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2008/12/04

幻のシネマ「家畜人ヤプー」

幻のシネマ「家畜人ヤプー」
4日の新聞各紙に「天野哲夫さん死去」の記事が載っている。

天野さんは11月30日午前7時7分、肺炎のため東京都内の自宅で死去したそうだ。82歳だった。出版社に勤務していたが、戦後最大の奇書とされる覆面作家・沼正三の小説「家畜人ヤプー」について、82年に自分が著者であると名乗り出た。ただ、その後は「沼正三の代理人」と語っている。

「家畜人ヤプー」は1970年に出版され、宇宙帝国で日本人・瀬部麟一郎が恋人だった白人女性クララに、家畜として使役されるというSF小説。

この戦後最大の問題作の版権を有するKさんとは銀座の飲み屋で遭遇したことがある。

Kさんからは「谷口君、ヤプーを映画にするぞ。君も出資したまえ」と誘われてしまった。

Kさんについては、いずれ何かの機会に書くことになると思うが、戦後最大のアクロバティックな興行師である。なにしろネス湖にネッシーを探しに行ったり、人間か猿かわからないなぞの生物を連れてきたり。「ホラ」とは違う、ちょっとスケールの大きな人物なのだ。

それで、私も1口5万円のところ、2口10万円を「家畜人ヤプー」制作委員会事務局に送金してしまった。あれは何年前だったか忘れたが、いまだに映画にはなっていない。

それでも本当に映画化されるなら、エキストラで出演する夢を買ったようなものだと思っている。

天野さんとは全く面識はない。Kさんに「ヤプーの本当の作者を教えてよ」と頼んだが、「それはダメ」と断られている。残念。

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