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2009/01/27

「ゲバルト時代 SINCE1966-1973 あるヘタレ過激派活動家の青春」

ゲバルト時代
中野正夫著。バジリコ刊。本体価格1800円。

こんな時代がありまして・・・
うなる警棒、飛び交うガス弾、突っ込むゲバ棒。

全共闘の熱狂、機動隊とのバトル、官僚化する党派幹部、男女活動家の制御されざる下半身、刑務所の中。1970年前後、羽田闘争から東大安田講堂の攻防、三里塚闘争、連合赤軍リンチ殺人事件まで、熱い季節を駆け抜けた末端運動家のホロ苦い記憶。革命幻想と現実の間に揺れる活動家の心理とその実生活、過激派セクトの内実を、自らの体験を通して赤裸々に描いたノンフィクション。(以上、amazonの紹介文より)

過激な人生を送ったものの、今はガンで苦しんでいる友人のためにアマゾンで買ったのだが、おもしろそうなのでサラッと読ませていただいた。懐かしさいっぱいの本だった。

なにしろ、「ヘタレ活動家」を自称する著者の6年間の青春物語だ。革命幻想に振り回され、どんどん走り抜けて気が付けば、「なんじゃ、こりゃあ」という落差。それを楽しく回想している。

いろいろ違うけれど、まあ、アラカン世代の一つの青春像を描き出している。著者は「革命ごっこ」の親玉たちを批判しているが、-それは正しいが、しかし-それに附いていったのも事実だから、結果的総括はちょっとフェアじゃないと思う。

あの当時のイケイケどんどん、の発想は大衆運動から見るとトンデモなかった。そのことを原則的に批判しうる勢力もあったのに、最近の「連合赤軍」論にしろちょっとひどすぎる。党派ではなく「全共闘」のアモルファスなエナジーをとらえかえし、あらためて大衆叛乱の可能性を見いだす側に六〇-七〇年代の価値軸があったろうと思う。

いずれにしろ、全国津々浦々のヘタレ・アラカンたちの真価が問われるのはこれからである。たぶん。


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2009/01/25

感染列島

感染列島
瀬々敬久監督・脚本。妻夫木聡。檀れい。佐藤浩市。藤竜也。国仲涼子。池脇千鶴。

正月明け、市立病院に務める松岡剛の元に1人の急患が運ばれてきた。新型インフルエンザに類似する症状だがワクチンが通用せず、患者は死亡。やがて同僚の安藤医師や他の患者に感染が広がり、病院はパニックになってしまう。WHOのメディカルオフィサーで松岡の元恋人・小林栄子が事態の収拾と調査に乗り出し、松岡も彼女と共に戦うことを決意するが、感染は日本全国に広がってしまい……。

有効な治療法のないウイルス感染症が広まった日本をリアルにシミュレートしながら、ウイルスと戦う人々の姿を克明に描き出した作品。感染患者が多数搬送され修羅場と化した医療現場で、自らの体力と精神を削りながら治療を続ける医師たち。そして感染症にかかってしまった患者たち。彼らが必死になって“今、できること”を模索し、実行する姿には胸を打たれる。その中心にいて、苦しい事態の中で感情を揺さぶられる医師を妻夫木聡と檀れいが熱演。そんな心を動かす物語の一方、作品の中で進んでいく感染被害の状況には、背筋の寒い思いをするはず。パンデミックの脅威について、大きな警鐘を鳴らす作品だ。(goo映画より)

新型でなくとも、インフルエンザが怖い今日この頃。正体不明の感染症のダメージを想像するだけで頭の中はパニックである。で、本作、そのパニック感を大変うまく伝えている。

病院は戦場だな、という感じがひしひしと浮かび上がってくる。人を救うということは命の選別である。そのリアリズムがいい。救急救命センターのスタッフにはちょっとなれないと思った。

さて、よくできた映画だが、謎のウイルスはどうも正体不明のままである。ワクチンが本当に間に合ったのかどうか。つまり、感染症に人間が勝った印象がどうも薄いのだ。ウイルスが「このくらいでやめてやるか。人間がいなくなると、オレたちも困るもんね」ていう感じが残る。私的には結構不安である。

