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2010/04/29

片岡球子展を見てきた。雷雨の現地は年配者には辛く最悪だった

4月29日は大雨であった。レンタカーに乗って真駒内の奥まで走ると、従いに雨は激しくなり、行く手は歪んで見えた。雨が道路にたまった中を、札幌芸術の森美術館に寄って「片岡球子展」をのぞいた。

雨はひどく、広大な敷地を歩けば靴には水が入ってくる。いつもながら憑いてない男である。泣きながら坂道をくだり、ようやくたどりついた。立派すぎる施設も弱者には優しくない。

片岡

片岡球子。1905年札幌生まれ。北海道庁立高等女学校(札幌北高校)を出て女子美術学校(女子美大)卒業。1930年院展初入選。その後、日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章。2008年103歳で死去。いわば、日本を代表する女性画家である。

片岡球子の作品と言えば、省略の美が爆発している富士山シリーズが名高いが、今回の展示では「春の富士」の青の美しい山がどっしりと居座っている。さらに、「面構」シリーズで足利尊氏らのシュールな表情、北の山々を描いたスケッチ集、さらに晩年に力を入れたといわれる裸婦画などが会場を圧倒している。

絵の具がキャンバスから飛び出し、色遣いはインパクト激しく、そして構図は大胆不敵、着想の自在さが横溢した作品にはただただ驚く以外にはない。女性らしくないと言えば怒られるだろうか。

それにしても芸術の森というのは郊外型施設のため、車がない多くの人にはアクセスが悪い。こんな雨の日にバスを乗り継いで来る人はどれくらいいるのだろうか。自然を生かし自然を満喫するということではあるが、どうも自分には不便で不満である。

片岡球子展の会期は5月30日まで。入場料は一般1000円。

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