« 横田真俊著「今すぐ使えるかんたんmini fa cebook基本&便利技」(技術評論社、1239円) | トップページ | 第144回芥川賞・直木賞の贈呈式 »

2011/02/18

読み応え十分。「週刊読書人」で小谷野敦さん、咆哮す

第144回芥川賞で「母子寮前」が候補作になったものの、残念ながら受賞には至らなかった小谷野敦さんが2011年2月18日号の「週刊読書人」(定価260円)で「『芥川賞』について」と題して2ページにわたってインタビューに答えている。今号の読書人、読み応え十分である。

なんというか、小谷野さんの怒りが冷静な中に爆発しており、思わずう〜んと唸ってしまったことである。

・(朝吹真理子について)友人の娘が書いたものを褒めるって、これはないだろうと思うんですよ。(中略)『名家の出身である』と、なんの留保もなしに、雑誌やテレビの連中が言うわけです。馬鹿じゃないか
・芥川賞受賞作って、つまらないということを確認するために読んでいる感じは強い

以上はほんの一部分で、そのまま引用すると過激過ぎて困る部分も多い。「天皇のいる国の文学」「藁人形に五寸釘を」なんて見出しも凄いし、選考委員が本当に作品を読んでいるのか訝り、「●●●だけは、即刻選考委員を辞任すべきである」という強烈な主張まで飛び出している。

「母子寮前」を落選させたことを「芥川賞の恥部として、歴史に残りますよ」とも述べている。私小説家の矜持をオーラの如く解きはなっていることであった。賞からは遠くなるのを厭わないその意気やよし、と言うべきか。

■芥川賞人気の「文藝春秋」3月特大号を読む
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2011/02/post-51d5.html

■第144回芥川賞を読む
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2011/01/post-dd08.html

■第144回芥川賞・直木賞の贈呈式
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2011/02/post-e2ae.html

■木内昇「漂砂のうたう」(集英社、1785円)を読む
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2011/01/post-ae5e.html

■道尾秀介「月と蟹」(文藝春秋社、1470円)を読む
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2011/01/post-76be.html


|
|

« 横田真俊著「今すぐ使えるかんたんmini fa cebook基本&便利技」(技術評論社、1239円) | トップページ | 第144回芥川賞・直木賞の贈呈式 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87302/50904845

この記事へのトラックバック一覧です: 読み応え十分。「週刊読書人」で小谷野敦さん、咆哮す:

« 横田真俊著「今すぐ使えるかんたんmini fa cebook基本&便利技」(技術評論社、1239円) | トップページ | 第144回芥川賞・直木賞の贈呈式 »