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2010/01/18

北の文学2009

「北の文学2009」(北海道新聞社、1000円)を読む。

2009年の北海道新聞文学賞(創作・評論、詩)と短歌賞、俳句集の作品集がこのほど出版された。

北の文学2009


作品集は昨年から刊行されており、今回が2回目だ。収載作の「目玉」は文学賞(創作・評論部門)を受賞した室蘭の主婦、内山りょうさんの「神様のいどころ」である。芥川賞作家の李恢成、加藤幸子さんらが絶賛した「リアリティーあるファンタジー」である。

哲学者の父親と中学生の娘の物語。とにかく、主食が「トマト」という珍しい食生活ぶりが話題を呼んだ。多感な少女が崩れずに、ある種の倫理観を持って、人生を食していく。それはまるで、トマトの持つ爽やかさのようでもある。そんな不思議な物語を内山さんは紡いでみせている。

それが面白いかどうかは、微妙であるが、読んで損はない小説であることは間違いない。

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