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2010/08/15

リュック・ベッソン「神風」を見る

リュック・ベッソン製作。ディディエ・グルッセ監督。ミシェル・ガラブリエ。リシャール・ポーランジュ。ドミニク・ラハナン。ロマーヌ・ポーランジュ。

神風

マイケル・ムーアと一緒にバッタもんで買ったDVDである。ある意味ハチャメチャだ。

なにしろ、会社を不本意ながら首になった科学技術者のおじさんアルベール。世の中が気にくわない、みんなクビにしてやる。と怒りだす。とりわけテレビは気に入らない。そこで天才的頭脳で開発した超音波銃を使い、女子アナやら何やらを次々と殺していく。その銃はテレビに向けると、生出演中の人間が死んじゃうのだが、その仕組みは難しくてよくわからん。無法を許すまじとバスコ刑事はフランス中の頭脳を集めて、アルベールを追いつめていくが……。という話だ。

アルベール。頭に日の丸のハチマキをきっちりと締め、背中には「神風」と染め抜かれたガウンを着ている。神風特攻隊の真似をしてテレビに突っかかりもする。おいらは神風で「腹切り」じゃないなどと訳のわからないことも言う。

1986年のフランス映画だそうだ。「ファンタスティックでエキセントリックなリュック・ベッソン初期の幻の作品」というが、幻のままのほうが良かったかも。なるほど、日本は欧米から、ちょっと変なおじさんのように映っていたのだなあ、と教えられる。不条理な怖さというか。よく言えばだけれど。しかも、最後は超法規的に刑事じゃない国家権力に殺されちゃうので、結末って、そういうことかよ、といささかがっくりきてしまう。


神風

こんなクソ映画を枕にするのもなんだが、きょうは終戦の日である。きっと昔も今も日本やら日本人は「神風」的にしか理解されていないとすれば、世界という広場に至る道は遠い。

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