東京の病院をやめた妻夫木聡先生の新しい職場が北海道北部の酪農地帯の診療所というのもオチとしては今ひとつの感じがしたね。

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2009/01/24

悪夢探偵2

悪夢探偵2
塚本晋也監督。松田龍平。三浦由衣。韓英恵。市川実和子。光石研。

他人の夢の中に入る能力を持った京一は、悪夢探偵と呼ばれていた。彼の新たな依頼者は、雪絵という少女。ちょっとしたイタズラのつもりで、体育館に閉じ込めた同級生の夕子が、その日から不登校となり、雪絵の夢に現れるようになったというのだった。「本当に悪いと思うんだったら、会って謝ればいい」と突き放す京一。しかし、その日から雪絵の周りに事件が起き始める…。

全世界30カ国で公開され、絶賛された『悪夢探偵』の続編が登場。その名を“世界のツカモト”へと一気に押し上げた塚本晋也が監督、脚本を手がける。自分の意思とは反して、人の夢の中に入る能力を持ってしまった京一は、悪夢にうなされて眠れない女子高生の依頼を受ける。思春期の少女たちの交友関係に巻き込まれ、ウンザリする京一だったが、やがて母に愛情を求める雪絵に自分を重ねていくように。出演は松田龍平、三浦由衣、韓英恵、内田春菊、光石研、市川実和子ら。ドラマが続き、映画出演は久しぶりとなる松田龍平の一皮向けた演技に注目。オーディションで選ばれた三浦由衣も、新人離れした独特な存在感を放ち、今後期待出来そうだ。(goo映画より)

前作に続いて「いやだ、いやだ」という主人公のボヤキが聞こえてくる。しかも、本作では、マザコンモードが全開だ。怖いというより、疲れる。自分探しの物語だ。世界との違和を感じることに耐えられない人間が生きるのは大変なことだ。

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2009/01/21

タンカンどっさり

タンカンどっさり
巷ではインフルエンザが流行しつつある。そんなときはビタミンCを取ると、いいらしい。

厳寒の北海道を気遣ってか、南国から嬉しい贈り物が届いた。

タンカンだ。

初耳なので、ネットで調べる。

タンカン(短桶、桶柑、学名:Citrus tankan Hayata)は、ミカン科の常緑樹。ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種のタンゴール (tangor) の一種とされる。
中国の広東省が原産地で、奄美大島を始めとする南西諸島へ1896年(明治39年)頃に台湾から移植された。1929年(昭和9年)頃に本格的な栽培が始まった。タンカンには「短桶」(タンカン)の字があてられており、中国で行商人の持ち歩いた桶がこの由来とされる。また「桶柑」とも表記される。現在の主な産地は沖縄県と鹿児島県の屋久島、奄美大島である。
高温を好む亜熱帯性柑橘類で、夏期多湿で年平均気温が19 - 22度が良いとされる。花期は4月頃、収穫時期は1月で冬の果物である。
果皮の厚さは3 - 4mm。皮と果肉が離れにくいことが欠点であるが、果肉はオレンジ色で柔らかく多汁、酸味は少なく甘味に富み風味が良い。独特の濃厚な甘さが後をひくといわれている。(wikipediaより)

土でもついているかのように、見た目は悪い。しかも、皮は厚く固い。なんか食べづらそうだが、確かに果肉はぎっちり詰まっている。

送ってくれたのは、沖縄の那覇の民謡音楽家の大城美佐子さんだ。昨年、沖縄に初めて行って、居酒屋の「島思い」にお邪魔して以来、親しくしてもらっている。ありがたいことだ。

早速、いただく。あっさりして、うまい。これで風邪を吹き飛ばしてしまえば、嬉しいのだが。

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2009/01/19

007 慰めの報酬

007  慰めの報酬
007  慰めの報酬
マーク・フォースター監督。ダニエル・クレイグ。オルガ・キュリレンコ。マチュー・アマルリック。

初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後にいる組織の存在を知る。早速捜査のためにハイチへと跳び、知り合った美女カミーユを通じて、組織の幹部であるグリーンに接近。環境関連会社のCEOを務める男だが、裏ではボリビアの政府転覆と天然資源の支配を目論んでいるのだった。ボンドは復讐心を胸に秘めながら、グリーンの計画阻止に動くが……。

