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2008/03/01

ライラの冒険 黄金の羅針盤

ライラの冒険黄金の羅針盤
クリス・ワイツ監督。ダコタ・ブルー・リチャーズ。ニコール・キッドマン。サム・エリオット。エヴァ・グリーン。ダニエル・クレイグ。

英国に住む少女ライラ・ベラクア。だが、そこは地球上ではなく、もう一つの世界だった。そこでは、人間の魂は守護霊として動物の形をして存在していた。そんなライラの周りで事件が起きる。子供たちが「ゴブラー」に誘拐されるのだ。親友ロジャーも姿を消した。その真相に迫ろうとしたとき、彼女の冒険が始まる。手にするのは真実を明らかにする黄金羅針盤。一緒に行くのはジプシーの一族と、守護霊のパンタライモン、そして、魔女セラフィナ・ベカーラと気球乗りのリー・スコーズビーとよろいクマのイオレク・バーニソンだ。背後で陰謀をめぐらし人間を支配しようとする宗教権力者たち、そしてなぞの女性コールター夫人。戦いと冒険はまず北極へと針路を向けるのだった。

またしても少年ファンタジーだ。短い映画好きにはちょうどいい長さだ。でも、なんだかいよいよ戦いが本格的に始まるぞ、なぞが明らかになるぞ、というところで、すべて終わりました。どうなってるねん。早く続編やれよ、第3部までひっぱるなよ、という気分が鬱積したまま終わります。これはいかん。原作はフィリップ・ブルマン「黄金の羅針盤」3部作だそうで、本編はその第1部らしい。

本作の見どころは、王位決定戦で敗れ、みじめな修理クマとして鮭ならぬ酒をえさに人間に飼い殺しにされていたよろいクマを立ち直らせて、立派なボディガードとして再生させるところでしょうか。もちろん、魔女とジプシー軍団による戦闘シーンもありますが、中心はよろいクマです。守護霊のパンタライモンはまだ形がきまっていないので変化しますが、ご主人様に匹敵するようなキャラには育っていませんね。

単独で北極に向かった叔父のアスリエル卿をダニエル・クレイグが演じていますが、いささかまともで007らしくないと映りました。15000人から選ばれた13歳のダコタちゃんはさすがに磨けば光る才能と個性を持っているようですが、個人的にはビビビとは来ません。幼さと女っぽさの二重性が欲しい役どころだと思いますが、ちょっと物足りない。

「ハリー・ポッター」の魔法と同様、ここでは「羅針盤」が超越的な力を発揮します。守護霊=ダイモンとか、魔女とか、出生の秘密とか、選ばれた少女とか、例によって子供たちにウケるアイテムをふんだんにちりばめて物語は進行します。映像はやはりファンタジーですから楽しめます。そこそこおもしろいけれど、訴えるものが少ない。そんな印象です。

ライラの冒険 黄金の羅針盤 - goo 映画
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» ライラの冒険 黄金の羅針盤 [Matthewの映画日記?]
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』を、観て来ました。 あらすじは、 ライラの生きる世界は、自分たちの住む世界とは似て非なるパラレルワールドである。ライラの生きる世界の人々は、自分の魂がダイモンと呼ばれる生き物となって守護霊のように、寄り添い生きている。ダイモンは自分の魂で繋がっているため、ダイモンを傷つければ、その持ち主も傷つく。 主人公のライラは、両親のいない孤児であるが、唯一の肉親である叔父のアスリエル卿により、オックスフォード大学の学寮に預けられ教育を受けているが、両親のいない寂しさからか... [続きを読む]

受信: 2008/03/03 07:07

» ★「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 [ひらりん的映画ブログ]
久しぶりに試写会に当たったので、 「日本教育会館一ツ橋ホール」まで観に行ってきました。 それにしてもこの作品・・・やたらと試写会を連発してるような・・・。 そんなにタダで見せなくても、ヒットしそうだけど・・・。... [続きを読む]

受信: 2008/03/05 03:24

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