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2009/04/19

岡さんという文芸編集者

東京の小娘さんから「週刊読書人」に吉川英治文学賞の記事が載っていると、勝手にコピーが送られてきた。

吉川英治文学新人賞には、朝倉かすみ「田村はまだか」、柳広司「ジョーカー・ゲーム」が選ばれているが、本賞は奥田英朗「オリンピックの身代金」である。

奥田さんは4月10日の受賞挨拶のなかで、デビューしたのは1997年8月で、その力になったのが、講談社の編集者で「亡くなった岡さんという方だった」と述べ、「岡さんのことを知っている皆さんは、今夜は彼のことを思い出して欲しい」と語ったそうだ。

コピーが届いた理由はそこにある。私もまた「岡さん」を少し知っているからだ。岡さんとは、2005年11月、くも膜下出血で53歳で急逝した岡圭介さんのことであろう。最後は講談社の文庫出版局長だったそうだが、編集者時代に、何度かお会いしている。

2001年の如月、作家なかにし礼さんの小説担当の話があり、準備の段階で岡さんと打ち合わせをしたのだ。結局、岡さんと話した件は作家の構想も変わり、講談社からの出版の話はなくなり、岡さんとも会わなくなった。

岡さんは坊主頭で、スポーツマンタイプの美男子だった。ずいぶんモテるだろうと羨ましく思ったものだ。作家は編集者と二人三脚。岡さんは幸せな編集者だったと再認識した。

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