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2009/08/29

世界は分けてもわからない

世界は分けてもわからない
福岡伸一著「世界は分けてもわからない」(講談社現代新書、819円)。

「生物と無生物のあいだ」でユニークかつ文学的美しさに満ちた生命論を展開した福岡ハカセ。

今度は膵臓の中にある世界最小の島・ランゲルハンス島からベネチアの水路、アメリカの巨大美術館を経巡り、インクラビリ=治すすべのない人間の病の物語を綴る。

どこから読んでも印象的な考察があふれている。部分と全体という区分けの難しさ。世界は分割しなければわからないが、分割してもわからないとのこと。

ガン細胞とES細胞の類似性、臓器移植の持つ矛盾、ランゲルハンス島の海が作り出す消化酵素のメカニズムや毒と薬など、まさしくマージナルでスリリングな言説に圧倒される。

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