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2008/03/18

愚劣な争闘と可能性の歌手

愚劣な争闘と可能性の歌手
愚劣な争闘と可能性の歌手

NHK。日本、ほう、そう、きょうかい? などと揶揄されている半国営放送である。その会長にアサヒビール相談役の福地茂雄氏が選ばれた。どうでもいいことである。外部からの経済人登用で、NHKは次第に解体されていく、ジャーナリズムととしての放送の独立性はだんだんと薄れ、経済功利性や時の権力とのなれあいが進むだろう。それは困ったことではあるが、国営放送を認めていない私としては時代の流れであろうと思っている。

この話には前触れがある。次期会長人事をめぐり、NHK経営委員のうち二人が古森重隆経営委員長(富士フイルムホールディングス社長)の議事運営を批判。「独断的に過ぎ、到底、支持することができない」として、選出過程の透明性確保などを求める抗議文を送ったのだ。その2人は菅原明子(菅原研究所所長)、保ゆかり(オフィスピュア代表)。
 
福地氏が年が明け、新会長になったことはご存じのとおりだが、菅原明子氏は抵抗し、日銀副総裁を務めたジャーナリストの藤原作弥氏を会長に推薦したが、新聞社の監査役を務めていることがわかり、藤原氏は候補から除外されてしまった。

そこで、黒い手が動き始める。まず、菅原さんが社長を務める会社がが東京国税局の税務調査を受け、7年間で約1億5千万円の所得隠しを指摘されていたことが暴露された。追徴税額は重加算税を含め約5千万円。なぜ、そんな大きな査察が突然、タイミングよくやってくるのか。言うことを聞くうちは甘く見てはむかえばたたく。アメとムチ。

なんともひどい話だ。これらはNHKというよりも、NHKをめぐる権力闘争が一人の有能な女性経営者を押しつぶしたという「いけにえ」事件として長く記憶にとどめねばなるまいと思う。新会長誕生まもなく、政府は菅原氏をNHK経営委員会委員から辞任させている。

菅原さんのスキャンダルは金銭問題にとどまらない。売れてもいない夫の歌手を紅白歌合戦に売り込んだというコネ疑惑も週刊誌に書かれた。これは人格と家族への攻撃である。あまりにも、ひどい話だ。

私はこの「売れていない夫の歌手」をよく知っている。「菅原(すがはら)やすのり」さんだ。早稲田大学出身。彼は若い時は「街角のフリオ」と言われ、ムーディーな歌のうまい魅力的な歌手だった。その後、難民キャンプをはじめ世界各地で平和コンサートを続けてきた。「長崎の鐘」に触発され日本の歌を大切に平和をうたうことに、意欲を燃やしつづけてきた。その活動はなんど紅白歌合戦になんど出てもおかしくない。

小さなコンサートで出会い、その後、時々、お手紙をいただいている。写真は数年前にいただいた案内状だ。こんな暴力と謀略にめげず、がんばって欲しいと思っている。どんな悪もその存在を抹殺することはできない。

すがはらさんが歌ってくれた歌で一番好きなのは坂本九のカバーで「ともだち」という歌だ。君の目の前の小さな花に語りかける。
「踏まれても蹴られても雨風が吹き荒れても」「ほら笑っている、ほらともだちだ」。くじけないで!

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