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2009/08/11

ジャック・ブラックの「ロック魂」を見る

スクール

「スクール・オブ・ロック」(2003年米国)リチャード・リンクレイター監督。 ジャック・ブラック。ジョーン・キューザック。マイク・ホワイト。サラ・シルヴァーマン。ジョーイ・ゲイドス・ジュニア。

デューイ(ジャック・ブラック)は、ロック・バンドのメンバーとしてワイルドに生きている男。だが、代用教員の親友ネッド(マイク・ホワイト)のアパートに居候している彼は、多額の家賃滞納によりネッドの恋人パティ(サラ・シルヴァーマン)を激怒させ、アパートから追い出すと宣告される。バンド・バトルで優勝すれば賞金で家賃を払えると考えるが、破天荒な態度が問題となりバンドをクビになってしまった。途方に暮れた彼は、名門小学校からネッドにかかってきた仕事の依頼の電話を受け取る。デューイはネッドになりすまして、この学校の代用教員になることにする。まんまと厳しい女校長のマリンズ(ジョーン・キューザック)を騙し、小学校5年生の担任に。そして音楽室から流れてくる生徒たちのクラシック演奏を聴き、生徒たちにロックをやらせて一緒にバンド・バトルへ出場するという計画を思いつく。リード・ギターに内気な少年ザック(ジョーイ・ゲイドス・ジュニア)、ドラムスにフレディ(ケヴィン・クラーク)、キーボードに寡黙なローレンス(ロバート・ツァイ)、ベースにケイティ(レベッカ・ブラウン)、コーラスにソウルフルな歌声を持つトミカ(マリアム・ハッサン)を抜擢し、クラスの仕切り屋の女子生徒サマー(ミランダ・コスグローヴ)をマネージャーにするなど、生徒全員に役割を与えた。生徒たちは、ロックの世界を通じて自由と個性を知っていく。マリンズ校長をバーに誘ったデューイは、彼女がスティーヴィー・ニックスのファンであることを利用して、生徒の校外引率の許可をもらう。いよいよ大会が近づくが、パティの通報によってデューイは学校を追放に。だが生徒たちは彼を迎えに行き、バンド・バトルへ出場。優勝は逃したものの素晴らしい演奏に観客は魅了され、デューイたちはアンコールに応えるのだった。(goo映画より)

テレビでは「時かけ」をやっているのだが、心臓の具合が悪いので早めに休む。つもりだったが、ジャック・ブラックの見逃し名作「スクール・オブ・ロック」を見る。なにしろ、へたれだけれど、ロック命の半端男が子どもたちとロックをしていくうちに、見事に自分を取り戻すという物語だ。

わしはロックは詳しくないどころか、全く素人だ。でも、音楽を通じて世の中を変えるのだという熱さはよくわかる。ファッションもロックの一部だが、擬態や自傷性を好まない。もちろん、押尾君やのりピー系の薬物文化は論外だ。反逆の方向が異なっている。それでも、音楽の作り出す空間が人間の解放を先取りしているとは思う。マルクスの「経済学哲学草稿」に倣えば、「五感の形成は世界史の労作」であり、感性の解放は人間の解放の指標であるだろう。

ジャック・ブラックはすごい。圧倒的な熱演である。「山形スクリーム」の竹中直人は単なる垂れ流し芸になってしまったが、本作は別に監督がいる分、ジャックの天才はパフォーマンスとしてブレがないのが鮮やかだ。ジャック・ブラックは近作では「僕らのミライヘ逆回転」や「ナチョ・リブレ」「ホリディ」でも達者なところを魅せているが、本作での子どもたちとの競演も素晴らしい。

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