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2009/08/17

花と修羅

花と修羅
真崎守選集(ブロンズ社)があったので、久しぶりに読む。

禅問答のような自己凝視の物語。キバ紋、ジロ、しのぶ、蛍など魅力的な登場人物が血を流すように、言葉を吐く。

欠落=疎外はひとつの修羅であるが、一輪の花にも修羅がある。だから、葛藤は続くのだ。

解説文を書いているのは斎藤次郎。「共犯幻想」の原作者である。

「盲目の河を渡る時は
だれもが一人きりだ
かつて
わたしもそしてキミも
そうやって今日へ辿り着いた
いつか一度は立ち向かわなくてはならぬ障害
一人でやるほかないのではないか」

双子の妹である蜻蛉亭の女将に、兄の真田が言う口上だ。なんとも実存的ではないか。

1960年代末から70年代初頭の漫画の前線はそのような場所にあった。

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コメント

こんにちは。

「あったので」
というのがすごいというか、うらやましいというか…。

まだネットのない時代、「共犯幻想」をさがして東京中の古本屋・新刊書店を歩き回っていたころを思い出しました。

私的には、あれをうわまわる全共闘小説というのは、まだ読んだことがないのですが。

投稿: ねむいヤナイ | 2009/08/20 20:07

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