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2009/10/04

あの日、欲望の大地で

ギジェルモ・アリアガ監督・脚本。シャーリーズ・セロン。キム・ベイシンガー。ジェニファー・ローレンス。ブレット・カレン。テッサ・イア。

断崖にあるレストランでマネージャーを勤めるシルヴィアは、颯爽と仕事をこなしつつも、行きずりの男性と関係を重ねる孤独な日々を送っていた。ある日彼女の前に、マリアという少女を連れた男が現れる。シルヴィアには、誰にも言わずにきた過去があったのだ…。シルヴィアは少女時代、マリアーナと呼ばれていた。乳がんを患ったマリアーナの母は、妻子ある男性と恋に落ち、あるトレーラーハウスで情事を重ねていた。

『21グラム』『バベル』の脚本家であるギジェルモ・アリアガが初めて監督としてメガホンをとった本作。アリアガ作品の特徴である、複数の場所・時間を横断して進んでいく展開は、観る者を飽きさせないつくりになっている。シルヴィアを演じるシャーリーズ・セロンは、脚本に惚れこみプロデューサーとしても参加している。それだけに熱の入りようはさすがで、ヌードも披露している。また、家族がいながらも他の男性との情事に溺れていくシルヴィアの母を演じたのは、キム・ベイシンガー。かつてのセクシー女優が、切ない“女の性”を見事に表現している。母と娘がそれぞれ抱える“女の性”、男性にもぜひ観ていただきたい一作だ。(GOO映画より)

あの日、欲望の大地で

さまざまな空間と時間軸が同時並行で進むため、最初はなんのことやらわからないが、最後には話のジグソーパズルがぴったりとはまり、感動が訪れる。それはまさに「バベル」の世界と連なり、監督がその脚本家だと知り、なるほどと思う。そうか、キム・ベイシンガーの娘がジェニファー・ローレンス、シャーリーズ・セロンだったのだ、金髪つながりね。傑作である。

あの日、欲望の大地で

シャーリーズ・セロンはモンロー似の大柄美人であるが、犯罪者を演じた「モンスター」はもちろん「スタンドアップ」の差別と戦うシングルマザーのように、骨太の役を演じてみせる。しかも、惜しげもなく、裸体を見せちゃうのだから、日本の中途半端な女優さんとは根性が違うな、もちろん思想性も。

いい映画なんですが、キム・ベイシンガーがメキシコ移民の男性との情事に走る理由は、旦那の不能によるセックスレスという理由だというのが、個人的にはちょっと痛いなあ。それだけじゃない、と思うんだけど。そこだけが説明不足のような気がしたね、脚本的には。

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