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2008/11/30

ゾンビ・ストリッパーズ-ライバル倒すにやゾンビになるか

ゾンビ・ストリッパーズ
ジェイ・リー監督・脚本。ジェナ・ジェイムソン。ロバート・イングランド。ティド・オーティズ。

そう遠くない未来。第4期目のブッシュ政権は世界各地で戦闘活動を継続していたが、慢性的な兵力不足に悩まされていた。この問題を解決するため、軍とW産業は死人を蘇らせるウィルスを共同開発する。しかし研究所でウィルスが蔓延。感染力の強さからそれは次々と感染者を増やし、掃討作戦でやってきた兵士にも感染してしまう。感染により自らの抹殺を恐れた兵士は場末のストリップクラブへと逃げ込み……。(goo映画より)

そのタイトルの通り、ゾンビ+ストリッパーの夢の(?)競演が実現したホラー・コメディ。研究所から漏れたウィルスに感染しゾンビ化したストリッパーたちが、セクシーかつインパクトの強いポールダンスを繰り広げる。人気ストリッパーのキャットを演じるのは、かつてポルノ界の女王と呼ばれたジェナ・ジェイムスン。そのセクシーさには男女問わず目をひきつけられるはず。またポールダンスだけでなく、見事なタップダンスも披露している。『エルム街の悪夢』でフレディ役を演じたロバート・イングランドも出演。ストリップクラブの主として存在感を放っている。(goo映画より)

ゾンビとストリッパー。すごいな。この発想。エロスとタナトスか。深いというか、薄っぺらいというか。

なにしろ、設定がすごい。ブッシュが大統領やっているものだから、アメリカは世界中で戦争やっている近未来。(いやあ、辞めることになってよかった)。それで、兵士が足りないから、ゾンビ兵士を開発しているというのだからね。そして、ストリッパーたちの思想もすごい。敬虔な純潔主義のクリスチャンもいれば、ニーチェ主義・虚無主義者、トロツキストまでいる。

今回のゾンビはゾンビなのに、まだ完全に頭の中がゾンビになるまでは職業意識がきわめて高いというのが特徴だ。つまり立派なストリッパーのままなのだ。そして、本来は動きが鈍くなるはずなのに、ストリッパーである限りは、激しいセクシーダンスを全身で繰り広げるのである。そして、その職業意識の高さから、自らゾンビになる人が後を絶たないというのも面白い。死の衝動はエロスであり、生の飛躍なんだ。

ライバル同士がゾンビになって繰り広げるダンス合戦。回転するわ、開脚するわ。最後には、普通の映画ではやっていけないはずの秘技というか、下半身の力でスーパーボールが飛ぶし。一番のワルの博士が見事に復讐されて、ジエンドだし。参ったね。

ストリッパーズというタイトルのせいか、ゾンビ映画ファン以外と思われる客も結構入っていましたね。でも、満足度はどうかな。あまりエロとかを期待しないで、何か前衛劇団の芝居小屋に紛れ込んじゃったと思うと、ワラジも入っている山賊の大鍋を味わうようなスリルがありますね。

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