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2008/08/31

20世紀少年

20世紀少年
堤幸彦監督。浦沢直樹原作。唐沢寿明。豊川悦司。常盤貴子。香川照之。石塚英彦。宇梶剛士。宮迫博之。生瀬勝久。小日向文世。佐々木内蔵助。石橋蓮司。中村嘉葎雄。黒木瞳。


ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した姉の子供を育てているケンヂ。同窓会で会った旧友から、「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト教団が、ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」とそっくりの怪しい事件を起こしていることを聞く。その後、仲間の1人だったドンキーが殺され、事件の謎を解こうとケンヂは立ち上がる。しかし、「ともだち」によって、テロリストの汚名を着せられてしまい…。(goo映画より)

僕は映画を尊敬している。多くの主体の参加によってつくられる擬似現実は魅力的だ。

その上で言わせてもらうと、本作、期待はずれだった。訳あって、劇場映画をほとんど見ない家人と一緒に見たのだが、「隠し砦の三悪人」と比較して、問題外という評価だった。もちろん、感心していたところがないわけではない。「ずいぶんお金をかけているね」「俳優さんもすごい数だね」という。

僕が気に入らなかったのは、テレビドラマならいざしらず、物語のポイントが一作では判然としないことだ。「ともだち」が最大の敵ならば、もう少し描き方があるではないか。なんで、ともだちなのか。さっぱりわからん。つまりは虚仮威しすぎる。

ケンヂ君にしても、なんで戦うのか。自爆テロのような最期なのか。納得できない。9人の戦士がそろっていない気もするし。なぞかけをすべて解く必要などないが、第2作を見ない映画ファンにも見て良かったと思わせていただきたい。トヨエツはまだしも、主役のカラサワは自分の演技に陶酔しているようで、困ってしまう。

鉄人28号や鉄腕アトムへの敬意や毒ガスをまく新興宗教など、さまざまな20世紀のアイテムの亜種がちりばめられているが、気分は20世紀にはもどれなかった。本格も科学も冒険も空虚だ。もっと、シンプルなサムシングが必要なのではないか。

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コメント

自分も本日初日で観てきました。詳しくは自分のブログに書いたのでここには書きませんが、物語のポイントがはっきりしないという点に激しく同意。期待はずれもいいとこでした。

投稿: KLY | 2008/08/31 02:31

まことに御意にございます。
堤監督は割と好きだっただけに、何が悪かったのか残念です。

投稿: たかお=うど | 2008/09/02 08:01

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