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2007/09/08

エウ゛ァンゲリヲン降臨その5

エウ゛ァンゲリヲン降臨その3
綾波レイはいい。
「決戦、第3新東京市」はアニメ版第6話であり、今回の「新劇場版・序」のクライマックスでもある。使徒との戦いに備える碇シンジと綾波レイ。更衣室で死を予感するシンジに対して、レイは言う。「あなたは死なないわ。わたしが守るもの」と。レイは中性的なキャラクターであり、あまり感情をあらわにしない。だけど、この2人によるヤシマ作戦だけは積極的である。
「綾波はなぜ(エヴァに)乗るの」「絆だから」「絆?」「そう、絆」
「強いんだな、綾波は」というシンジに「わたしにはほかに何もないもの」
この後、おなじみの月光に浮かび上がる綾波レイの姿が登場する。
シンジを守って自らは崩れ落ちるレイ。駆け寄るシンジ。このシーンは零号機が暴走した時に、碇ゲンドウがレイを助け出したシーンの反復である。「さよならなんて悲しいことを言うなよ」というシンジ。
綾波レイは立派なことをしたのに、自分の感情を表せない。
「ごめんなさい。こういう時、どんな顔をすればいいのかわからないの」
「笑えばいいと思うよ」
レイは初めて笑顔を見せる。
いい。綾波レイはいい。不条理な運命を背負わされた母のいない14歳の少年少女たちが繰り広げる絶望的な死闘。それがエヴァの基調低音である。だが、その荒涼たる精神風景の中で見せるこの綾波2号の笑顔こそ、この閉塞する物語の唯一の救いである。
次回も大サービス大サービス。「レイ、心のむこうに」何があるか。

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