« 人間ドックに入る | トップページ | 土屋賢二「人間は考えても無駄である」 »

2010/02/24

加藤登紀子「登紀子1968 を語る」

加藤登紀子著「登紀子1968を語る」(情況新書、840円)を読む。

なんというか、明るい。明るいおばさんが薔薇色の時代を語る、そんな本である。

登紀子1968を語る

加藤登紀子は満州からの引き揚げ者。森繁久弥もまた満州からの帰還者。それが、亡夫の藤本敏夫を介して「知床旅情」でつながる。なるほど。

さすがに、筋金入りのお登紀さんだけに、すごい博識である。1968年の世界の出来事や日本の学生運動や市民運動を当事者的に、見事に語ってみせる。忘れていたことも多い。勉強になります。

対話の大トリに上野千鶴子さんが登場するが、こちらは1969的で圧倒的に暗い。逆に身につまされる。上野さんはもっと脱力するといいのに。

あまりに楽観的すぎて困ってしまうところも多いが、閉塞感の強い時代だからこそトリックスターも必要であろうか。

|
|

« 人間ドックに入る | トップページ | 土屋賢二「人間は考えても無駄である」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87302/47655361

この記事へのトラックバック一覧です: 加藤登紀子「登紀子1968 を語る」:

« 人間ドックに入る | トップページ | 土屋賢二「人間は考えても無駄である」 »