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2009/06/28

蟹工船

蟹工船
山村聡監督・脚本・主演。小林多喜二原作。 日高澄子。森雅之。森川信。中原早苗。平田未喜三。

昭和初年のある春。折からの大不況にあぶれた鉱夫、農夫、労働者上りの雑夫たちを乗せた蟹工船博光丸は、ベーリング海の漁場めざして函館港を後にした。連日吹きすさぶ嵐に船酔いし、不潔な生活から続出する病人たちに、蟹工船の浅こと監督の浅川を中心とする幹部らはむりやり作業を強制する。浅川の冷酷さはSOSを打ちつづける僚船をも漁場に急ぐため無視し、カムサッカの漁場では突風警報をおかして川崎船を操業させ、多数の遭難者を出した。連日の酷使についに倒れた「学生上り」は偽病人としてボイラーに縛りあげられ、反抗した雑夫平太は撲殺された。低下の一途を辿る生産高にあせったた浅川は、拳銃で漁夫らの反抗をおさえ、ソ連領海への侵入を企てる。その上、過労で病死した青年の体を、すげなくつめたい海に沈めた無情さに、漸く怒り心頭に発した漁夫たちは、ついに就業を拒んだ。代表たちは監督に要求書をつきつけ、拳銃で威脅しようとする彼を、叩きのめした。が、翌朝、浅川らの連絡で駈けつけた駆逐艦「初風」から、武装した一隊の水兵が工船に乗り
うつり、暴動代表者の拘引をはじめる。彼らを奪還しようと騒ぐ漁夫たちは、包囲した水兵らの銃弾に次々、のけぞり倒れた。(goo映画より)

1953年の作品をDVD上映の劇場で見た。昨今話題の「蟹工船」をそんなブームと無縁なところでリアルに描いている。音楽が伊福部昭というのも懐かしいし、撮影が宮島義勇、仲沢半次郎だそうだ。中沢半次郎はあまり存知あげないが、その方面ではすごい仕事をしている。宮島義勇は60年代末の学生反乱を描いた「怒りをうたえ」で私のような者にもよく知られている。

「蟹工船」は多様な主体による群衆劇だ。いやあ、プロレタリア文学、すごいな、とあらためて感じました。

でも、なんか足らんよなあ。うまく言えないけれど。組織と人間かなあ。

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