『007/カジノ・ロワイヤル』に続くダニエル・クレイグ版007の第2弾。前作で初めて愛した女性・ヴェスパーを喪ってしまったジェームズ・ボンドが、復讐心に駆られながらも任務に臨み、巨大な犯罪組織と対決する姿を描いていく。ダニエル・クレイグは前作同様、ジェームズ・ボンドを人間味たっぷりに表現。またアクションでも身体を張ったファイトシーンなどを披露している。本作のボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコは、タフでどこか謎めいた魅力を持つカミーユを鋭く演じた。監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。人間ドラマを描くことに定評のある彼が、クレイグ版ボンドの魅力をより一層引き立てている。(goo映画より)

スピーディーな展開の上、アクションも力が入るし、ハードボイルドである。ボンドガールてんこ盛りだった過去シリーズと隔世の感がある。

でも、昔は東西冷戦のハザマでスパイたちは活躍した。しかし、時間を現代に翻案した時、スパイの敵はなんだか曖昧だ。アルカイーダのようなテロリストでは荷が重すぎるから、敵は今ひとつ志の弱い相手なのは気のせいか。

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2009/01/17

旭川市中央図書館

旭川市立中央図書館
旭川市立中央図書館
午前11時の汽車で旭川へ行く。風邪で体調が優れないのだが、資料収集をしなければならないので、無理をすることになった。汽車は12時20分到着。タクシーでロータリーの傍らの旭川市中央図書館へ行く。

雑誌のバックナンバー約二百号分を調べ、必要な部分をやはり約二百個所コピーしなければならない。

一人でやるとなんだか気が遠くなってしまいそうだ。幸い資料室のスタッフが全面協力してくれたので、結果的には2時間もかからないで終了した。みなさん、ありがとうございました。

コピーは一枚10円で、結構な出費だ。それを取り戻すべく、パチンコ・ボンボンに寄る。千円で二回も大当たり。苦労はしょうもないことで報われるものだ。

ラッキーである。帰りの汽車でコピー原稿を早速パソコンで打ち直し作業を開始する。やはり楽じゃない。まだまだ、この仕事、先が長い。

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2009/01/16

芥川賞と直木賞 決まる 如是我聞

東京で15日夜行われた芥川賞と直木賞の選考会(日本文学振興会主催)について、現地から情報が入電したので転載する。あくまでも間接情報なので、厳密ではないことをあらためてお断りしておきます。

以下、リアルタイムのリポート。

まず、第140回芥川賞は「ポトスライムの舟」の津村記久子さん1人だった。

選考委員の宮本輝さんによる選評。

<最初に墨谷渉、山崎ナオコーラ、吉原清隆が落ちた。次に鹿島田真希が落ち、田中慎弥と津村になり両方強く押す人がいたが「ある差」をもって津村記久子になった。
女性たちの何でもない慎ましやかな生活やその中で生まれる縁を書いている。今の時代に合わせたわけでもないだろうがあえてドラマを書かずある意味文学的に普遍なものを書いた 作家として成長した 文学、小説の組立ともに文句なし>

田中さんが届かなかった理由。
<しかけをたくさん用意したにもかかわらず文学としては玉砕した>

ナオコーラさん。
<前のほうが良かった 今回のっぺりしていた>

墨谷さん。
<こういうフェチの話を書いても、扱った以上はそこから派生してくる人間のミステリアスさを書かないといけない。これは文学になってない>

鹿島田さん。
<これまでの作品の中で一番良く推してもいいとも思ったが、ある時は正気なのか、ある時は狂気なのか、その恐さが書けてない?この女に概念はあっても肉体が伴ってない 途中から繰り返しで退屈>

吉原さん。
<この主人公、その同級生がある一つの類型から出てない。よくある小説になっちゃってる 一番点が低かった>

宮本輝委員の総括。
<今回の傾向。これまで「そこそこ小説」 が多かった。
そこそこの大学を出てそこそこのいい仕事に就いて付き合って…というような。
今度はもっと何か派遣、契約の人たちを登場させて何らかの新しい形を呈示している
「ポトスライム」のような何の変哲もない観葉植物の舟に乗って生きるよるべない人たちを書いているいい小説を選べて大変良かった、と私は思っています>

