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2008/04/29

ブラックサイト

ブラックサイト
グレゴリー・ホブリット監督。ダイアン・レイン 。ビリー・バーク。コリン・ハンクス。

オレゴン州ポートランドを舞台に、自身のWEBサイトに生々しい殺人の映像をライブで載せているシリアル・キラー。彼に苦しめられる犠牲者の運命を握っているのは、罪悪感もなく、好奇心だけでサイトにアクセスする世界中66億人の人々。彼のサイトのアクセス数が増えれば増えるほど、犠牲者たちの死期は早まってしまう。さらに悪いことに、犯行を重ねれば重ねるほどサイトの存在は知れ渡り、アクセス数は増えて被害者の死に至る時間は短縮されていく。ネット犯罪専門のFBI捜査官ジェニファーは、焦りをつのらせながらも必死に手がかりを探るのだが…。

今やニュースや専門知識などの多種情報や、音楽、動画などの娯楽をスピーディーに提供する場として、テレビ以上に生活に欠かせないアイテムとなっているインターネット。しかし、同時にそこは匿名性に乗じた多くの悪意が横行する無法地帯でもあり、ネット犯罪は増加の一途をたどっているが、そんな現状をタイムリーに反映し、全米で一大センセーションを巻き起こした本作。巧妙に立ち回る頭脳明晰な犯人と、捜査に躍起となるネット犯罪専門のFBI捜査官によるサイバー戦がスリリングに展開する。主演は『運命の女』のダイアン・レイン。監督は『真実の行方』『ジャスティス』など、社会派作品で知られるグレゴリー・ホブリット。(作品資料より)(goo映画より)

以前、アルカイダと言われる組織が中東を旅する敵対諸国の観光客らをとらえ処刑するシーンがインターネットにアップされたことがあった。その残虐さは現実のものであるが、本作はある意味、それ以上に怖い。なぜなら、怖いもの見たさの好奇心が犯罪を加速し成就させる。これはだれも止めることはできないが、しかし、だれもが犯罪の加担者たりうるという怖さだ。

映画は怨念に満ちた犯罪をひとまず抑える。しかしながら、その犯罪のメカニズムは決して破棄されていないのだ。だれかが、それを意図したなら、同じようなネット犯罪は劇場型の無意識の集積として実現するだろう。映画は十分に怖いが、現実はそれ以上に怖い。

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文化の香り高いたかお=うどイズムに比べたら幼稚園以下ですが、ブログをはじめて今日で1か月。たまにはみてください。「感謝 カンレキ 雨あられ」といいます。
http://makanangin.at.webry.info/

投稿: 喜多義憲 | 2008/05/23 13:31

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