタン」の取り壊し計画が持ち上がる。そんな騒動の中、学生たちを率い、部室棟を守ろうとする少年・俊と、高校に通いながら下宿宿を切り盛りする働き者の少女・海が出会う。二人は順調に距離を縮めていくが、ある日を境に、急に俊がよそよそしくなって…?
(goo映画より)

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体が弱ってから、長時間、集中して座っているのが嫌で、ずっと映画を見ていなかった。でも、少し落ち着いたことで、短編ということで、ジブリを見た。狸小路の東宝プラザ、閉館カウントダウンである。ご苦労様でした。

この作品はほとんど宮崎駿の世界とは思えない。中途半端なのだ。たぶん、監督の宮崎吾朗という人の弱いセンスなのだと思うのだが、でも、脚本は宮崎駿とあるから、微妙である。もっと長い物語にするか、もっと広げたエピソードを刈り込むか、どっちかにすべきだった。

青春映画である。ちょっと訳ありの出生物語。このあたりが少女漫画を原作としているらしいところだ。ノスタルジックに描かれる昭和30年代の日本。この辺もありがちだ。少年と少女の真剣勝負の「友情」。これは浜田光夫と吉永小百合だ。で、流れる歌は「上を向いて歩こう」。まさしく日活映画だ。1963年に18歳の少年少女は昭和20年の生まれとなる。まさしく吉永小百合と同じ世代だ。

宮崎駿は「上を向いて歩こう」が嫌いだった(私も同じだ)そうだから、本当はこの曲は入れないほうが良かっただろう。本当は登場人物にもっと深い陰影を与えるべきなのに、中途半端に暗く中途半端に明るくなった。

学生会館「カルチェラタン」をめぐる群像劇は文句なしに素晴らしい。バンカラ調のああいう青春世界がちょっと前まで(オンリーイエスタデーには)あったのだ。それを簡単に壊し、青春を奪ったのは、中教審路線ー産学協同路線、と学生たちに批判された高度成長政策の中で生まれた功利主義的教育である。今になってわかるのであるが。

だが、主人公たちは高校2、3年生である。学生会館の雰囲気はどう見ても、大学の教養部の世界である。食堂も「学生食堂」なんかとでているが、高校で学生はないだろう。カルチェラタンの住人たちは会館取り壊しに対して闘い、「全学討論集会」を開くが、このあたりは高校生のようでもあり、大学生のようでもある。高校で全学とは言わないと思うが、大衆団交路線のはしりか。

この物語にはなぞが多い。まず、主人公の海の父親は朝鮮戦争で、乗っていた船が機雷に触れて事故死している。ということは、海上保安庁か、その関連の仕事をして、米国-日本の政治意志の元で、「国連軍」の作戦下で、ひそかに戦争に参加していた可能性が強い。日本の艦船が被災した例として、「1951年11月15日、元山沖で大型曳船LT636号が触雷して沈没し日本人船員22名が死亡した」という事件があり、それだとすれば、海は5歳で父親を失っていることになる。父親はおそらく戦争をずっと引きずって生きていた。そんな危険な任務にある父親と母の駆け落ち-終戦前後-というのもなんだか落ち着きが悪いのだ。友情に厚い3人の船乗りたちも、どうも普通の関係じゃないように思えるのだ。(特務機関というわけじゃないが)

学校の理事長の徳丸さんはなぜか、海の父親の朝鮮戦争での死に同情の念を禁じないでいる。彼はどういう立ち位置なのかよくわからない。モデルはジブリの生みの親とも言うべき徳間書店の創業者の徳間康快氏か。机の奥の棚に「情況への発言」が置いてあるのはご愛敬か。もっとも、吉本隆明の徳間版の「情況への発言」は1968年(昭和43年)刊行であるから、昭和38年にはまだ影も形もない。学校といえば、徳間氏は後に実際に逗子の高校の理事長をしているようだが、やはり時代が少し合わないのと、いささか立派な大人すぎる描き方が楽屋落ちすぎて、あまり笑えない。

いずれにしろ、出生の秘密が、結構重いテーマなのだが、肝心のところが、曖昧というかズタボロに思える。宮崎吾朗監督はもう少し、自分の父親たちの生きた時代をがっちりと掴み直さないとだめだろう。

