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2010/04/24

「ハート・ロッカー」を見る。さすがにすごい

キャスリン・ビグロー監督・製作。マーク・ボール脚本・製作。ジェレミー・レナー。アンソニー・マッキー。ブライアン・ジェラティ。レイフ・ファインズ。ガイ・ピアース。デヴィッド・モース。

ハート

2004年、イラク・バグダッド。駐留米軍のブラボー中隊・爆弾処理班の作業中に爆発が起き、班長のトンプソン軍曹が爆死してしまう。トンプソン軍曹の代わりに派遣されてきたのは、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹。彼はこれまでに873個もの爆弾を処理してきたエキスパートだが、その自信ゆえか型破りで無謀な行動が多かった。部下のサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵は彼に反発するが、ある事件をきっかけに打ち解けていく。

2010年の第82回アカデミー賞で最多9部門のノミネートを受け、台風の目となっている本作。キャスリン・ビグロー監督が描いたのは、イラク戦争に爆弾処理のエキスパートとして従軍し死と間近で対面している兵士たちの葛藤のドラマだ。戦争特派員クリス・ヘッジの著作「戦争の甘い誘惑」からインスピレーションを得た監督は、戦争に魅力を感じ麻薬のようにのめり込む兵士の姿を、不安定に動き回る手持ちカメラを使い、リアルな映像で描きだした。脚本家マーク・ボールが実際に何週間もイラクで爆発物処理班と行動を共にしたというだけあって、主要登場人物3人の行動からは緊迫感、高揚感、虚無感など、兵士たちの心の動きが見事に伝わってくる。(goo映画より)

第82回米アカデミー賞作品賞など6部門受賞作をようやく見ることになった。絶賛の嵐である本作であるが、ストーリー的にはほとんど感動することはなかった。でも、すごいと思った。今更であるが、アメリカはイラク戦争に突入しイラクを占領している。それに対する批評的視点というものが徹底している。アメリカ軍がいかにイラク人に嫌われているかを冷静に描き出している。もう一つ、映像がまるでイラクでロケでもしたかのように臨場感たっぷりなのだ。そのロケーション、キャスティングがものすごく見事であった。イラク人やイラクの町がきっと、こんなふうなのだろうなと思わせる。まるで本当に現場にいるように思わせるところがすごい。

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