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2009/05/28

「がんばれ銀太クン」出版記念祝賀会

「がんばれ銀太クン」出版記念会

会社の同僚というよりも「馬はともだち」人間の代表である守谷久さんの最新刊「がんばれ銀太クン 札幌幌馬車ものがたり」の出版記念祝賀会が27日夜、札幌市中央区のKKR札幌で開かれた。

こぢんまりとした会場であるが、見知った顔を含め多くの守谷ファン、馬ファンが集まり、とてもアットホームな温かい催しになった。

「がんばれ銀太クン」出版記念会

札幌の観光幌馬車については、2008年8月21日に「窓の外行く銀太君」という記事
http://takaoudo.cocolog-nifty.com/takaoudoism/2008/08/post_7d59.html
を、このブログに書いているので、そちらもご覧頂きたい。

もっとも守谷君の本はその担い手であった故土屋光男さんへの粘り強いインタビューと北海道の馬文化に対する愛情から生まれたものである。

出版記念会で印象的だったのは2点ほど。

1つは司会者のT君の場慣れした名調子にいささか感動したことである。現在の仕事も一生懸命やっているようだが、ホテルの司会業でも十分食って行けそうである。お開きになる時には「お帰りの際には足元のご注意され」とかなんとか加えるあたりは、素人ではない。才能というのはいろいろとあるものだ。

2つは大先輩が飛び入りで、秋田民謡を披露してくださっていた。「では、一曲」と言ってから、本編ならぬ民謡に入るまでのMCの長いこと長いこと。さすが、軽薄短小な時流に流されない反骨精神に感動した。もちろん、個人的には「早く歌って!」と思ったが、大局観としては素晴らしいものがある。しかも、歌い始めると簡単に終わらないというのも二重の面白さがあった。新聞記者の揺らがぬこだわりを感じた。

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2009/05/17

天使と悪魔

ロン・ハワード監督。トム・ハンクス。ユアン・マクレガー。アイェレット・ゾラー。

ハーヴァード大学の宗教象徴学の権威であるロバート・ラングドン教授は、歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカトリック教会=ヴァチカンに致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、400年の歴史を持つ古代のシンボル=暗号をたどりながらヴァチカンを救う唯一の手掛りを探っていく…。(作品資料より)(goo映画より)

天使と悪魔

イルミナティは光明結社であり、フリーメーソンとともに世界的に有名な陰謀的組織である。本作ではガリレオ・ガリレイの地動説から始まり、ローマ教会によって弾圧された科学者がイルミナティに結集し、その末裔たちがローマ・カトリックの総本山バチカンを攻撃するという物語になっている。

トム・ハンクスは象徴学者としてイルミナティの秘事を解き明かしつつ、バチカンを「反物質」によって爆破しようとする犯行を未然に防ごうとする。だが、どうだろうか。トム・ハンクスが謎解きをするのだが、犯行は一足さきを進んでしまう。

天使と悪魔

しかもだ。4人の誘拐された枢機卿はほとんど(水攻めの1人だけが間に合う)が殺されてしまう。おまけに、ネタばれになるとまずいが、実行犯は真犯人に殺され、本当はイルミナティの敵であるはずの味方まで肝心のところで誤って警察が殺してしまう。

これは大失態である。もちろん、最後にひょんなことから陰謀の立案者を見いだすが、結果的にその犯人すら死なせてしまう。

というわけで、探偵映画的にはトム・ハンクスのラングドン教授は役に立っていない。困った映画である。

ローマ教会の持つダークなイメージはしっかり表現されており、10億の民がひれ伏す宗教組織の持つ怖さは半端ではない。いかなるものであれ、権力は醜いという暗喩を感じた。

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また実家に行く

また実家に行く
母親の様子見に、先週に引き続き、実家に行く。

室蘭行きの特急は相変わらず、乗客が少ない。たぶん5両編成で、ひとつの車両に10人前後しか乗っていない。先週から往復四回、そんな感じである。地域が寂れ、人的物的交流が減ったにしても、寂しすぎる。あるいは、乗用車などのモータリーゼーションのほうに移動手段がシフトしているのかもしれないが、なんともわびしい。

母親はなんとか1人でやっている。デイサービスにも行っており、早めに連れて帰った。

また実家に行く


両足に湿疹ができていて、かゆいと訴えている。デイサービスの看護士は医者に診せろと言うので、町立病院で良いかと聞くと、地元に皮膚科はないとおっしゃる。地方医療の現実かもしれないが、人口二万の町でも、皮膚病になったら、おしまいということらしい。政治の貧困が、社会的弱者を見捨てている。