いろいろ文句を言っているが、決してつまらない作品ではない。むしろ、ロリコン趣味がない部分が自分には好きである。「カルチェラタン」は最高にいい。宮沢賢治の詩「生徒諸君に寄せる」の朗読もいい。熱い議論。そして、あまり魅力的ではなく、ぎこちない主人公の2人がいい。そのぎこちなさ、ひたむきさを私たちはもっともっと大切にすべきだったと今になって知るのである。

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札幌・大通公園スナップ

札幌・大通公園の噴水のある3丁目に、なぜか彫刻(オブジェ)が置かれている。どこかで見たことがあるなあ、と思ったら、安田侃さんのおなじみの「意心帰」のようである。

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なんでも、安田侃さんの「野外彫刻展-街に触れる-」というイベントが9月3日から11月20日まで札幌の中心街で開かれるとのこと。おそらく、そのプレセッションか。子どもたちが触れて遊んでいるのがいかにもである。

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大通公園の西2丁目ではやぐらが組まれている。恒例の「盆踊り」会場というわけだ。

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2丁目では8月初めまで、ジャズフェスティバルが開かれ、ドーム状のホールが造られていた。それが取り壊されると、妙な骨組みだけになった。

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それにしても、大通公園は忙しいことである。


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お盆を前に墓参り

父母と義母の墓参りをハシゴする。ガソリン代2700円かけて、故人を偲んだのである。昔はこうじゃなかったのですが。どうしたんでしょう。

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たぶん、お墓がボチボチ近づいてきたのだろうか。トシでしょうか、まじで。

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「ろうそくの炎で本を読もう~月夜の朗読会」に行く

<闇夜にゆらゆらと揺れるろうそくの炎のもと、音として響く文章に耳を傾けてみる。実際に声にだし、くちびるやのどの振動を感じる。そんなささやかな、けれどもゆたかな夜を一緒にすごしませんか。

この朗読会は、8月上旬に出版予定の管啓次郎・野崎歓編『ろうそくの炎がささやく言葉』の刊行記念イベントになります。ろうそくの炎で朗読して楽しめる詩や短編を集めたアンソロジーで、今こころを込めて編んでいる最中です。

3月11日とそれに続く圧倒的な現実の前で、私たちはまず言葉を失いました。それでも言葉に携わってきた人間ができることは、これまでも大きな苦難をくぐりぬけて伝えられてきた言葉を紡ぎ、あらたな言葉をさし送ること。そうした想いが込められた作品の一部を、朗読のかたちでお届けします。楽しい作品もたくさんあります。ゆったり、のんびり、朗読のよろこびを味わいましょう。当日はできたてほやほやの書籍も販売いたします!>

という案内を見て、8月5日午後7時から、OYOYOまち×アートセンターさっぽろ(中央区南1条西6丁目)で開かれた表題の「ろうそくの炎で本を読もう~月夜の朗読会」に参加した。

倉石信乃(詩人、明治大学准教授)、佐々木愛(美術作家)、管啓次郎(詩人、明治大学教授)、文月悠光(詩人)という人々が自作の詩を読むというもの。主催はOYOYOまち×アートセンターさっぽろ、勁草書房。勁草書房と言えば、吉本隆明の全著作集15巻の、三浦つとむの認識論と言語論の版元であった。なんだか懐かしいことであった。

始まるときはまだ空が明るかった。。
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それから、次第に夜の帷がおり、室内にはろうそくがともされた。
Rosoku


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「本は読めないものだから心配するな」を読む

管啓次郎著「本は読めないものだから心配するな」(左右社、本体価格1800円)を読む。

オビに「管啓次郎は、秘宝を紀行にしてしまう思想の一匹狼、もしくは詩的なコヨーテだ」と堀江敏幸が書いており、「管啓次郎『本は読めないもんのだから心配するな』は小さな名著と呼ぶにふさわしい。それは、他の誰にも真似できない」と若島正が書いている。

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で、実際、読んでみると、明らかに書評集なのであるが、内容は全く持って紀行文のようなのだ。しかも、目次もあとがきもない。あらかじめ、どこから読もうと構わないというか、どこから読んでもいいのだ、というスタイルが貫かれている。

