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2009/05/02

スラムドッグ$ミリオネア

スラムドッグ$<br />
 ミリオネア

ダニー・ボイル監督。サイモン・ビューフォイ脚本。デーブ・パテル。アニル・カプール。フリーダ・ピント。イルファーン・カーン。

インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。

発祥地イギリスはもちろん、日本など世界中でローカライズされ人気となっている「クイズ$ミリオネア」。難問の続くこのクイズ番組で最後の1問までたどり着いたスラム出身の少年ジャマールは、いかにしてその答えを知ることになったのか? 彼自身が過去を振り返ってその理由を話す中で、一途にある少女を思い続けた少年の人生が浮き彫りになっていく。ジャマール、彼の求める少女ラティカ、そしてジャマールの兄サリームの三人が紡ぐ物語は、純愛や欲望といったものが絡み合い非常にドラマチック。インドを中心に撮影された映像は生命力と疾走感にあふれ、観る者をグイグイと引き込む。最後の瞬間まで決して目が離せない傑作が誕生した。(goo映画より)

スラムドッグ$<br />
 ミリオネア

ダニー・ボイル監督と言えば、「トレインスポッティング」。そして、アジアへと転戦した「ザ・ビーチ」(ラリったレオ様が踏ん張ったが、ちょっと失敗だった)か。今回はタイじゃなく、インドである。「トレスポ」が帝国主義本国のルンプロ青年の愛の姿を描いたとすれば、本作では植民地国のスラムドッグの愛を描いてみせた。そして、明らかに-麻薬をやっていないこともあるが-ぶれることなく愛を貫いて、感動的である。

もちろん、これは夢物語であるが、見ていてなんとか、青年ジャマールになんとか夢を叶えてほしいと、観客も、そして映画の中のテレビ観衆も、願わずにはいられないのだ。
 
インドのボンベイがムンバイとなり、新興工業都市として発展していく姿も、宗教対立も、アメリカ人の拝金&人権主義もしっかり描いている。テレビショウを素材にしつつも、骨太なのだ。カメラワークもいい。スラムのマチを這うように少年が走り、それを遠くから撮ると、貧しい民衆の存在がとてつもない広がりのように映る。そして、青年が建設中のビルから見たとき、スラムはなんとも無機質な都市ビルへと潰されている。
  
ラストも感動だが、その後のエンディングロールに飛び出すインド映画のお約束のダンス(ミュージカル)も批評的である。脚本が「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイだそうだが、実にうまい。

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