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2009/02/23

「中川番」記者はどうしたのか

全国紙3社の共通サイト「あらたにす」を見たら、林香里さんという東京大学大学院情報学環准教授が<新聞案内人>という新聞の読み方指南コラムに2月23日付で「『中川番』記者からも説明がほしい」という記事を書いていた。

そのタイトルとおりの内容である。
http://allatanys.jp/B001/UGC020005420090222COK00236.html

すでに、このブログでも「中川大臣と同行記者団」というタイトルで、一緒にいた記者はしっかり事実を伝えてよ、と指摘しておいた。林さんが書いていることも同じである。

まず、日頃の取材姿勢の問題を指摘する。

「『夜討ち朝駆け』をしながら中川氏にぶら下がってきた記者たちなら、彼の行状を知らないはずはない。権力監視をするはずの記者たちによる日ごろからの『お目こぼし』が、あのような会見を招く遠因となったのではあるまいか」

次に番記者取材への疑問を提示する。

「こうした経過を見ていると、普段、大臣のまわりには大勢の記者たちがぞろぞろと付いて回っている(少なくともテレビなどで見るとそう見える)にもかかわらず、いったい彼(女)たちはどのような方針で何を取材しているのか、国民が知るべきことを知らせていないのではないか、そんな不安が募ってくる。」

最後に、「今回の記者会見事件については、メディア側にも、国民に対していくばくかの説明をしてほしいと思うのだが、いかがだろうか」と締めくくっている。

経歴を見ると、林さんは「1963年名古屋市生まれ。ロイター通信東京支局記者」を経て、アカデミズムの世界に移っている。それほどではないにしろ、取材の現場は経験しているから、日本の番記者体制のもろさを体感しているのかもしれない。

「新聞案内人」は朝日、読売、日経の3紙の読み比べのために書かれているのだろう。だが、林さんの言うようにはそうも3紙ともきちんと伝えていない。特に、なんども中川大臣との会食懇談に顔を出している女性記者は、さらに詳しいことを知っているはずだろう。肝心の場面を見ていない、という公式コメントではない記者らしい真実を聞きたい。

中川大臣の醜態をどうして外国メディアから教えられねばならないのか。問題点はどこにあったのかを伝えねば、同じことは繰り返される。あまりに怠慢ではないか。

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