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2010/05/11

城山三郎「仕事と人生」を読む。ダンディズムと反戦の心

城山三郎著「仕事と人生」(角川文庫、460円)を読む。最晩年のエッセイと対談、追悼文集である。

城山三郎さんは1927年生まれ2007年死去。日本の経済小説の先駆者であり、戦争批判、情報統制反対を貫いた反骨在野の人でもあった。

城山三郎「仕事と人生」を読む


少年時代の夢は動物園長といいつつ、17歳で海軍に志願する。そして特攻隊に入るが生き残る。その特攻隊も飛行機で突っ込むのでも、人間魚雷として散るのでもなく、相模湾の海底に爆弾を竹槍の先に持たせて待機させるという人間機雷「伏龍」という漫画的なものであった。

その非合理と命の軽視。「戦争をしても失うものばかりで、得るものなど何もない。戦争で日本が唯一得た平和憲法を、絶対に守っていかなければならない」と語り続けた。

ダンディズムと人間の志が伝わる。それゆえに「人生あっての仕事」という言葉は重い。

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