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2010/09/20

横内謙介「ジプシー -千の輪の切り株の上の物語-」(テアトロ、本体価格1165円)を読む

横内謙介「ジプシー -千の輪の切り株の上の物語-」(テアトロ、本体価格1165円)を読む。

ある都会の真夜中。一組の若い夫婦が工事中のマンションの現場にはいりこんだ。出来上りを待ち切れず、自分たちの新しい家を見にきたのだ。そこで、その家に棲みつこうとする放浪の家族に出会う。そして二人の家を守る戦いが始まる―。 (BOOKデータベースより)

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芝居の台本です。建設中のマンションが舞台。そのマンションの一室を買った芝崎孝史、秀子夫婦、それに現場監督、カンさん、ロクといった工事関係者、それにトク、タネをはじめとするさすらい人の家族、それにコンビニ店員カオルといった面々が登場人物です。

マンションが建てられた場所はかつて大きな木のあったところで、そこにひととき骨休めをしていた放浪者の一団が建設中のマンションにもかかわらず暮らし始めたことから起こる人間ドラマです。

一種、弁証法的な展開というべきか、会話が進んでいくに従い登場人物はそれぞれに思わぬ考えを発していき、現代社会における関係性のようなものを浮かび上がらせていきます。

1991年の発行ですから、もう20年くらい前の作品です。インパクトは弱いが考えさせられるところはいっぱいありました。

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