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2009/12/27

警察シリーズ小説とエッセイ

作家、佐々木譲さんの小説本「巡査の休日」(角川春樹事務所、1680円)、「警官の紋章」(角川春樹事務所、1680円)、「暴雪圏」(新潮社、1785円)、それからエッセイ集「わが夕張わがエトロフ」(北海道新聞社、1575円)など5冊ほどまとめ読みする。とりあえず面白かった。

佐々木譲さんの小説とエッセイ


警察小説は「警官の血 上下」(新潮社、各1680円)、「うたう警官」(角川春樹事務所、1890円)など、今や佐々木譲さんの得意分野となっている。

その種の小説の面白さの肝はよほどの本格ミステリー仕立てでなければ、警察組織という現代における上意下達の階級社会の仕組みと生態をトリビアルなところまで描き出すこと(その漫画的な展開が映画「踊る大捜査線」だろう)、登場人物のキャラクターが魅力的であることの2点だろう。

佐々木さんの作品は比重で言えば、今のところ、警察組織の漫画的苛酷さに迫っているように思われる。

夕張とエトロフは佐々木譲さんの2つのふるさとであり、いずれも昔日の面影を失った土地である。そこに寄せる何重もの思いが想像力の原像となっているのかもしれない。

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