もっとも、標題作は巻頭にあり、「本は読めないものだから心配するな。あらゆる読書論の真実は、これにつきるんじゃないだろうか」と書かれている。大江健三郎の師匠である渡辺一夫の「本を読みながら」のエピソードからヴァルター・ベンヤミン、レヴィ=ストロースなどがないまぜになり、知的興奮へと誘い出す。

「本に『冊』という単位はない。とりあえず、これを読書の原則の第一条とする。本は本質的に完結したふりをしているが、だまされるな」「読むことと書くことと生きることはひとつ。それが読書の実用論だ」

語り口が評論というよりも、流れる詩のようなのだ。管啓次郎について「(すが けいじろう、1958年 - )は、日本の比較文学者、詩人。明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系教授(コンテンツ批評、映像文化論)。他に東京大学、成城大学、立教大学、学習院大学、早稲田大学、名古屋市立大学で、カリブ海文学、チカーノ文学、フランス語圏アフリカ文学、アメリカインディアン文学、異文化コミュニケーション論、翻訳文化論、トラヴェル・ライティングといった分野の非常勤講師を務めた。/『オムニフォン・エグジログラフィ』という概念を提唱し、多言語性と亡命・移住の経験を背景にした世界文学を早くから論じている。」とwikipediaにある。なんだかちょっと難しい。とはいえ、翻訳家であり詩人である。

そして、本書の2つめのエピソードとして「『猿子眠』の日々」とあり、そこで、民俗学者の宮本常一の歩くことを通じた世界のとらえかえしが語られていて、すこぶる印象深い。詩人はまさしく旅人なのである。

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札幌・大通公園を歩く

お昼休みに勤め先を抜け出して、近くの大通公園を散策する。暑い夏の日差しがあるが、緑の芝生と噴水付近で人々はくつろいでいる。

大通公園3丁目の噴水
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こどもたちが水と戯れていた。

大通公園3丁目の本郷新制作の「泉の像」(1959年、ブロンズ)と花壇
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大通公園が整備されてから百年だなんて、意外に知られていない。というかどうでもいいか。

大通公園3丁目の石川啄木の像
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「しんとして 幅広き街の 秋の夜の 玉蜀黍の 焼くるにほひよ」という啄木の札幌観とは場違いな歌が刻まされている。

大通公園3丁目の向かいにある北洋銀行のビル。大通センター。元北海道拓殖銀行本店跡。
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でかい。

札幌ラーメンといえば味噌。その元祖「味の三平」の味噌ラーメン。
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一杯850円。すこぶる上品で、うまい!

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「織姫たちのスイーツ・アート 楽しい現代美術入門」展

札幌駅隣接のJRタワー11階にあるプラニスホール(札幌市中央区北5条西2丁目)で、JRタワー・アートプラネッツ2011「織姫たちのスイーツ・アート 楽しい現代美術入門」を見る。

Orihime

吉崎元章、佐藤友哉、吉田豪介、久米淳之、久木佐知子、臼井幸彦という顔ぶれで「アートプラネッツ」実行委員会をつくり企画された展覧会のようだ。吉崎、佐藤の両氏は札幌にある美術館の副館長である。今回は「七夕時期であることから、現代美術に携わる女性アーティストの皆さんに、『織姫』として、イメージの翼を大きく広げて」もらうという試みのようだ。

出品しているのはいずれも女性たちで、蒼野甘夏、上田とも子、伽井丹彌(かい・あけみ)、樫見菜々子、加藤宏子、川上りえ、熊澤桂子、小林麻美、久野志乃、松田郁美、水戸麻記子、吉成翔子、渡邊希の13人による17作品である。