雨漏りがするというので、屋根に上がって防水テープを貼ったり、部屋の掃除をしたり、ちょっとだけ親孝行する。もしもの時に使えるように買ってやった発信先固定のPHSが充電されているか確認する。

また実家に行く


家の周りは相変わらず花盛りで、のどかである。子育てはしなかったが、親の介護だけは避けられないのだろうか。

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2009/05/11

リリィ、はちみつ色の秘密

リリィ、はちみつ色の秘密
ジーナ・プリンス=バイスウッド監督・脚本。スー・モンク・キッド原作。ダコタ・ファニング 、ジェニファー・ハドソン 、アリシア・キーズ 、クイーン・ラティファ 、ソフィー・オコネドー。

1964年の夏、14歳のリリィは幼い頃に自分のせいで死んだ母の愛を確かめたくて、父T・レイに黙って旅に出る。制定されたばかりの公民権法の甲斐もなく白人の嫌がらせを受け怪我をした挙げ句警察に連行された黒人家政婦のロザリンを助け出し、向かった先は母に縁のある町ティブロン。そこで2人はボートライト三姉妹と出会う。長女のオーガストは養蜂家で、黒い聖母像のラベルのはちみつを作っていた。

ひたすら愛されたいと願う少女が、知的で独立心に富んだ女性たちの優しさに包まれ、たくましく成長して行くひと夏を描いた感動の物語。生きていれば決して消えることのない深い悲しみがあることを知り、その上で自分を許すことも学ぶ主人公リリィを天才子役ダコタ・ファニングが繊細に演じ、さらにジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズらアカデミー賞やグラミー賞に名を連ねる多才な実力派女優陣が見事なアンサンブルを見せる。中でも、養蜂家オーガスト役を好演するクィーン・ラティファの包容力は抜群だ。原作はスー・モンク・キッドの世界的な同名ベストセラー小説。製作陣にはウィル・スミス夫妻も参加している。(goo映画より)

リリィ、はちみつ色の秘密

天才子役のダコタちゃんに、「ドリームガールズ」で主役のビヨンセを食ったジャニファー・ハドソン。この2人が出ているということで、地味そうな映画であるが、期待して観た。

ダコタちゃんは、なかなかに美少女に成長しつつあった。愛を乞う子どもの神経質な感じも巧みに演じていた。子役の持つ塀の上を歩いているようなスリリングさはまだ抜けていないだろうが、このペースで大きくなると、そこそこの大物(と言っても、今だってスゴイのだが)になりそうな感じである。

黒人差別が依然として厳しい時代の中で、自らに誇りを持ち、生きていく黒人ファミリーの姿がよくも悪しくもアメリカ的である。それにひきかえ、白人男はダメだ。すぐ色で差別しようとするから、底の浅さがわかってしまう。ダコタちゃんの父親(ポール・ベタニー)が一応、内面を持つ唯一に近い存在であるが、失うことにおびえているところにリアルさがあるが、悪い人じゃないのに殻を破れないのだ。

自然とふれあい、あるいは優しい人たち(今回は黒人養蜂家)に出会うことで、人は自らの傷をいやして成長する、と言ってしまうと単純すぎるが、ミツバチを扱うシーンを含めとても、愛情の伝わる一本であった。

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2009/05/09

春だねえ

春だねえ

実家のそばの道路ぎわには、タンポポやフキがいっぱいでした。

春だねえ

マンション暮らしの身には、なんだか新鮮でした。

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実家の桜とVILLA SPICA

実家の桜とVILLA SPICA

千葉から母親が生きて帰ってきたので、2カ月ぶりに実家に行く。

札幌の円山公園の桜はすでに散っているが、実家は花盛りであった。

昔はもっとにぎやかだったが、老木となったので、大半を伐ってしまったが、生命力はたいしたもので、切り株から花が咲いている。

外食をすることになり、以前は厚生年金系だった温泉施設に行く。

実家の桜とVILLA SPICA
実家の桜とVILLA SPICA

一周年&リニューアル特別企画。感謝割サンキューランチ¥390(ドリンクバー付)。

親子丼or薬膳フォーor薬膳カレー
+ハンバーグシチューorレバーの辛味炒めorチキンガーリックソテー
+スープ・サラダ・惣菜食べ放題
+手づくりデザート。

生薬だしなど医食同源食だそう。ふだんは650円のところをドンとディスカウントしているようだ。食べ過ぎちゃいました。

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2009/05/05

こどもの日

そうか。今日は「こどもの日」であったか。

そういう行事には全く縁がないのだが、お年寄りが寂しくないように-と買ったら、いつのまにか子ども同然になってしまったぬいぐるみのプリモプエルたちが新しい初夏のファッションで勢揃いしていた。

