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2010/01/23

「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を見る

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ニールス・アルデン・オプレヴ監督。スティーグ・ラーソン原作。ノオミ・ラパス。マイケル・ニクヴィスト。スヴェン・バーティル・トープ。ステファン・サウク。

敏腕ジャーナリストとして鳴らしたミカエル・ブルムクヴィストは、大物実業家のスキャンダルを暴いたばかりに名誉棄損で有罪判決を受けてしまう。そんな矢先、40年前の少女失踪事件の真相解明を大企業グループの重鎮ヘンリック・ヴァンゲルから依頼される。早速、ヴァンゲル一族の住む孤島で調査を開始したミカエルのもとに、天才ハッカーにしてパンキッシュな出で立ちの若い女リスベットが貴重な情報を持って訪れる。

世の中には女を殴る男がいる。吐き気がするほど醜い女性憎悪と性的虐待に走る彼らを相手に、まるで必殺仕置人のごとく的確に復讐を果たしつつ、事件の真相に迫ってゆくヒロイン像が際立つ。身長150cmの小柄な身体を鼻ピアスと全身タトゥーで武装するリスベットの気になる過去は次作以降のお楽しみだ。何しろ本作は、全世界で2100万部突破という金字塔を打ち立てたスウェーデン発の傑作ミステリー「ミレニアム」3部作の映画化第1弾である。出版直前に急死した原作者スティーグ・ラーソンがジャーナリストだっただけに、謎解きの面白さだけでなく、社会派小説の硬派な味わいも楽しめ、続く2作の公開が今から待ち遠しい。(goo映画より)

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スウェーデン発の153分の映画である。ジャーナリストと女性ハッカーのコンビニよる犯罪解明の物語がスリリングに進んでいく。重厚なミステリーが原作ということで、画像を含めて、そこそこうんちくもあるし、深みがある。ラストまで飽きさせないのであるから、合格点の出来だろう。

犯人捜しのキーワードは「ナチス」である。ヨーロッパを席巻した狂信的な優性思想の傷跡は北欧にも及んでいたということである。そして、そのファナチックな世界観と女性暴行の変質者が組み合わさったとき、おぞましい犯罪が繰り返されていた。

うーん、ちょっと違うけれど、それってジャン・レノとヴァンサン・カッセルの刑事コンビがナチスの優性思想の学園と戦う「クリムゾン・リバー」を思い出した。ほんと、ヨーロッパではナチはどこにでも残滓があるということか。

主人公の片割れのジャーナリストは普通であるが、「左翼雑誌」とか言われ、はめられて刑務所に入れられてしまうというのはすさまじいことだ。もっとも、刑務所はなんだか優雅なのにもびっくりしたが。

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鼻にピアス、背中にタトゥーのパンク・ハッカーのリスベットはなかなか並みではない。いささかボーイッシュな体型はそそらないが、その隠された過去は大いに気になるところである。次が楽しみである。

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「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」★★★★☆ ノオミ・ラパス、マイケル・ニクヴィスト、スヴェン・バーティル・トープ主演 ニールス・アルデン・オプレヴ 監督、152分 、 2010年1月16日公開、2009年、スウェーデン (原題:MAN SOM HATAR KVINNOR)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「敏腕ジャーナリストのミカエルは、 大物実業家のスキャンダル報道をし... [続きを読む]

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