Orihime2

会場に入ると、いきなり蒼野甘夏さんの「デザートはあなた」で迎えられ、上田とも子さんの「旅への入り口」で異空間に入り込むことになる。全体の中心で力業を発揮しているのは川上りえさんのオブジェ「Yet,We keep Seeking for a Balance」である。どっしりとした鋼鉄を溶接した5つの天秤棒のうち2本がゆったりと揺れており、この世の中の危うさ、正義と悪の危うさ、男と女の危うさ、つまりは存在の危うさを骨太に表現していて圧倒されるのである。川上さんは凄い。そして、伽井丹彌さんの、-ワシには読み方が難しすぎるぞ!-「精霊(プシュケ)の蘇生V」「精霊(プシュケ)の蘇生P」の2つの女体人形に心を騒がせられる。以前お会いした岡本葉子さんの人形も怖かったが、伽井さんの「精霊」はエロスが滾っていて邪心を封じる結界が必要である。そんなことのバランスもあってか、対極には吉成翔子さんの「あふれる風」が角張った心を丸くほぐしてくれる配置である。

「楽しい現代美術入門」やら「スイーツ・アート」というお題目に囚われず、気楽に見るほうがいいようだ。

一般・高校大学生300円(中学生以下無料)。会期は8月7日まで。

   ◇
JR駅からの帰路、札幌時計台(観光名所としては日本3大ガッカリ-といわれているらしい。もっとも、どこが3大がっかりのご当地なのか、と聞かれると答える人で違うらしい。しかし、札幌の時計台と、土佐の高知の播磨屋橋の2つは確定との話。時計台は北海道はでっかいどおーという割には意外とちんまりなのね、ビルの陰じゃん、っていわれているらしい。でもビルの陰なので街路樹とセットで夏場は日差しを避けられるのが良いらしく、意外とばかにしたもんじゃないじゃん、とカウンター効果あるとかないとか、まあどうでもいいわな、ってどうでもよければ無駄な言葉を重ねないのが良かったのであるが)に寄る。さすがに人気スポットらしく、観光客が写真撮影をしながら、緑陰にはいっぱいであった。

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   ◇
日本最大がっかり観光地の代表として、名前を挙げてしまい、土佐の高知の播磨屋橋さん、失礼しました。実はちっぽけな橋ではありませんが、札幌には播磨屋橋には負けない由緒正しき橋があります。それは創成橋です。なにしろ札幌の原点みたいな橋ですが、知名度があまり高くありません。選挙の情勢分析的には「独自の戦い」という感じでしょうか。でも、とってもいい橋です。もし播磨屋橋さんさえ良ければ、日本三大がっかりに立候補してもいいのですが、どうでしょうか。一応、顔見せ写真を撮ってみました。ちなみに、隣に座っているのは大友亀太郎さんというお武家さんです。何者かというと、現在は創成川と呼ばれている札幌を南北に流れる人工河川の「大友堀」のエド・エゾ・プロデューサーです。

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本川達雄著「生物学的文明論」(新潮新書、本体価格740円)を読む

ヒトはそれほど賢いか? 『ゾウの時間 ネズミの時間』から20年、現代人必読の画期的論考。

豊かな海をはぐくむサンゴ礁にも、日夜潮だまりで砂を噛むナマコにも、あらゆる生きものには大切な意味がある。それぞれに独特な形、サイズとエネルギーと時間の相関関係、そして生物学的寿命をはるかに超えて生きる人間がもたらす、生態系への深刻な影響……。技術と便利さを追求する数学・物理学的発想ではなく、生物学的発想で現代社会を見つめ直す画期的論考。

本川達雄(モトカワ・タツオ) 1948(昭和23)年宮城県生まれ。東京大学理学部生物学科卒。琉球大学助教授など経て、東京工業大学大学院生命理工学研究科教授。著書に『ゾウの時間 ネズミの時間』『時間』『歌う
生物学』『サンゴとサンゴ礁のはなし』『世界平和はナマコとともに』など。
(以上、新潮社HPより)

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ナマコに教えられる人間の生き方。もの凄く示唆的な啓蒙書である。

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8月2、3日は小樽で第52期王位戦第3局開催

北海道育ちの広瀬章人王位(24)に、プロ棋士第一人者の羽生善治王座・棋聖(40)が挑戦する将棋界注目の夏のタイトル戦、第52期王位戦7番勝負(日本将棋連盟、北海道新聞社主催)の第3局が2、3の両日、北海道小樽市の小樽築港「グランドパーク小樽」で指される。
 
