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2009/07/26

セントアンナの奇跡

スパイク・リー監督。ジェームズ・マクブライド原作・脚本。デレク・ルーク。マイケル・イーリー。ラズ・アロンソ。オマー・ベンソン・ミラー。マッテオ・シャボルディ。 

セントアンナの奇跡

第2次大戦下のイタリアで起きた実話を基にした感動ドラマ。見ず知らずの戦場で出会った黒人部隊の兵士たちとイタリア人少年との心の交流が生み出す奇跡を描き出す。

ストーリー・1983年のNYで郵便局員が客をいきなり射殺するという不可解な事件が起きる。しかも、彼の部屋からは歴史的に貴重なイタリアの彫像が。その謎を解くカギは、彼が兵士として派遣された約40年前のイタリアの戦場にあった。
2008米.伊。163分・R-15。(シネマトゥデイより)

セントアンナの奇跡

戦争はばらばらに存在する人々を統一された国民へと形成する。デモクラティックであろうと、ファシズムであろうと、ナチズムであろうと、軍国主義であろうと、スターリズムであろうと、それは同じだ。

動員された人々はしかし、気づく。そうした一枚岩の国民は矛盾と差別を引きずっていることを。戦争は決して美しくないことを。

本編はアメリカの中の少数民族の視点で映画は作られている。

戦うことの大義を求めながら、小さな矛盾の解決なくしては大義なんてないのだ。スパイク・リーはいろんなエピソードをつなぎながら、人間への信頼を紡いでいる。

敵は敵ばかりじゃないし、味方を装っていてもそうじゃない味方もいるのだ。

奇跡とは何か。人間への信頼である。小さな善意が失われていない限り、間違った世の中でも捨てたもんじゃない、ということだ。きっと、スパイク・リーの善き心がしみ出したような作品である。

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