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2010/07/15

冲方丁「天地明察」(角川書店、本体価格1800円)を読む

第143回 直木賞候補作である冲方丁著「天地明察」(角川書店、本体価格1890円)を読む。今回の候補になった6作品はこれにて打ち止めである。

江戸、四代将軍家綱の御代。戦国期の流血と混迷が未だ大きな傷として記憶されているこの時代に、ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること。武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶこの計画は、そのまま文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれながら安穏の日々に倦み、和算に生き甲斐を見いだすこの青年に時の老中・酒井雅楽頭が目をつけた。「お主、退屈でない勝負が望みか?」日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描いた新境地。時代小説家・冲方 丁誕生の凱歌がここに上がる!(角川書店HPより)

Meisatu


一読(走り読み)しましたが、さっそうと渋谷・宮益坂に現れるところから、颯爽と青春ドラマが始動します。とにかく、人物像を描き出しては楽しいエピソードをいっぱい振りまきますので、凄いなあとあきれることばかりではありまする。後妻になる「えん」ちゃんとの掛け合いのようなあたりが、まるごと青春であります。スポ根ドラマをちょっと見ているようなところもありまする。

なにしろすごい。吉川英治文学新人賞やら本屋大賞やらを取ってしまい、あちらこちらで絶賛されております。それはそれで、結構大変なことかなあ、と思ってしまいますが。

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