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2008/11/29

GSワンダーランド-日本がお祭りだった時代の点描

GSワンダーランド
本田隆一監督。栗山千明。水嶋ヒロ。浅利陽介。温水洋一。三倉茉奈。三倉佳奈。ケンドーコバヤシ。大杉漣。高岡蒼甫。武田真治。杉本哲太。岸部一徳。

1968年、GS(グループサウンズ)ブームの頃。新人バンドを捜していたレコード会社、ファインレコーズは、弱小プロダクションを営む浅井をスカウトに走らせた。そんな時、見出されたのがマサオたち「ザ・ダイアモンズ」の3人。だが、レコード会社が用意していたのはオルガンがメインの楽曲だった。そのため、梶井は以前事務所に押し掛けてきた歌手志望のミクを男装させ、新メンバーにしてしまう。こうして即席バンド「ザ・タイツメン」のデビューが決まったが…。(goo映画より)

1968年か。おらは17歳だな。つまりは高校生だった。映画の中で、「サイケに、アングラ、学園紛争、日本中が祭りでしょ」と主人公たちが言うシーンがある。祭り。そうだ、そんな時代だった。でも、田舎なので、しかも少し年少なので、本当の同時代じゃないけど。ニアリーだな。

当時は、グループサウンズが音楽の主役だったわけではない。大人の音楽の世界から見ればそれは異端の、若者のはしかのようなものにすぎなかった。もうひとつ、GSのバカ騒ぎに対して、やれ団結だ、手をつなごう、みたいなフォークソング(プロテストソング)もじわじわと流行っていた。それは、うたごえ運動の変種のようでもあった。

フォークソングかグループサウンズか。
心情的にはGS派だった、と思う。どうも、説教臭い音楽など、快楽的じゃありゃしないからだ。昼休みなどに、先輩と称する大学生がやってきて、「はい、手をつないで」「僕らは進む」なんたらかんたらと、偉そうに歌唱指導するものだから、啓蒙しやがって、とフォーク兄ちゃんに敵意を抱いたものだ。

おらは確か苫小牧の王子スポーツセンターにザ・タイガースがやってきたので、実演を見ている。加橋かつみの高音がきれいな「花の首飾り」やジュリーの歌声が甘い「銀河のロマンス」にしびれたものだ。クラスのあんちゃんたちも早速、GSバンドをつくっていた。その隣ではベンチャーズやってるのもいるし、そのまた隣ではショッキングブルーのヴィーナスのチャカチャカチャンなんてイントロやっているのもいる。そりゃあ、エレキ-GS-ロック・ポップスのほうにあこがれたものさ。

さて、本編だ。
結論はこうだ。「コラージュでは時代と寝ることはできないぜ」。
つまり、熱狂を伝えたかどうか。マジカル・GS・ワンダーランド・ツアーとしてはもっと魅力的な物語ができただろうということか。

でも、栗山千明、いいね。タイツがよく似合っていた。そして、温水四人組。クールファイブぽっくて、良かったな。全般は今ひとつだけ、少なくともエピソード的ないくつかは楽しめた。そこは十分評価できる。

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