第140回直木賞は天童荒太さん「悼む人」、山本兼一さん「利休にたずねよ」の2人。

選考委員の井上ひさしさんによる選評。
<3回投票した。天童荒太、道尾秀介、山本兼一の三人が残った>

天童さん。
<この作品ほど書いている作家の姿勢と作品が重なっているものはない。いまは心の時代で、亡くなった人の数ではなく、人間の一番大事な、生と死と愛を前にして「文学は何が出来るか」という芸術のいちばんのテーマに挑戦した。作品としては多少破綻があったけれども>

山本さん。
<現代にも通じる日本人の美意識を創った利休の秘密をえぐり出したのではないかという評価>

道尾さん。
< たいへんな怪作。一人では生きたことにならない、人の罪は許される、お互いに信頼しあわないと生きていけない>

井上ひさしによる総括。
<直木は候補の中から一本を選ぶという慣例がある。だから二本出す時はかなり議論する。最初の投票では山本が一番良かった。
まず天童が決まったが、それだけでは芥川っぽくなって狭いかなと思った。
天童-八年もかけて頼まれもしないのにちゃんとした成果を出している-と、エンタメの山本、この二作で直木の幅が深まったり広まったりするのがいいのでは、と思った。天童さんはよくがんばりましたね>

恩田陸さん。
<こういうコンクールに出てはいけない小説(笑)二人称であるとか。すごく面白いさすが恩田。でも締め括りが弱い。恩田さんは実力から言ってももう直木は三回くらい獲っていてもいいんだけど(笑)>

重ねて井上ひさし委員の分析。
<時代物が書かれる時というのは二つある。世の中が分からない時と、世の中がいっせいに動いてるとき。今は前者。
現代は「個」の時代。他人が何と言おうと自分で判断しなければ。受賞作にも出てる どんなつらくても選んだ人生を生きていく>

津村記久子さんの記者会見。
Q 作家と会社員の二足のわらじですが?
A 今後もできるかぎり正社員として働きたいです。働いてることは創作上でも大事なこと。今回の作品も働いてるからこそ書けた、ということがあるので。

天童荒太さんの記者会見。
<悼む人は賞を「獲った」のではなく「授かり」ました。
これからも痛みを感じているような人、辛い立場にある人にどういう視線を寄せることが共生ということになりうるのかを問うような小説を書きたい>

山本兼一さんの記者会見。
<「強く生きる」ことの大切さ。
「志の高さ」と「自己犠牲(人の為に何ができるか)」つまり「良く生きる」ということ。私は人には貴賎があると思っています。つまり貴い人と賎しい人。最近はそういうことを言わない傾向があるが、ちゃんと言ったほうがいいと思う「人の為に何かできる人はえらい人だ」と。
若いころ、インドやら外国旅行をして帰ってきたら、日本て粘っこくてイヤな国だなと思った。でも私にとっては日本しか帰る所はないし、日本しか見つめ直す所はない。素晴らしい考え方、物が埋まっている。それを探りあてていきたい>

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2009/01/15

雪の三浦綾子記念文学館

三浦綾子記念文学館
三浦綾子記念文学館
仕事と趣味の中間の案件を、新しい年は背負ってしまった。

旭川に行き、いろいろと調べる生活が当分続くことになる。

神楽の三浦綾子記念文学館に寄る。雪の中で静かだ。見学者はポツポツというところか。中を少し見せてもらったが、展示がだいぶん変わっている。

外の景色はロマンチックだ。

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2009/01/06

再度のアピール=イスラエルは直ちに軍事行動を停止せよ

イスラエル軍のガザ地区侵攻の暴挙は拡大の様相を見せている。現地からの報道によると、パレスチナ人民の犠牲者は582人に達し、そのうち159人が子どもだという。(asahi.comから引用)

3日からの地上作戦で、130人のパレスチナ人戦闘員を殺害したとしている。パレスチナの救急車が現場に向かえず、戦闘員の死者数は確認されていないが、これを合わせるとパレスチナ人の死者数は計700人近くに達する可能性もあるという。(47NEWSから引用)

ガザ地区で、空爆や砲撃によって自宅を失った一般市民4000人が難民化し、戦火の中をさまよい歩いている。(MSN産経ニュースから引用)

