« モバイルなテスト | トップページ | 村上春樹「沈黙」について »

2010/03/16

穂村弘「整形前夜」

穂村弘著「整形前夜」(講談社、1470円)を読む。

5B6A94CD-306D-426B-8107-E360D31CE011
いまや売れっ子、短歌ニューウエーブの旗手の少し前の本である。あちこちの雑誌に書き綴ったコラムをまとめただけに、いささか統一性に欠けるがどこを切ってもユニークな感性が顔を覗かせている。


整形前夜ノーマ・ジーンが泣きながら兎の尻に挿すアスピリン       穂村弘

ノーマ・ジーンはマリリン・モンローの本名である。連続していながら断絶・飛躍する2つの個性。本書はそうした2つの世界に橋をかけるかのようなしなやかな感性が光った文集となっている。

どの文章も面白いが、江戸川乱歩に触れた「来れ好敵手」はいい。

こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ  穂村弘

乱歩の文章を自分の短歌にしてしまう才能はすごい。

|
|

« モバイルなテスト | トップページ | 村上春樹「沈黙」について »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87302/47829155

この記事へのトラックバック一覧です: 穂村弘「整形前夜」:

« モバイルなテスト | トップページ | 村上春樹「沈黙」について »