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2011/01/01

フランスの上品なクレヨンしんちゃん、「プチ・ニコラ」を見る

ロラン・ティラール監督。マキシム・ゴダール。ヴァレリー・ルメルシェ。カド・メラッド。サンドリーヌ・キベルラン。フラソワ=ザビエ・ドゥメゾン。ミシェル・デュショソワ。

ニコラ(マキシム・ゴダール)は、父親(カド・メラッド)と母親(ヴァレリー・ルメルシェ)と暮らす小学生の男の子。学校でも優しい先生(サンドリーヌ・キベルラン)、友人たちに囲まれ、幸せに過ごしている。ある日、両親の会話から、ニコラは母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれると信じ込む。そして、弟が生まれたら自分は大事にされなくなり、“親指小僧”のように森に捨てられてしまうと思い込む。ニコラは自分が必要な存在であることを示そうと、両親のいない間に掃除をしたり、母親にプレゼントをしたりする。しかし一生懸命すればするほど裏目に出てしまい、かえって両親の怒りを買ってしまう。ニコラは作戦を変更し、仲間たちと赤ちゃんがいなくなる計画を考えるが、ニコラたちのとんでもないアイデアのために町全体がパニックになってしまう。ニコラは赤ちゃんにいなくなってもらう方法を見つけるが、小さな弟がうまれたばかりの友達に会う。その友達はニコラに、兄になる素晴らしさを伝える。ニコラは急いで家に帰り、弟ができる嬉しさを両親に伝える。しかしそれが誤解だとわかると、自分の幸せを考えてくれていないとふてくされてしまう。数日後、ニコラの母親の妊娠がわかる。弟ができたことを喜んだニコラは、生まれてくる日を指折り数えて待つ。しかし、生まれたのは妹だった。素直に喜ぶことができないニコラだったが、両親と親戚が集まって喜ぶ姿を見て、みんなを笑顔にできる人になりたいと考えるようになる。(goo映画より)

Nikolas

1月1日は一年で最初の映画の日である。体調が悪いので寝ていたのだが、体を動かさないと余計具合が非道くなるので、歩いて5分のスガイへ出向いた。上映時間が一番短く、内容的にもハードでないものをと、いうことで選んだのが「プチ・ニコラ」。

原作はフランスの国民的絵本だそうで、1960年代のパリが舞台らしい。ニコラと悪童たち、そしてニコラと両親が愉快な出来事を繰り広げる。この設定は日本に置き換えると、「クレヨンしんちゃん」あたりか。カスカベ防衛隊の仲間たちと野原家の物語だ。もっとも、クレヨンしんちゃんは相当に飛んでいるちびっ子であるが、ニコラのほうは真面目にジョークを繰り出すあたりがエスプリというかユーモアの国フランスらしい。

映画は文句なく面白かった。何になりたいか、を先生に出題されて悩むニコラが答えを出すまでの物語だが、みんなを楽しく笑わせる人になるという答えがほのぼのと楽しい。

誰もが少年の日々を楽しく思い出すことができれば、いいと思う。広場や原っぱがあって、子どもたちが走り回り、かけがえのない時間を過ごす。友情を知り、大人になっていく黄金の時間をなんと明るく描いていることか。ニコラの赤いベストがとっても印象的だった。「プチ・ニコラ」は一年の初めにそんな幸せの日々を思い起こさせてくれた。

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