北海道将棋連盟の新井田基信さんを偲ぶ会
2月19日に48歳で亡くなった北海道将棋連盟常務で事務局長の新井田基信さんを偲ぶ会が3月6日午後1時から札幌市中央区南4条西9丁目の北海道将棋会館で開かれた。

会館前には日本将棋連盟の米長邦雄会長、羽生善治名人、深浦康市王位らの供花が並ぶ。会では旭川からやってきた北海道将棋連盟の三浦光世理事長が追悼の辞を述べ、紋別出身の勝浦修九段、小学生の西村福太郎君らが故人を偲ぶ挨拶をした。いずれも心のこもった言葉で、情熱をもって北海道将棋界の発展と将棋の普及に全力投球していた新井田さんの人柄が参会者に思いだされたのであった。

母親の新井田優子さんは、「下宿のおばさんと下宿人」と新井田さんが書いていたことを踏まえ、突然出て行ってしまった下宿人を残念がった。「1年のうち363日は北海道将棋会館に通っていた将棋バカだった。でも、普及に歩く息子を見て私も応援せざるを得なかった。こんな立派な偲ぶ会を開いていただき、誇りに思う。みなさん、北海道から駒音の絶えることのないよう盛り上げてください」と述べた。親子の情愛の深さがしみじと語られ、涙を誘った。

宗教色のない会合だったので、参会者は駒の形の花で飾られた遺影のある祭壇に、将棋の駒を1枚取って添える献花ならぬ「献棋」で、新井田さんをなつかしんでいた。

会場には勝浦九段のほか日本将棋連盟の野月浩貴七段、北浜健介七段、植山悦行七段ら、なんらかの形で北海道ゆかりのプロ棋士の姿もあり、新井田さんの熱心な活動ぶりが偲ばれた。このほか、夫君が道将連理事長を務めた弁護士の伊東秀子弁護士も姿を見せていた。
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