にもかかわらず、イスラエル軍は停戦の姿勢を示さず、米国もイスラエルを後押しするという誤った態度を続けている。

なぜ悲劇を拡大させるのか。世界を悲しませるのか。

重ねて訴える。

イスラエルは軍事行動を即時停止せよ。
パレスチナ人民の生存を保障せよ。
人道的救援を妨害するな。

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深浦王位の就位式

深浦王位の就位式
昨年7月から9月まで全国の将棋ファンを沸かせた第四十九期王位戦七番勝負で初防衛に成功した深浦康市王位の就位式が1月5日午後4時から、東京・日比谷公園の「松本楼」で開かれた。

日比谷公園では直前まで派遣切りで追い詰められた労働者を無事に越年させるためのテント村がつくられていただけに、晴れの催しも、いささか落ち着かなかったかもしれない。

仕事の関係で案内状をいただいていたこともあるし、ぜひ出席したかったが、札幌に野暮用があり、やむなく欠席した。

北海道新聞によると、深浦王位は「故郷の佐世保(長崎県)で勝つなど、思い出に残る七番勝負でした。二期連続で羽生名人に勝てたことで、将棋の神様に王位と認められた気がした」と喜びを語った、という。

関係者からの情報では、立川流の落語家さんが小咄を一席披露したとのこと。

「深浦王位とかけまして大人気連載中の小説とときます。まもなくもう一巻(冠→1月17日からはじまる羽生名人との第58期王将戦七番勝負で勝つことで)増えるでしょう」

羽生さんは竜王戦で痛い敗北をしているだけに、対局が注目されるところだ。

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2009/01/04

イスラエルのガザ侵攻糾弾

2008年12月27日から続いているイスラエルによるパレスチナ人民=ガザ地区への空爆は、ついに地上戦に突入した。

公表されているだけでも、パレスチナ人民の死亡者は500人に迫らんとしている。いかに政治軍事施設に標的を絞った攻撃と強弁しようと、無差別な殺戮を目指す非人道的蛮行であることは明らかだ。

地上戦はパレスチナ人民を追い詰め根絶やしにする国家テロリズムである。軍事行動は長期化泥沼化し、尊い血がいたずらに流されることになるだろう。

すでに世界中の良識ある人々からイスラエル糾弾の声が挙がっている。イスラエルは直ちに空爆と地上部隊による軍事行動を停止すべきだ。

ハマスによるロケット攻撃を口実としたガザ地区侵略は強者の傲慢である。自らの蛮行でイスラム原理主義のテロリズムを世界に拡散させる愚行である。

米国、イギリス、フランスなど中東紛争に責任ある諸国は直ちにイスラエルの国家テロリズムを停止させるべきである。超大国アメリカの新しい指導者・権力者となる、フセインの名を持つオバマ氏はこのリトマス試験紙から逃げてはなるまい。

日本政府も非戦憲法の精神にのっとり、イスラエルに侵略中止を働きかけるべきである。

米国に端を発した世界不況が中東情勢の不安定化を誘発し、新たな戦争を待望しないことを求めたい。

日本国内で相次いだ無差別殺人事件を憂えたコメンテーターは今こそ、イスラエルの無差別殺人行動を掣肘する言論を発すべきではあるまいか。

2009年を希望に満ちた明るい年とするためにも、自己メディアを持つすべてのネチズンは声を挙げるべきである。

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2009/01/03

野村義一さんの死

野村義一さんの死
アイヌ民族の権利拡充のために尽力した。

2008年12月28日午前8時30分、肺炎のため登別の病院で死去した。

1914年(大正3年)10月20日、一男二女の長男として白老町にて出生。1936年白老漁業会就職。49年−74年、白老漁協専務理事。55年−83年、白老町議会議員。76年−02年、白老町遺族会会長。

94歳。戒名は永幸院法徳日義居士。通夜は平成20年12月30日午後6時、告別式は31日午前9時から白老斎場で執り行われた。

北海道ウタリ協会理事長(1964−96)。以後、顧問。アイヌ無形文化伝承保存会会長(87−2008)。

84年、中曽根首相の懇談会と皇居赤坂御苑の園遊会に招待される。92年、国連本部で先住民族代表として演説した。

83年白老町町政功労賞。94年北海道開発功労賞。97年勲五等双光旭日章、北海道新聞文化賞。05年アイヌ文化賞。

新聞などでは、アイヌ民族の代表的リーダーとして功績が紹介されているが、葬儀のしおりでは叙勲受章者と町政功労者ということが見出しになっていた。

そうした大局的な部分とは異なる私的感想を言えば、野村義一さんは白老小学校のPTA会長として、私たちの前に現れた。それから、町の政治を主導する町議会議員、しかも、会派は覚えていないが、自民党系政治家であったと思う。

