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2010/07/30

「インセプション」を見た

クリストファー・ノーラン監督・脚本。レオナルド・ディカプリオ。渡辺謙。ジョゼフ・ゴードン=レヴィット。マリオン・コティヤール。エレン・ペイジ。トム・ハーディ。マイケル・ケイン。

人がもっとも無防備になる夢を見ている間に、潜在意識の奥深くに入り込み、貴重な情報を盗む“エクストラクト”。この危険な技術で世界最高の腕を持つ産業スパイのコブは、反対にアイデアの芽を潜在意識に植え付ける“インセプション”の依頼を受ける。このほぼ不可能とされる任務を成功させるため、コブは世界中からメンバーを厳選し、最強のプロフェッショナル集団を結成する。だが彼らがいくら周到に計画を立てようが、どれだけ優れていようが、計画を根底から揺さぶる“敵”の存在を、コブはひそかに感じ取っていた…。(goo映画より)

Incep


本作、実は試写会で見たので、相当前の話である。だが、その迫力ある映像にいささか圧倒されてしまったことは変わらない。さすがに、「ダークナイト」「プレステージ」「バットマン ビギンズ」などで独自の世界観と華麗な映像美をつくりだしてきたクリストファー・ノーランらしい力業が見事に発揮されているのである。すごい。

もっとも、映像を見ながら思い出したことは、たとえば、アレックス・プロヤスの「ダークシティ」である。夢の時間で作り出される闇の都市の鮮烈なイメージ。屈曲する時間軸。刷り込まれる記憶。といった初発のインパクトはプロヤス映画のほうにあるように思われた。さらに、デイヴィッド・クローネンバーグの「イグジステンズ」のゲームポッドを参加者が接続してシミュレーションの世界で動き回るという物語。本作では手荒い仕打ちで覚醒するので、「イグジステンズ!」と叫んで戻ってくるわけではないが、夢(ゲーム)と現実の境目が曖昧なあたりはちょっとというよりずいぶん似ていると思わされることだ。

もちろん映画は映画の影響を受けて育ってきているわけで、似たような映画や映像はよくあることだろう。本作ではレオナルド・ディカプリオが女性的なもの-それ自体、生身の男にとって時には悪夢であるのだが-からの自己回復を図るための熱演に優れたものがあるというべきだろう。そして、それはミステリアスなままであるけれど。

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