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2009/06/14

レスラー ありがとうミッキー・ローク&三沢光晴

レスラー
ダーレン・アロノフスキー監督。ミッキー・ローク。マリサ・トメイ。エヴァン・レイチェル・ウッド。

“ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラー、ランディは、ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、医者から引退を勧告されてしまう。馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、家族に連絡するように勧められる。長らく会ってない娘・ステファニーに会いにいくが、案の定、冷たくあしらわれてしまって…。(goo映画より)

「プロレス三沢選手が死亡 広島、試合中に頭部強打」
http://www.47news.jp/news/2009/06/post_20090614075958.html

プロレスラーの三沢光晴が亡くなったという報道を読んだ朝、ミッキー・ロークの「レスラー」を見た。いい映画だった。泣けた。不器用だけど、体を張って生きてこそ男だねって。思った。

そりゃ、人は死に場所を選べるわけじゃない。戦争で手柄を立てて英雄になろうとしたって、味方の流れ弾で死ぬこともあるだろうさ。自分の戦場がどこにあるかなんてわからないものさ。死が生の切断である以上、パーフェクトなんてないぜ。

だから、すべては結果論だ。三沢光晴の死は悔しいけれど、でも、リングに生きた男、三沢光晴らしい気もする。このミッキー・ロークの「レスラー」を見ていて、そんな思いがずしんと腹の底に落ちていく。

おじさん、まだやっているのか、って言われてしまう。もう、後ろに下がって見ていればいいさ。あんた、落ち目だぜ。そんな外野席の冷笑なんか、犬に食われろだ。おれはおれの道を行く。あんたはだめだぜ、って言えるのは神様なんかじゃなくファンだけだ。

生き急いだのだから、そのツケは自分の体で払うしかない。そんな当たり前のことがわかるまで、かたぎに戻ろうとしたこともあるさ。大切な家族を大事にしなかった。好きな人に、気持ちをうまく伝えられなかった。でも、おれはおれ。老いと死がそこまで来ているにしても、逃げやしない。コーナーポストの最上段からおれは飛ぶ。ジャンピング・ヘッド・ドロップ!

ありがとう、三沢光晴。君のリングの上での美しすぎるほど動きは本当に輝いていた。君のファイトは弱い心に負けるな、って伝わっていたぜ。君の魂はいつまでも僕らを鼓舞させてくれる。悔しいのはそれを思い出しながらしか語れないことだ。

レスラー

ミッキー・ローク。君のランディはなんと多くのことを考えさせてくれることか。文句なく、君のスピリットに感謝だ。

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