子どもの日


鯉のぼりや五月人形には比べようがないが、一応、元気なちびっこファミリーの記念写真をパチリ。「こいのぼり、大好き」とか「ゴールデンウィーク、何して遊ぶ?」などと、プリモプエルたちは季節の言葉をちりばめながら、叫んでいる。

癒し系というのか、この種の言葉をしゃべるぬいぐるみは、痛いところを突いて、なかなか芸達者である。

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ただただクタクタの連休7Days

今年のゴールデンウィークは4月29日から休みを取らせていただいたので、5月6日までで8連休である。こんな時節にぜいたくすぎる気がして少し申し訳ない。

もっとも休みといっても、まったく自分の時間がなかった。

29日、30日はボランティアで旭川に行って、あれこれ取材。
1日、2日でそのまとめ原稿を執筆。気分転換に一本だけ映画を見る。
3日、4日は義母が亡くなってから片付けないままに1年以上も放置してきたマンションの片付け作業である。大型の家具やら食器類が山のようにでる。便利屋さんを頼んだりして、かなり進むがまだ多くを積み残しており、全面解決にはほど遠い。
5日は旭川取材の第2弾。レンタカーを使って、慣れない運転でかけずりまわって終わった。戻ってきてからはリポートのまとめである。

連休は6日で最後であるが、まあ、残務整理をしたら、映画でも見たい。

旭川の常磐公園に行ったら、エゾヤマザクラが満開だった。

Konnodr_2


池のまわりでは家族連れなどの花見で大にぎわいであった。中央図書館側からまわると、今野大力や小熊秀雄といったプロレタリア系の作家の文学碑が目立つ。その文学碑にも桜が舞い散り、おだやかである。

Ogumasakura_2


少し移動範囲を広げて車を走らせていると、忠別橋の橋上には「月に飛ぶ」(Fly to the Moon)という加藤昭男の彫刻が目立つ。青い空に映えて、爽快な気分にさせてくれた。

Tukinitobu_2


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2009/05/02

スラムドッグ$ミリオネア

スラムドッグ$<br />
 ミリオネア

ダニー・ボイル監督。サイモン・ビューフォイ脚本。デーブ・パテル。アニル・カプール。フリーダ・ピント。イルファーン・カーン。

インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。

発祥地イギリスはもちろん、日本など世界中でローカライズされ人気となっている「クイズ$ミリオネア」。難問の続くこのクイズ番組で最後の1問までたどり着いたスラム出身の少年ジャマールは、いかにしてその答えを知ることになったのか? 彼自身が過去を振り返ってその理由を話す中で、一途にある少女を思い続けた少年の人生が浮き彫りになっていく。ジャマール、彼の求める少女ラティカ、そしてジャマールの兄サリームの三人が紡ぐ物語は、純愛や欲望といったものが絡み合い非常にドラマチック。インドを中心に撮影された映像は生命力と疾走感にあふれ、観る者をグイグイと引き込む。最後の瞬間まで決して目が離せない傑作が誕生した。(goo映画より)

スラムドッグ$<br />
 ミリオネア

ダニー・ボイル監督と言えば、「トレインスポッティング」。そして、アジアへと転戦した「ザ・ビーチ」(ラリったレオ様が踏ん張ったが、ちょっと失敗だった)か。今回はタイじゃなく、インドである。「トレスポ」が帝国主義本国のルンプロ青年の愛の姿を描いたとすれば、本作では植民地国のスラムドッグの愛を描いてみせた。そして、明らかに-麻薬をやっていないこともあるが-ぶれることなく愛を貫いて、感動的である。

もちろん、これは夢物語であるが、見ていてなんとか、青年ジャマールになんとか夢を叶えてほしいと、観客も、そして映画の中のテレビ観衆も、願わずにはいられないのだ。
 
インドのボンベイがムンバイとなり、新興工業都市として発展していく姿も、宗教対立も、アメリカ人の拝金&人権主義もしっかり描いている。テレビショウを素材にしつつも、骨太なのだ。カメラワークもいい。スラムのマチを這うように少年が走り、それを遠くから撮ると、貧しい民衆の存在がとてつもない広がりのように映る。そして、青年が建設中のビルから見たとき、スラムはなんとも無機質な都市ビルへと潰されている。
  
ラストも感動だが、その後のエンディングロールに飛び出すインド映画のお約束のダンス(ミュージカル)も批評的である。脚本が「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイだそうだが、実にうまい。

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