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2009/05/11

リリィ、はちみつ色の秘密

リリィ、はちみつ色の秘密
ジーナ・プリンス=バイスウッド監督・脚本。スー・モンク・キッド原作。ダコタ・ファニング 、ジェニファー・ハドソン 、アリシア・キーズ 、クイーン・ラティファ 、ソフィー・オコネドー。

1964年の夏、14歳のリリィは幼い頃に自分のせいで死んだ母の愛を確かめたくて、父T・レイに黙って旅に出る。制定されたばかりの公民権法の甲斐もなく白人の嫌がらせを受け怪我をした挙げ句警察に連行された黒人家政婦のロザリンを助け出し、向かった先は母に縁のある町ティブロン。そこで2人はボートライト三姉妹と出会う。長女のオーガストは養蜂家で、黒い聖母像のラベルのはちみつを作っていた。

ひたすら愛されたいと願う少女が、知的で独立心に富んだ女性たちの優しさに包まれ、たくましく成長して行くひと夏を描いた感動の物語。生きていれば決して消えることのない深い悲しみがあることを知り、その上で自分を許すことも学ぶ主人公リリィを天才子役ダコタ・ファニングが繊細に演じ、さらにジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズらアカデミー賞やグラミー賞に名を連ねる多才な実力派女優陣が見事なアンサンブルを見せる。中でも、養蜂家オーガスト役を好演するクィーン・ラティファの包容力は抜群だ。原作はスー・モンク・キッドの世界的な同名ベストセラー小説。製作陣にはウィル・スミス夫妻も参加している。(goo映画より)

リリィ、はちみつ色の秘密

天才子役のダコタちゃんに、「ドリームガールズ」で主役のビヨンセを食ったジャニファー・ハドソン。この2人が出ているということで、地味そうな映画であるが、期待して観た。

ダコタちゃんは、なかなかに美少女に成長しつつあった。愛を乞う子どもの神経質な感じも巧みに演じていた。子役の持つ塀の上を歩いているようなスリリングさはまだ抜けていないだろうが、このペースで大きくなると、そこそこの大物(と言っても、今だってスゴイのだが)になりそうな感じである。

黒人差別が依然として厳しい時代の中で、自らに誇りを持ち、生きていく黒人ファミリーの姿がよくも悪しくもアメリカ的である。それにひきかえ、白人男はダメだ。すぐ色で差別しようとするから、底の浅さがわかってしまう。ダコタちゃんの父親(ポール・ベタニー)が一応、内面を持つ唯一に近い存在であるが、失うことにおびえているところにリアルさがあるが、悪い人じゃないのに殻を破れないのだ。

自然とふれあい、あるいは優しい人たち(今回は黒人養蜂家)に出会うことで、人は自らの傷をいやして成長する、と言ってしまうと単純すぎるが、ミツバチを扱うシーンを含めとても、愛情の伝わる一本であった。

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