もちろん、その後の社会的活躍に異論はない。だが、労働者の子として権力批判に向けて自己形成をしていた若いころの私には国家権力と野村さんの位相がよく理解できなかった。階級闘争と民族問題はいまだに苦手である。

野村さんの経歴(表彰)の中に、私の想像の及ばない骨太の、しかし葛藤を抱えた人生の一端を知ることができる気がする。合掌。

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少雪地帯

少雪地帯
少雪地帯
少雪地帯
少雪地帯
札幌から千歳までは雪景色だ。しかし、苫小牧あたりから少し変わってくる。

沼ノ端は千歳線と室蘭本線が切り替わる駅だ。ここまでは雪が目立つ。苫小牧も雪だ。しかし、太平洋に沿って走り始めると一変する。樽前山が美しく見え始める錦岡になると、雪よりも枯れた原っぱの茶色が多くなる。

日本でも有数の馬産地の社台。今日は意外に雪があった。白老も同じだ。年末に雪が降ったのが残っているらしい。新年に雪があるのは珍しいことだ。どうせ少し暖かくなれば、ゴルフでも始めることだろう。

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実家に里帰り

実家に里帰り
久しぶりに雪がちらついている。午前9時52分札幌発のL特急すずらん2号で、実家のある白老に向かう。到着時間は10時49分の予定だ。

まだ土曜日ということもあって、列車はガラガラ状態である。バラバラに座ればいいのに、なぜか、一番前に座ったら、すぐ後ろに風邪なのか咳込んでいる男性が座ってきた。不思議なことだ。

手土産は昨日、丸井今井や三越、ラルズで仕入れた新春初売り品である。両手に4個紙袋やら梱包包みなどを持っているので、なんだか田舎から出てきたようで恥ずかしい。というか、いかにも田舎に里帰りするおじさんらしい。

出発時間には雪も止み、列車も定時運行のようだ。少し眠くなる。

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2009/01/02

デパートの初売り

デパートの初売り
デパートの初売り
1月2日からデパートは初売りである。昼から札幌市内中心部の丸井今井、三越、ラルズを回る。

勢いで、菓子類を中心に福袋を幾つか買う。たしかに、お買い得ではあるが、買った後に何か損した気分になるのは不思議である。

狸小路を歩いていたら、お屠蘇サービスに遭遇した。ぬる燗を一杯ご馳走になる。デジャブである。そういえば、以前にもご馳走になっている。奇遇である。

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ワールド・オブ・ライズ

ワールド・オブ・ライズ
リドリー・スコット監督。デイビッド・イグネイシアス原作。レオナルド・ディカプリオ。ラッセル・クロウ。マーク・ストロング。ゴルシフテ・ファラハニ。

ロジャー・フェリスはCIAで最高の腕を誇るスパイ。世界中の戦場で常に死と隣り合わせの彼の任務を決めるのは、遠く離れた安全な場所で、時には子供の世話をしながら命令を下すベテラン局員エド・ホフマン。彼らの目的は、地球規模の破壊を含む爆破テロ組織のリーダーを捕まえること。正体不明のその男を罠にかけるには、味方すらも欺く完璧な嘘をつかなければならない。世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘なのか…?

息もつけない頭脳戦と、一瞬先も読めない熱き戦いを描くアクション・エンタテインメント。監督は、『グラディエーター』『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット。原作は、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デイビッド・イグネイシアスがCIA工作員を描いた2007年の小説「ボディ・オブ・ライズ」。(作品資料より)(goo映画より)

ほとんどノンストップで事件が続いていく。いかにもリドリー・スコットらしい迫力満点の映像が素晴らしい。とはいえ、解放感のない重苦しい映画だ。

中東を淵源に世界中に広がっているテロリズム。米国帝国主義とイスラム原理主義の戦いは底なしの泥沼だ。レオ様は米国CIAの現地エージェント、太ったラッセル・クロウはCIA本部の中東担当だ。戦いの最前線の工作員の姿は映画が現実なのか、現実が映画以上なのかわからないほどにリアルだ。しかも、恐ろしい。協力者というスパイを使っての情報合戦、テロリストグループのでっち上げ、拷問と死の日常化、宇宙衛星からの監視と盗聴、盗撮の横行。出口のない報復の連鎖には、なんだか、気が滅入ってくる。

