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2008/09/21

アキレスと亀

アキレスと亀
北野武監督。ビートたけし。樋口可南子。柳憂怜。麻生久美子。中尾彬。大杉漣。

裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらますます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に励んでいたが、絵はまったく売れなかった。(goo映画より)

海外での映画祭の話題がにぎやかだが、「アキレスと亀」はいかにも北野映画だった。中年の夫婦が見終わって、「つまらんねえ」というような話をしていたのが印象的だった。そりゃ、北野映画だよ。面白いわけないじゃない。一生懸命コントで笑わせるが、結構、寒い。で、終わってから、なんだかしみじみしちゃうね。というのはいつものとおり。

そして、これもまたいつものことであるが、自殺願望があふれ出ている。死にたいほど。狂いたいほど。芸術家だもの。そりゃ、孤独だぜ。でも、今回は愛妻・樋口可南子が最後まで二人三脚となる。まあ、救われるのだが。でも、親は2人とも自殺するし、本人も生きているのが不思議なくらいだ。援助交際している娘に絵の具代をせびり、事件に巻き込まれて死んだ娘の顔をぐちゃぐちゃにするわ。暴走モードは止まらない。

北野映画のお得意のたけし画が横溢していて、これはいい。そして、芸術青年の愚行を追体験しながら、少しずつ落ちていくところもいい。映画の暗さと反比例して、色調が極めて明るいのがおかしい。そして、映画のメッセージ装置には日本があふれている。そこが、海外で評価されるのだと、いつも思う。

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