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2008/01/31

新左翼とは何だったのか

新左翼とは何だったのか
荒岱介著。幻冬舎新書、本体価格740円。
著者は「悪魔の第3次ブント」などと叫びつつ、近年はNPOとか称して環境市民運動をしている共産同戦旗派のトップだった。輝かしい新左翼党派官僚の経歴の持ち主である。
本書は若い世代に向けて書いた新左翼入門書だ。正直、現在45歳以上の人間にはいささか冗長でかったるい内容である。通史をわかりやすく書いているつもりだろうが、何かパッションのようなものが足りない。自治会の利権構造を批評してみても、中大や明大などの自治会や大衆運動をまともにやったわけではなく、早大を離れてからは党派指導者に転身したためか、大衆運動の内部の苦闘が見えない。同じ学生運動活動家でも、その現場にこだわり続けていた島泰三「東大安田講堂1968-1969」(中公新書)や神津陽「極私的全共闘史 中大1965-68」(彩流社)に遠く及ばない。パラダイムチェンジ。軽いから姿を変えられる。当然であるが。
誤解のないように言っておけば、「破天荒伝」などの人物ものはおもしろいので、その方面の秘話をどんどん書いてもらいたい。

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