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2009/02/21

チェンジリング

チェンジリング

クリント・イーストウッド監督。アンジェリーナ・ジョリー 。ジョン・マルコヴィッチ。ジェフリー・ドノヴァン。コルム・フィオール。ジェイソン・バトラー・ハーナー。

1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。

老境の域に達してなお、自身の最高傑作を塗り替えている感さえあるクリント・イーストウッド監督の“硫黄島”二部作に続く本作は、誘拐された息子の生還を祈る母親の闘いを描くサスペンスドラマ。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かい、真実を求めて闘い続ける姿を寡黙なタッチで描き出している。ヒロインを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。華麗なアクションを披露したかと思えば重厚なドラマに出演と、多彩なキャリアを誇る彼女の集大成とも思える熱演ぶりに注目だ。また、綿密に時代考証されたセット、脇役の俳優一人ひとりまで行き届いたイーストウッド流の演出を体感できる一本といえよう。(goo映画より)

チェンジリング


いい映画だ。息子を思う母の愛の深さを徹底的に描き出した。一方で、腐敗した警察組織が犯す非常識な権力犯罪の怖さを見事に浮かび上がらせた。

そして、子供を狙った動機もあきらかでない連続誘拐殺人事件。その犯人の狂気と、神への確信にもとづく教会のある種の正義への不気味なほどの明快さ。それら対照的なことどもが、行きつ戻りつ、居心地の悪さのように繰り返される。

イーストウッドはすごい。ある意味、もっと短絡的に描ける権力犯罪と凶悪犯罪の犠牲者の物語を不屈の愛の物語として導き出した。その力量は半端じゃないと、あらためてみせつけてくれる。

アンジェリーナ・ジョリーはいつもの快活な姿を封印して、耐えながら屈しない女を演じている。赤い口紅がいささか、濃すぎるが。

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今日、「チェンジリング」を見てきました。 アンジェリーナ・ジョリーは、体当たりの [続きを読む]

受信: 2009/02/21 22:32

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松山ケンイチさんにやけに目がいったのはやっぱりそのせいですね。笑ったときや真顔の感じがなんとなく [続きを読む]

受信: 2009/02/21 23:08

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