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2008/10/06

リライアンス・スピルバーグ・ソロス

世界一の映画国と言えば、インドである。以前、「踊るマハラジャ」などが大ヒットしたが、かの国の第一の娯楽と言えば、映画。本拠地のムンバイ(ボンベイ)はハリウッドをもじって、ボリウッドなどと呼ばれているらしい。
 
そこの巨大資本がリライアンス・グループである。重厚長大から軽薄短小まで、インドの産業を押さえている。近年はエンターテインメントに力を入れ、まず国内の映画産業での地歩を固め、ついで海外にも打ってでようとしていた。
 
そして。それが実現した。10月6日の新聞によれば、スティーブン・スピルバーグ率いる「ドリームワークスSKG」がパラマウントから独立し、インドのリライアンス・グループと共同でハリウッドで新映画会社を設立する、と伝えている。
 
資本金の過半数をリライアンスが出資するといい、看板はスピルバーグでも下半身はインド資本が固めている。インド・マネーがハリウッドのヒットメーカーと組んで、これから多くのコンテンツを送り出すことになるわけだ。人口10億人を超すインド、すごいことだ。
 
そして、これにはもう一つ裏がある。リライアンスに投資しているのが、かの有名な投資家のジョージ・ソロスだということだ。彼は膨大な資金を投下する一方で、ある種の戦略的サジェスチョンをしていると思われる。
 
つまり、インド人の資本のようで、迂回した米資本がインドを利用して、新たなマーケットを創り出そうとしているということだろう。インドの一国主義映画は次第にハリウッドに同化していく部分が増えてくるだろう。インドの資本で創った映画だよ、と言いつつ、アメリカ化が進む。
 
昨日はモータリゼーションとスーパーマーケットを通じてアメリカ化の話を書いた。文化的にアメリカ化の侵攻の中心はスリル、スピード、セックスの三位一体たるアメリカン・シネマであることは言うまでもない。日本がそうであるように、インドもその道を歩むのだろうか。私はすでにアメリカに毒されているのだが。

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