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2008/01/11

日本一のダメ男?

日本一のダメ男?
札幌にはいろいろな歴史の記憶がある。
札幌市中央区南大通の西2丁目。丸井今井デパート大通館の通路の横には、小説家・武林無想庵の誕生の地の記念プレートがある。ほほーっと、感心する。こんなところから著名人が…。
武林無想庵。よく知らない作家である。で、調べる。

以下は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の記述。
「北海道札幌市に生まれる。幼少時に東京の写真師、武林盛一の養子となる。東京府立一中・一高を経て東京帝国大学英文科に進学、後に国文科に転籍した。大学を中退後に京都新聞社員となるも、その後、放浪生活を繰り返す。 1920年、二番目の妻となる中平文子(後に宮田文子)と結婚後、渡欧。娘イヴォンヌが生まれる。滞欧生活は長きに渡った。 1943年に失明。三番目の妻、朝子の筆記・編纂による会員制の個人誌『むさうあん物語』(全44冊別巻3冊・1957年-1969年)は彼の死後も刊行が続いた。享年82。墓所は雑司ヶ谷霊園。」

次は、山本夏彦著「無想庵物語」の内容紹介文。
「芸術家として新機軸を出したい…、そう希いつつ無軌道な愛欲と放浪の果てに、芥川龍之介・谷崎潤一郎を凌ぐ博識を生かせぬままついに失敗した小説家・武林無想庵。その破天荒な生涯を、彼の親友山本露葉の子息としてパリで起居を共にした著者が、哀惜の念をこめて描く。第41回読売文学賞を受賞した傑作評伝。 」

最後に、渋谷豊「私の好きなダメ男たち」(白水社、連載・エッセイ)より。
「武林無想庵──芥川龍之介を驚嘆させた程の博学多識にして、希代の生活無能力男。第一次大戦後、妻・文子を連れて渡仏したものの、慣れない異国暮らしでその生活無能力ぶりに拍車がかかり、やがて文子に呆れられ、裏切られ、『ばか勝』と罵られる日々を送った」

愛欲と放浪の果ての転落か。なんだか、ぞくぞくするようなダメ男ではないか。

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» ネックレス [,日本一のダメ男?]
また読みにきます!次の記事も楽しみにしてます。 [続きを読む]

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