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2008/02/17

エリザベス ゴールデン・エイジ

エリザベスゴールデン・エイジ
シェカール・カプール監督。ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン。

初代エリザベス女王の物語。16世紀のイギリスはまだヨーロッパの最強国ではなかった。国内にはスコットランドのカトリック教徒を抱え、国外にはカトリックを盾に世界に覇権をうちたてていたスペインが攻撃のチャンスを狙っていた。25歳で即位したエリザベスは「バージン」として結婚も子も産まなかったが、国家と結婚していたも同然だった。

そんな折、エリザベスを狙った暗殺未遂事件が起きた。首謀者としてスコットランド女王メアリーが処刑された。それを口実にスペインのフェリペ2世は無敵艦隊を率いてテムズ川に迫ろうとしていた。エリザベスは馬に乗って前線の兵士を励ました。一方、彼女の寵愛を受けていた海賊あがりのローリー卿らは地の利を生かし捨て身の火炎船攻撃で迎え撃って、イングランドを守ろうとした。

言うまでもなく、イングランドはスペイン艦隊を破る。これによって、イングランドが守られたのみならず、イギリスは新大陸をはじめ世界の「バージニア」を手にすることになるのだ。エリザベスが覇権を手にするまでを描くと同時に、女としての彼女の葛藤がサブストーリーとして展開する。人間の母にはならないが、イギリス国民の母となるプライドを説得力豊かにで描きだす。

ケイト・ブランシェット。すでに10年ほど前に「エリザベス」で女王を演じている。本作は国家と結婚したエリザベスの黄金期編とでも言うべきだ。彼女は美人であるが、どこか違う。悪い言い方だが、どこか死者顔である。それが、16世紀の女王を演じると、見事にその世界に行ってしまう。役者としての優越性というべきか。

余談だが、最初の「エリザベス」の時の恋人はしなやかなジョセフ・ファインズが演じていたはず。ファインズは「恋に落ちたシェイクスピア」でグイネス・パルトロウとも恋役だった。 今回のクライヴ・オーウェンはかなり男臭い。側近役のジェフリー・ラッシュも前作に引き続きの出演だ。エリザベスの分身のベスをアビー・コーニッシュが演じている。ほかの作品を見ていなかったが、魅力的でいいですね。なんだか、もっともっと活躍しそうです。

エリザベス:ゴールデン・エイジ - goo 映画
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