第52期は第1局(7月12、13日。三重県)で広瀬王位が相振り飛車の戦いを制し、第2局(7月26、27日。神戸市)でも広瀬王位が互いの早繰り銀から仕掛け、連勝している。広瀬王位が好スタートを切っていることは間違いないが、羽生2冠が「ファンの期待に応える」と明言しているように、接戦模様になっており、迫力満点の攻防が続くことは間違いない。

Kannban

Kaijyo

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8月1日夕方には両対局者とも空路を経て小樽入りした。対局場見分を終えた後、ホテル内で前夜祭も開かれた。

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広瀬王位は「小樽での王位戦開催は17年ぶりということですが、それは自分が札幌の小学生時代のころで将棋を本格的に始めたころでした。今日はそのころお世話になった人も多く来てくださっているので、ぜひいい結果を出したい」と抱負を語った。

Hirose

羽生2冠は「小樽は観光の街で見ておきたい場所が多い。以前来たときには運河周辺を見たと思いますが、今回は石原裕次郎記念館なども近いので、そちらも見てみたい」と、地元に配慮した思いを述べていた。

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会場には第49期、第50期王位戦の挑戦者決定戦で羽生善治、木村一基にいずれも敗れたものの大活躍した橋本崇載七段(28)が副立会人で来樽しており、「あのとき羽生さんに勝っていれば、今日の立場は変わっていたかもしれません」とジョークも飛ばし、すっかりふくらした顔に笑みをいっぱい浮かべ話していた。

Hassi_2


Habuai


2日は午前9時から対局開始。立会人は大内延介九段。持ち時間は各8時間で、2日は午後6時で指し掛け、手番が封じる。3日午前9時に再開し、同日夜までに勝敗が決まる見込み。副立会人の橋本崇載七段と札幌在住の久津知子女流初段による、大盤解説会も3日午後4時から(午後3時30分開場)、グランドパーク小樽5階「樹海」(小樽市築港11-3 電話0134・21・3111)で入場無料(定員200人)で開かれる。

All

 
また、北海道新聞ホームページhttp://www.hokkaido-np.co.jp/で対局の模様を中継している。

Hanataba

ちびっこから花束のプレゼントもあった。

Taijyo

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夏野菜の饗宴

スティックブロッコリーとササゲのお浸し

Stick


豆苗のゴマ和え

Tomyo


ナスとパプリカとエリンギのゴマ油炒め

Nace


夏のグミ

Gumi


夏野菜withビール

Withbeer


夏である。

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ズブロッカ・オンザロック

Zubu


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「作家と戦争」を読む

特集「作家と戦争 -太平洋戦争70年」(河出書房新社、1680円)を読む。よくわからないが「KAWADE道の手帖」というシリーズの一冊か何からしい。

Sakkasenso

冒頭に吉本隆明「文学者と戦争責任について」という86年12月に発表された文章がある。以下、吉野孝雄「『文学報国』という名の言論統制」、高柳克弘「俳句の終点へ」、田中綾「歌人と戦争責任」、高橋敏夫「『死』を言祝がぬ人々のほうへ」、安藤礼二「永遠の夏」、陣野俊史「アナロジーとファンタジー」、高澤秀次「林房雄『大東亜戦争肯定論』を読み直す」、林浩平「三好達治と戦争」という8本の論考が並んでいる。さらに川村湊・成田龍一「3.11からアジア太平洋戦争を照射する」という特別対談が載っている。そのほか、後半は「戦争文学アンソロジー」として斎藤茂吉、岸田国士ら9人の作品が並んでいる。

もちろん一番読み応えがあるのは川村湊の対談で、東日本大震災・福島原発事故以降の川村の青春本卦還り的な怒りが伝わってくるところである。

巻頭にある吉本隆明の「文学者の戦争責任論」が本書の全巻の基調となっている。吉本が戦後の民主文学運動家による戦争文学者摘発を批判し、スターリニズムとファシズムを串刺しにする二段階転向論によって、戦略的高地を獲得したことの意味があらためてよくわわる。民主主義運動家の生産力理論などへの転進による現実逃避の自己肯定の論理批判は今も重いものがある。

戦争と震災を結びつける指向には必ずしも同意できない。しかし、原発事故によってはしなくも露呈したものは、文学報国会ならぬ科学報告会=原発村の論理の非大衆性であった。そのことは考えさせられることである。

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