米国サイドからの映画でありながら、米国は美化されていない。なにしろ、CIAの幹部は家族と団らんを楽しみながら、冷酷な指示を出していく。現地の犠牲者に礼を尽くさない。協力者は臆病なテロリストくずれでしかないのだ。そして、当事者の利害よりも米国の利害が作戦を含めたすべてに優先する。中東にかかわりながら、中東が好きな奴なんかいないさ、という感覚だ。そういえば、「ブラックホーク・ダウン」もソマリア内戦が米国には手に余る姿を描いていた。

レオ様はずいぶん男らしい役者となっている。尊大な米国を体現するラッセル・クロウに対して、米国であろうが中東であろうが、生きる場所(人を愛する心)は変わらない、ということを最後に主張する。個人としてはそれが精一杯の正義か。だが、戦いの構図に変わりはない。映画の終わりは、現実においてはエピソードでしかないままだ。

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2009/01/01

小森生活向上クラブ

小森生活向上クラブ
片嶋一貴監督。室積光原作。古田新太。栗山千明。忍成修吾。有森也実。佐野史郎。豊原功輔。

小森正一は、やる気のない新人社員に手を焼く中間管理職。食欲不振と不眠症に悩みながらも改善する気力もなく、うつろな毎日を繰り返している。ある日、電車の中で痴漢の冤罪をなすりつける常習犯の女たちに怒りが爆発し、ホームに突き落として殺してしまう。その日から小森は一変して活力がみなぎり、職場でも部下から尊敬の眼差しを向けられる。悪を退治する快感に目覚めた小森は、拳銃を入手し、次のターゲットを探し始めた。

「コイツがいなれば世の中はよくなるのに」と言われる社会の迷惑な面々を次々と成敗!サラリーマンの妄想を気持ちよく叶えてくれる、室積光原作の「小森生活向上クラブ」が映画化。大手商社勤務の小森課長は、通勤電車で見かけたムカつくOLをホームに突き落とし転落死させたことがきっかけで正義に目覚める。しかし、課長の行為に感銘を受けた部下たちが続々と集まり、陰の活動が一大組織に膨れ上がり…。劇団☆新感線の看板役者、古田新太の映画初主演作品。様々な役をこなしてきた古田の板についたサラリーマン姿が笑える。共演は栗山千明、忍成修吾、有森也実、佐野史郎、豊原功輔ら。監督は、『ハーケンクロイツの翼』(04)の片嶋一貴。(goo映画より)

世の中には怨みを晴らしたり、不正は糺したりするのに私的制裁をもってする、という人たちいる。テレビの必殺仕事人はその好例だろう。そして、最近はそれを真似た闇サイトがあり、正義の鉄拳ならぬ、人を殺める事件まで起きている。

本作はその「必殺」のパロディだろう。「必殺」がいかに非道であるかを、コミカルに描き出している。主人公同様、明るい人殺しにはやはりついて行けなかった。そして、この正義の論理はかつての新左翼たちの内ゲバを想起させるものがあった。

古田新太は好演と言えるかどうか微妙だが、サラリーマンになりきっている。やはり、女優がいい。栗山千明と有森也実がそれぞれ不思議な女のフェロモンを横溢させて魅せた。

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堀野収君の死

堀野収君の死
堀野収君の死
闘病中だった会社の同僚の堀野収君が12月28日に亡くなった。58歳だった。

29日午後6時から通夜、30日午前9時から告別式が大谷地のベルコで。式は無宗教で執り行われた。

胃ガンに冒されているのがわかって、手術を受けてから1年あまりのことである。胃を全摘したが、ガン細胞の転移のスピードは予想以上に速く、他の臓器をも蝕んでいた。自ら調べて、最新の治療法を積極的に取り入れようとしていたが、間に合わなかった。

悲しい。だが、私にとっては他人事ではない。

永訣の 微笑み映し 雪華舞う

新聞を 書きたいという せつなくも

鋭角の ペンを握りて 友逝けり

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